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NetCOBOL V12.2 PowerCOBOL ユーザーズガイド
FUJITSU Software

6.4.2 クイックウォッチ

プログラムが中断している場合、[クイックウォッチの設定]ダイアログボックスにデータ名を指定することにより、データの現在値を参照することができます。[クイックウォッチの設定]ダイアログボックスは、[デバッグ]メニューの[クイックウォッチ]コマンドで表示することができます。また、表示されたデータ上では、ポップアップメニューからコマンドを選択することにより、以下のことができます。

コマンド

説明

[編集]

データの値を変更します。

[ウォッチ]

データをウォッチウィンドウへ追加します。

[16進数]

データの値を16進数で表示します。

[変更時中断]

データの値が変更されたときに、実行を中断するかどうかを変更します。

[スケール]

データの値の上方にスケールを挿入します。

ポイント

  • 指定したデータが集団項目や添字付きデータ項目の場合、データ名の左側の符号をクリックすることにより、細分化して表示できます。

  • [クイックウォッチの設定]ダイアログボックスでは、中断点を設定する場合と同様に、データが使用されているイベント手続きやプログラムを選択することもできます。
    モジュールに登録した外部COBOLファイル中のデータの値を参照する場合は、[プログラム選択]タブを使ってプログラム名を選択することができます。ここで選択できるのは、すでにWindows上にロードされているプログラムだけです。ロードされていないプログラムを指定する場合は、直接[外部プログラム.内部プログラム]にプログラム名を入力してください。

  • [クイックウォッチの設定]ダイアログボックスで最初に表示されるタブは、手続き編集ウィンドウやデバッグツリーウィンドウでの選択項目の状態などにより、異なります。

注意

  • COBOLプログラムの実行が始まる前に、EXTERNAL属性データの値を表示することはできません。

  • 連絡節(LINKAGE SECTION)に記述されたデータの値は、そのプログラムが呼び出され、実行しているあいだだけ表示することができます。

  • [プログラム選択]タブを使ってプログラム名を選択する場合、外部プログラム名としてフォーム名を選択すると、内部プログラム名として"POW-SCRIPTLETn"(nは正数値)が表示されます。これらは、選択したフォームに含まれるイベント手続きに対応したCOBOLの内部プログラム名です。

  • ランタイムコードセットをUnicode("1 - UTF16,LE"または"2 - UTF16,BE")にして作成したアプリケーションをデバッグ中、Unicode固有の文字(シフトJISコードに対応するコードがない文字)を、データの値として入力する場合には、16進数の形式で指定してください。