Agent/Proxy ManagerからManagerへ送信するデータは、一時的に可変ファイル格納ディレクトリ配下のDsaForwarder/DsaForwarder_sumに保持されます。
DsaForwarderディレクトリにはリソースデータが、DsaForwarder_sumディレクトリにはサマリデータがそれぞれ保持されます。なお、Managerが二重化運用されている場合には、DsaForwarder2、DsaForwarder2_sumのディレクトリも使用されます。
Managerとの通信が途絶えた場合、通信が再開されるまでは、このディレクトリ配下にデータが蓄積されることになります。
注意
データ送信の不通の状態が長く続くと、未送信データでディスクが圧迫されます。可変ファイル格納ディレクトリのディスクの空き容量が50MB(デフォルトの場合)を下回ると警告メッセージ、10MB(デフォルトの場合)を下回るとエラーメッセージを出力してAgent/Proxy Managerは動作を停止します。
ただし、ディスクの空き容量が十分あっても未送信データのファイル数が一定量(約30000ファイル)を超えた場合には、ディスクの使用量を抑えるために、60分間隔で日付の古いファイルから自動的に削除します。ファイルが削除された場合、削除した期間の性能データに抜けが発生します。
警告メッセージや、エラーメッセージが頻発して業務に影響する場合は、「6.12 ディスクスペースの空き領域の監視」を参照して、監視値の変更を実施してください。
蓄積されたファイルが不要となり、手動で削除したい場合は、以下の手順で削除してください。
■本手順を行う前に
Agent/Proxy Managerの常駐プロセスが起動している場合は、「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、常駐プロセスが停止しているか確認してください。
■格納場所
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaForwarder <可変ファイル格納ディレクトリ>\transfer\DsaForwarder_sum |
【UNIX版】
/var/opt/FJSVssqc/temp/DsaForwarder /var/opt/FJSVssqc/temp/DsaForwarder_sum |
■手順
Agent/Proxy Managerが認識するManagerのIPアドレスの確認
確認方法については、「6.4.1 Agent/Proxy Managerが認識するManagerのIPアドレス/ホスト名の変更」を参照してください。
Agent/Proxy Managerのサービス/デーモンの確認
Agent/Proxy Managerの常駐プロセスが停止しているかを確認します。
停止の確認については、「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照してください。
DsaFowarder/DsaForwarder_sumディレクトリ内のファイルの削除
DsaFowarder/DsaForwarder_sumディレクトリ内のファイルを削除してください。
注意
DsaFowarder/DsaForwarder_sumディレクトリは削除しないでください。
Agent/Proxy Managerのサービス/デーモンの起動と確認
「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが起動しているか確認してください。