グローバルサーバや、Windowsなどで作成した印刷資源は、ネットワークプリンタ運用や電子帳票システム運用など、利用製品ごとに管理体系が異なっています。そのため、同一資源を製品ごとに重複して管理していました。
本機構(印刷資源管理/適用)では、オーバレイ、FCB、外字、およびVSP固有資源といった印刷資源を一元管理することによって、各製品に共通な管理機構を提供します。
本機構を導入することにより、印刷資源の有効利用を図ることができます。
本機構は、「印刷資源の登録」、「印刷資源の管理」、「印刷資源の配付」、「印刷資源の適用」の4つの機能によって構成されています。
本マニュアルでは、印刷資源管理機能が動作するサーバを管理サーバ、印刷資源適用機能が動作するサーバを部門サーバと称します。
図1.1 印刷資源管理/適用(全体構成)
オーバレイ/FCB/外字をグローバルサーバから流通する場合は、グローバルサーバのADJUSTを使用して、「ファイル転送」「DRMS」「WSMGR」により管理サーバへ資源を転送します。
さらに、外字については、グローバルサーバのADJUST UDCマネージャ連携を使用し、日本語資源管理を介して、管理サーバへ資源を転送する方法もあります。
部門サーバへの適用方法は、「Centric Managerを使用した資源配付」とファイルコピーによる方法があります。
注意
グローバルサーバから、ADJUST UDCマネージャ連携(図1.1 印刷資源管理/適用(全体構成)の注)を介してダウンロードされた外字は、管理サーバの日本語資源管理に格納されます。印刷資源管理機能は、日本語資源管理にある外字を取り出し、部門サーバへの配付を行います。詳細については、“Charset Manager 使用手引書 日本語資源管理編”と“Charset Manager 使用手引書 日本語資源適用編”、本マニュアルの“1.4.1.4 外字の登録”、または“2.2.2.5 外字の登録”を参照してください。