■関連ソフトウェアのインストールと設定
共用ディスク装置を使用するために必要なソフトウェア製品のインストールと設定を行います。インストールおよび設定の手順については、各ソフトウェアのインストールガイドおよびマニュアルを参照してください。
ポイント
ディスク装置がFibre Channelインタフェースの場合、Fibre Channel ドライバ(PFCA)のインストールと設定が必要です。
インストールの詳細については、“FUJITSU PCI Fibre Channel x.x for Solaris TM Environment インストール手順”を参照してください。
ディスクアレイ装置をマルチパス構成で使用する場合は、下記のマニュアルを参照してソフトウェアのインストールと設定を行ってください。
ENTERNUSマルチパスドライバを使用する場合
“ETERNUSマルチパスドライバユーザーズガイド”
マルチパスディスク制御ロードバランスオプション(MPLB)を使用する場合
“インストールガイド マルチパスディスク制御ロードバランスオプション x.x for Solaris TM Environment”
“マルチパスディスク制御ロードバランスオプション説明書”
マルチパスディスク制御(MPHD)を使用する場合
“インストールガイド マルチパスディスク制御 x.x for Solaris TM Environment”
“マルチパスディスク制御説明書”
ETERNUS2000、ETERNUS3000、ETERNUS4000、ETERNUS6000あるいはETERNUS8000ディスクアレイをシングルパス構成で使用する場合は、ハードディスクドライバ(HDDV)のインストールと設定が必要です。
HDDVのインストールの詳細については、“ハードディスクドライバ説明書”を参照してください。
ETERNUSマルチパスドライバを使用し、各ノードにそのノードのみで使用するローカルディスクがある場合、以下のいずれかの対応が必要です。
各ノードのローカルディスクのマルチパスデバイスに対し、重複しないインスタンス番号を割り当てる
各ノードのローカルディスクのマルチパスデバイスのインスタンス番号が重複している場合、自動リソース登録を実行する前に、ローカルディスクのマルチパスデバイスを自動リソース登録の除外リストに登録しておく
除外リストの詳細については、“PRIMECLUSTER Cluster Foundation 導入運用手引書”を参照してください。
上記の対応を行わず、各ノードのローカルディスクのマルチパスデバイスのインスタンス番号が重複している場合、自動リソース登録が失敗します。
■共用ディスク自動構成の前準備
共用ディスクの自動構成を行う前に、論理ユニットのフォーマットとラベル付けを行ってください。
参照
手順については、使用するソフトウェア製品のマニュアル(“マルチパスディスク制御説明書”、“マルチパスディスク制御ロードバランスオプション”、または“ETERNUSマルチパスドライバユーザーズガイド”)を参照してください。
共用ディスクの自動構成については、“5.1.3 クラスタリソース管理機構の初期設定”と“6.3.1 共用ディスクの自動構成”を参照してください。
注意
この段階では、MPHD,MPLB,GRMPDの論理パスの作成は行わないでください。
MPLBまたはETERNUSマルチパスドライバがインストールされていて、ディスク装置がロードバランスをサポートしている場合、共用ディスクの自動構成を行うと、MPLBの論理パスを自動生成し、MPLBのリソースを自動登録します。
共用ディスクの自動構成により、MPHDの論理パスを自動生成し、MPHDのリソースを自動登録したい場合は、事前にclsetacfparam(1M)コマンドによりパラメタの設定をしてください。
参照
clsetacfparam(1M)コマンドによるパラメタの設定方法については、“5.3 共用ディスク装置接続確認の設定”を参照してください。
共用ディスクの自動構成を行う前に、format(1M)コマンドを使用して、ディスクにラベル付けを行ってください。
参照
共用ディスクの自動構成については、“5.1.3 クラスタリソース管理機構の初期設定”と“6.3.1 共用ディスクの自動構成”を参照してください。