1.7.2 CSVファイル形式のサイレントインストール

インストールパラメーターは、以下の形式でCSVファイルに指定します。

CSVファイルの記述形式は“■CSVファイルの形式”を参照してください。

参考

インストールパラメーターCSVファイルのサンプルは、以下にあります。
- Charset Manager-M、Charset Manager-Aの場合
```
[インストール媒体]\citool\sample_install.csv
```
- クライアントの場合
```
[インストール媒体]\citool\client\sample_install.csv
```
- Charset-入力アシストの場合
```
[インストール媒体]\citool\cmime\sample_install.csv
```

文字コード

Shift JIS

フォーマット

installInfo,	softwareName,	[ソフトウェア名称]
installInfo,	OS,	[OS名]
installInfo,	Version,	[バージョン]
installInfo,	Edition,	[エディション]
installInfo,	Name,	[ソフトウェアID]
parameters,	[パラメーターのキー名],	[パラメーターの値]
parameters,	・・・,	・・・

■installInfoパラメーター

installInfoパラメーターに設定する値について説明します。

※製品ごとに異なる説明は、【】内に以下のように示します。
Charset Manager-M：Ｍ、Charset Manager-A：Ａ、クライアント：Ｃ、Charset-入力アシスト：Ｉ

分類	installInfoパラメーター		備考
ソフトウェア名称	キー名	softwareName	省略可能
	型	string
	デフォルト値	<なし>
	値	【Ｍ】Interstage Charset Manager Standard Edition 【Ａ】Interstage Charset Manager Standard Edition Agent 【Ｃ】Interstage Charset Manager Standard Edition Client 【Ｉ】Interstage Charset IME
OS名	キー名	OS	省略可能
	型	string
	デフォルト値	<なし>
	値	Windows
バージョン	キー名	Version	省略可能
	型	string
	デフォルト値	<なし>
	値	V9.6.0
エディション	キー名	Edition	省略可能
	型	string
	デフォルト値	<なし>
	値	Standard Edition
ソフトウェアID	キー名	Name	必須
	型	string
	デフォルト値	<なし>
	値	【Ｍ】Interstage Charset Manager Install 【Ａ】Interstage Charset Manager Agent Install 【Ｃ】Interstage Charset Manager Client Install 【Ｉ】Interstage Charset IME Install

※省略可能とは、行がなくてもエラーにはならない設定です。

※値には、本製品で設定する値が記載されています。

■parametersパラメーター

parametersに設定できるパラメーターについて説明します。

注意

parametersパラメーターは1つ以上指定してください。

Charset Manager-M、Charset Manager-A、クライアントの場合

※製品ごとに必須なパラメーターは、説明欄の【】内に以下のように示します。
Charset Manager-M：Ｍ、Charset Manager-A：Ａ、クライアント：Ｃ
無効なパラメーターを設定した場合は、無視されます。また、パラメーター出力では出力されません。

分類	parametersパラメーター
インストールログファイル	キー名	INFOFILE
	型	string
	デフォルト値	c:\Windows\temp\silent-install_charset.log
	値	【Ｍ/Ａ/Ｃ】インストール結果を出力するインストールログファイル名をフルパスで指定します。存在しないファイルを指定した場合には作成しますが、上位ディレクトリが存在しない場合にはエラーとなります。存在するファイルを指定した場合には、上書きされます。
運用形態	キー名	USETYPE
	型	number
	デフォルト値	1
	値	【Ｍ/Ａ】製品の運用形態です。 1：日本語資源運用サーバ 2：印刷資源運用サーバ
インストールディレクトリ	キー名	INSTALLDIRECTORY
	型	string
	デフォルト値	C:\Program Files\CharMGR
	値	【Ｍ/Ａ/Ｃ】製品のインストール先ディレクトリです。
管理ディレクトリ	キー名	RESOURCEDIRECTORY
	型	string
	デフォルト値	C:\resMGR
	値	【Ｍ/Ａ/Ｃ】製品の管理ディレクトリです。
再起動	キー名	REBOOTSYSTEM
	型	number
	デフォルト値	1
	値	【Ｍ/Ａ/Ｃ】インストール後に再起動するかどうかを指定します。 1：再起動する 2：再起動しない
外字ファイルの共通化	キー名	UDCOPTION
	型	number
	デフォルト値	2
	値	【Ａ/Ｃ】複数ユーザーで外字ファイルを共通にするかどうかの指定です。 1：共通にする 2：共通にしない
Charset Validator機能	キー名	VALIDATORINSTALL
	型	number
	デフォルト値	1
	値	【Ｍ/Ａ】Charset Validator機能のインストール有無です。 1：インストールする 2：インストールしない
拡張データ変換機能	キー名	WCONVINSTALL
	型	number
	デフォルト値	2
	値	【Ｍ/Ａ】拡張データ変換機能のインストール有無です。 1：インストールする 2：インストールしない
Charset Converter機能	キー名	CONVERTERINSTALL
	型	number
	デフォルト値	2
	値	【Ｍ/Ａ】Charset Converter機能のインストール有無です。 1：インストールする 2：インストールしない
マニュアル	キー名	MANUALINSTALL
	型	number
	デフォルト値	1
	値	【Ｍ/Ａ/Ｃ】マニュアルのインストール有無です。 1：インストールする 2：インストールしない
IPアドレス	キー名	IPADRESS
	型	string
	デフォルト値	<なし>
	値	【Ａ】IPアドレスまたは資源管理サーバ名を設定します。
Charset Manager資源配付機能の環境設定	キー名	DELIVERYENVIRONSETTING
	型	number
	デフォルト値	2
	値	【Ｍ/Ａ】Charset Manager資源配付機能の環境設定をするかどうかの指定です。 1：環境設定をする 2：環境設定をしない
Charset Manager資源配付機能の作業用ディレクトリ	キー名	DELIVERYLOGRESDIR
	型	number
	デフォルト値	2
	値	【Ｍ/Ａ/Ｃ】Charset Manager資源配付機能の作業用ディレクトリをインストールディレクトリ配下にするか、管理ディレクトリ配下にするかの指定です。 1：インストールディレクトリ配下 2：管理ディレクトリ配下
外字ロードサービス	キー名	UDCLOADSERVICE
	型	number
	デフォルト値	2
	値	【Ｍ/Ａ】外字ロードサービスを利用するかどうかの指定です。 1：利用する 2：利用しない

Charset-入力アシストの場合

分類	parametersパラメーター
インストールディレクトリ	キー名	INSTALLDIR
	型	string
	デフォルト値	C:\Program Files\CharIME
	値	製品のインストール先ディレクトリです。
標準の言語	キー名	INPLANG
	型	number
	デフォルト値	1
	値	標準の言語として設定 0:既定の言語として使用しません。 1:既定の言語として使用する。上記設定以外は、0として処理します。
ログオン後に既定の言語に設定	キー名	LOGLANG
	型	number
	デフォルト値	0
	値	常にログオン後に使用する言語を、Charset-入力アシストに設定 0: 使用しません。 1: 常に使用します。上記設定以外は、0として処理します。また、標準の言語が"0"指定時も、0として処理します、
入力モード - 入力方式	キー名	INPUT
	型	number
	デフォルト値	0
	値	入力方法 0:ローマ字 1:かな上記設定以外は、0として処理します。
入力モード - 文字の幅	キー名	INPWIDHT
	型	number
	デフォルト値	1
	値	文字の幅 0:全角 1:半角上記設定以外は、1として処理します。
入力モード - 入力の種類	キー名	INPTYPE
	型	number
	デフォルト値	0
	値	文字の種類を設定 0:ひらがな 1:カタカナ 2:英数上記設定以外は、0として処理します。
ユーザー資源移行	キー名	REMOVE
	型	number
	デフォルト値	2
	値	本バージョンへのユーザー資産の移行方法を設定 0 既に本バージョンのユーザー資源がある場合はそのまま使用する。 1 旧バージョンのユーザー資源がある場合は引き継いで使用する。 2 本バージョンのユーザー資源が既にある場合は引き継がない。 3 本バージョンのユーザー資源を初期化して作成する。

■CSVファイルの形式

CSVファイルの形式は、RFC4180を基に以下の仕様とします。

レコードについて

各レコードは改行「CRLF」で区切ります。（「CR」、「LF」のみの改行は動作保証しません。）
ファイル末尾には改行を指定してください。
レコード内の各フィールドはカンマ「,」で区切ります。（カンマはASCII（1byte文字））
aaa,bbb,ccc
→
aaa
bbb
ccc
カンマが連続した場合、および、改行の前にカンマがある場合は、カンマの次に空データがあるものとします。
aaa,,ccc
→
aaa
ccc
aaa,bbb,
→
aaa
bbb
ヘッダーは指定できません。
field1
field2
field 3
aaa,bbb,ccc
→
aaa
bbb
ccc

ダブルクォーテーションについて

ダブルクォーテーションで囲む場合は、同じレコードのすべてのフィールドをダブルクォーテーションで囲みます。
"aaa","bbb","ccc"
→
aaa
bbb
ccc
改行、ダブルクォーテーション、カンマを含むフィールドは、ダブルクォーテーションで囲みます。
"aaa","bb
b","ccc"
→
aaa
bb
b
ccc
"aaa","bb,b","ccc"
aaa
bb,b
ccc
ダブルクォーテーションで囲まれているフィールドでダブルクォーテーションを使用する場合は、ダブルクォーテーションでエスケープします。
"aaa","bb""b","ccc"
→
aaa
bb"b
ccc

注意

以下の場合はエラーとなります。

区切り(カンマ)の前後に空白、タブなどがある。
空白、タブなどを入れた場合、それらも1文字として認識するため、パラメーターエラーの原因となります。
ダブルクォーテーションで囲まれているフィールドの前後に空白がある。
"zzz ", "yyy ", " xxx "
フィールド数が異なる。
aaa,bbb
aaa,bbb,ccc
aaa,bbb,ccc,ddd
ダブルクォーテーションで囲まれているフィールドと囲まれていないフィールドが混在する。
aaa,"bbb",ccc
"xxx",yyy,"zzz"
ダブルクォーテーションのエスケープが崩れている。
"aaa","bb"""b","ccc"

参考

CSVフォーマット(RFC4180)
http://www.upken.jp/kb/csv.html#E59FBAE69CAC

1.7.2 CSVファイル形式のサイレントインストール

1.7.2.1 インストールパラメーターCSVファイルの作成

1.7.2.2 サイレントインストールの実行

1.7.2.3 サイレントインストールの出力メッセージ

aaa,,ccc	→	aaa		ccc
aaa,bbb,	→	aaa	bbb

		field1	field2	field 3
aaa,bbb,ccc	→	aaa	bbb	ccc