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Interstage Application Server V12.2.0 J2EE ユーザーズガイド(旧版互換)
FUJITSU Software

4.3.5 SQL Serverを使用する場合の環境設定

本章ではMicrosoft(R) JDBCドライバを使用してSQL Serverに接続する場合の環境設定について説明しています。

SQL Serverを使用する場合は、以下の環境設定が必要です。

デフォルトではFile System Service Providerを使用しないデータソースが定義されます。File System Service Providerを使用する場合の設定については、“JDBC(データベース)を参照する場合の共通事項”の“File System Service Providerを使用する場合の環境設定”を参照してください。


1.Microsoft(R) JDBCドライバのダウンロードとインストール

ダウンロード

Microsoft(R) SQL Server(TM)には同梱されていません。Microsoft Corporationのホームページより、ダウンロードしてください。JDBCドライバは使用するSQL Server(TM)のバージョンに合わせて適切なものを使用してください。

インストール

インストールについては、Microsoft Corporationのホームページに記載されているインストール方法を参照してください。


2.リモート接続の設定

無償版や開発・テストシステム向けの製品など、使用する製品によっては、デフォルトの設定ではリモート接続できない場合があります。
Microsoft(R) SQL Server(TM)のマニュアルを参照して、リモート接続が可能となるよう設定してください。


3.環境変数の設定

設定する環境変数の設定項目と、動作環境ごとの設定方法は以下のとおりです。

環境変数の設定項目

Microsoft(R) JDBCドライバを動作させるために必要な、以下を設定してください。

設定項目

パス名 (注1)

クラスパス

<JDBCドライバのインストールディレクトリ>
\sqljdbc_<version>\<location>\<JDBCドライバのファイル名> (注2)

1) SolarisまたはLinuxの場合、“\”を“/”に読み替えてください。
2) <version>: Microsoft(R) SQL Server JDBC Driver 6.2の場合、“6.2”
    <location>: 日本語版の場合は“jpn”、英語版の場合は“enu”
    <JDBCドライバのファイル名>:IJServerワークユニットが動作するJavaをサポートしているJDBCドライバのファイル名。


IJServerを使用する場合の設定方法

IJServerを使用する場合の環境変数の設定方法”を参照して設定してください。


クライアント環境の場合の設定方法

クライアント環境でJ2EEアプリケーションクライアントを動作させる場合は、環境変数に設定してください。以下に、設定例を記載します。

Windows(R)上の環境設定でシステム環境変数に設定する場合の例

[スタート]-[コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[システム]-[システムの詳細設定]の環境変数ボタンをクリックしてください。

注意

Windows Server(R) 2012の場合の説明です。使用するOSにより操作方法は異なります。

コマンドでシステム環境変数に設定する場合の例

set CLASSPATH=%CLASSPATH%;C:\mssqlserver\sqljdbc_6.0\jpn\sqljdbc42.jar

[Cシェルの場合]
setenv CLASSPATH ${CLASSPATH}:/opt/mssqlserver/sqljdbc_6.0/jpn/sqljdbc42.jar


4.Interstageへのデータソース登録

Interstage管理コンソールでデータソースを定義します。詳細は、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。また、isj2eeadminコマンドを使用して変更することもできます。詳細は“リファレンスマニュアル(コマンド編)”の“isj2eeadmin”を参照してください。


5.JDBCドライバロギング機能

Microsoft(R) JDBCドライバでは、JDKが提供するjava.util.loggingパッケージのロギング機能を利用してデバッグが可能です。JDBCドライバのログを出力したい場合は、JDBCドライバのドキュメントを参照してください。デフォルトの標準出力、標準エラー出力はコンテナログに出力されます。

注意

Interstageのユーザスナップ情報の出力でも、JDKが提供するjava.util.loggingパッケージのロギング機能を利用しています。そのため、ユーザスナップ情報を出力すると、デフォルトではJDBCドライバのログも出力されます。JDBCドライバのログを抑止したい場合は、以下の定義を行ってください。

定義ファイル格納ディレクトリ


C:\Interstage\EJB\etc

/opt/FJSVejb/etc

定義ファイル名

FJlogging.properties

追加定義

com.microsoft.sqlserver.jdbc.level = OFF