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Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent V9 導入ガイド JSVR部品 JSVR-Webサービス JSVRAX編
FUJITSU Software

2.1.4 Charset-Web入力で解決できる問題

Charset-Web入力を使用することで、Web環境での日本語処理に関する、次の問題を解決することができます。

◆クライアントへの資源の配付が煩雑という問題を解決

従来は、クライアント側で表示を行うために、外字フォントや文字入力を行うための、かな漢字変換辞書などを、クライアントへインストールしたり配付したりする必要がありました。Charset-Web入力では、すべての資源がサーバ側に集約されており、クライアント側にはWebブラウザやJSVR-Webサービスを利用するアプリケーション以外の資源をインストールしたり配付したりする必要がありません。

◆外字を含めた日本語の入力手段が非効率という問題を解決

従来、難読文字や外字の入力を行うには、その文字をコードブックから目で探し出して、文字コードを確認し、それをコード入力する、という手順を、1文字ずつ行う必要がありました。Charset-Web入力では、JSVR部品やJSVRAXにて、「読みを入力して[変換]キーを押す」という日本語IMEライクな文字入力環境を提供します。その他、JSVR-Webサービスも含めた各運用形態で、読み・画数・部首・手書き文字(部品)認識など、さまざまな項目で文字検索が可能な機能も提供します。

◆外字を扱うWebアプリケーションの作成・運用が困難という問題を解決

Charset-Web入力のJSVR部品は、Webページ中に簡単なスクリプトを記述することで使用できますが、さらに、「◆他製品との連携機能」の「2. Formcoordinatorとの連携(Windows for x86版のみ)」や「3. Webcoordinatorとの連携」のように、簡単な手順で、外字を扱うWebアプリケーションベースの電子帳票を作成・運用することが可能です。これらに必要な手間は、Charset-Web入力を使用しない(外字の入力・表示機能を使用しない)場合とほとんど変わりません。

また、JSVR-Webサービスを利用すると、Webページだけではなく、JavaやMicrosoft .NET Frameworkなどによるプログラムからも、Charset-Web入力の機能(辞書検索/手書き部品認識)を利用することができます。インタフェースはHTTPのGET/POSTを利用して呼び出すことができ、結果はCSV形式で得られます。

また、Webページ中にJSVRAXが提供するHTMLタグを記述することで、JSVR部品よりさらにWindowsで一般的な操作感を持つ外字入力・表示機能を利用することができます。