NFSロックフェイルオーバ機能はローカルのファイルシステムで使用できます。あるファイルシステムについてNFSロックフェイルオーバを構成設定した後に、そのファイルシステムで障害が発生すると、ファイルシステムとともにNFSロックもフェイルオーバされます。
この機能を使用するには、以下の事前準備が必要です。
クラスタ内のすべてのノードからアクセスできる共用ディスクを用意する必要があります。
NFS ロックフェイルオーバを動作させるには専用のディレクトリを用意する必要があります。 既存のディレクトリを指定しないでください。 このディレクトリはNFS ロックフェイルオーバにのみ使用されます。 このため、既存のディレクトリを指定すると、以後そのディレクトリは他のアプリケーションで使用できなくなります。
NFSロックフェイルオーバを使用するアプリケーションそれぞれに1つIPアドレスを割当てます。ローカルのファイルシステムを構成する時に、このIPアドレスをNFSロックフェイルオーバに指定します。このアドレスをIp Addressサブアプリケーションにも割り当て、ファイルシステムを含むアプリケーションとともに切替えられるようにします。
注意
NFS ロックフェイルオーバに選択できるファイルシステムは、userApplication ごとに1 つとしてください。