Systemwalker Service Quality Coordinatorは通常、可変ファイル格納ディレクトリとして設定したディスクスペースの空き領域を以下の条件で監視しています。
空き領域が50MBを割り込んだとき、警告メッセージを出力する。
空き領域が10MBを割り込んだとき、異常メッセージを出力し、動作を停止する。
警告メッセージやエラーイベントが頻発して業務に影響する場合、システムの状況によってしきい値を変更したい場合、または監視するディスクスペースを追加する場合は、本手順を実施してください。
■本手順を行う前に
Systemwalker SQC DCMサービスまたはdcmdプロセスが起動している場合は、「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを停止してください。また、Systemwalker SQC DCMサービスまたはdcmdプロセスが停止しているか確認してください。
■手順
DSAconfiguration.txtを修正します。
■格納場所
【Windows版】
<可変ファイル格納ディレクトリ>\control\DSAconfiguration.txt |
【UNIX版】
/etc/opt/FJSVssqc/DSAconfiguration.txt |
spacemonセクションのmonitor_freeを修正します。
■修正前
######################################################## [spacemon] execute_style=on path=%BASE_DIRECTORY/bin/dsa_spacemon # dsa_spacemon specific parameters check_interval=10 warn_interval=5 record_type=SQC3CONTROL monitor_free=50,10,%VARIABLE_DIRECTORY ★デフォルト監視設定 ######################################################## |
※"%VARIABLE_DIRECTORY"は、インストール時に指定した「可変ファイルディレクトリ」を示すマクロです。
デフォルトでは、警告値が50MB、異常値が10MB に設定されています。
状況に応じて、任意の値(単位MB)に変更してください。
ポイント
空き領域を監視するディスクスペースを追加する場合は、上記定義ファイル内のmonitor_freeの行を複製して、"%VARIABLE_DIRECTORY"の部分を、監視するディレクトリのフルパス名に変更してください。
######################################################## [spacemon] : monitor_free=50,10,%VARIABLE_DIRECTORY monitor_free=50,10,E:\work\PDB ★複製して変更 : ######################################################## |
サービス/デーモンの起動と確認を行います。
「付録B 常駐プロセス、起動と停止」を参照して、サービス/デーモンを起動してください。また、常駐プロセスが起動しているか確認してください。