ワークスペース全体ではなくワークスペース内の個々のプロジェクトを移行したい場合には、以下の手順でインポートすることができます。
ワークベンチの起動時に、[Eclipse ランチャー]画面で、移行したいプロジェクトが格納されているワークスペースとは異なるワークスペースを指定します。
メニューバーから[ファイル] > [インポート]を選択し、[一般] > [既存プロジェクトをワークスペースへ]を選択します。
[プロジェクトのインポート]画面で、[ルート・ディレクトリーの選択]に移行したいプロジェクトが格納されているワークスペースフォルダを指定します。
[プロジェクト]の欄にインポート可能なプロジェクトの一覧が表示されます。インポートしたいプロジェクトがチェックされていることを確認し、[プロジェクトをワークスペースにコピー]をチェックして、[完了]をクリックします。
メニューバーから[プロジェクト] > [旧バージョンのワークスペース/プロジェクトの更新]を選択し、更新が必要なプロジェクトがあれば更新します。更新の状況はコンソールビューに表示されますので、更新が正常に行われたことを確認してください。
注意
移行するプロジェクトは、プロジェクトとして正常な動作が確認できる状態にした上でインポートを実施してください。
閉じているプロジェクトがある場合、そのプロジェクトは[旧バージョンのワークスペース/プロジェクトの更新]の対象になりません。更新したいプロジェクトを開いた状態にしてから実施してください。
[旧バージョンのワークスペース/プロジェクトの更新]が行われた後に自動ビルドが実行された場合、クラスパスが正しく設定されているにもかかわらずパッケージエクスプローラでプロジェクトにエラーマークが付くことがあります。このような場合にはプロジェクトを一度クリーンして再度ビルドするとエラーマークが消えます。
[旧バージョンのワークスペース/プロジェクトの更新]が行われた後に自動ビルドが実行された場合、同時に既存のプロジェクトがビルドされてしまいます。既存のプロジェクトをビルドしたくない場合には、新規ワークスペースを利用してワークスペース/プロジェクトの更新を行う以下の方法で回避することができます。
作業用の新規ワークスペースを指定して、Interstage Studioを起動します。
旧ワークスペースから移行するプロジェクトをインポートし、[旧バージョンのワークスペース/プロジェクトの更新]を行います。
Interstage Studioを終了し、移行先のワークスペースを指定して、Interstage Studioを再起動します。
作業用のワークスペースから移行するプロジェクトをインポートします。
作業用に新規作成したワークスペースを削除します。
自動更新を行ってもプロジェクトのプロパティのビルダに、"ビルダ(ビルダ名*)が欠落"と表示されてしまう場合があります。その場合、もう一度自動更新を行うことで解消される場合があります。
*: ビルダ名には以下のような値が表示されます。
com.fujitsu.apworks.apdesinger.java.packagerbuilder
なお、"ビルダ(ビルダ名)が欠落"と表示されてしまっていても、上記の操作で解消される場合は、ビルドエラーなどの不具合は発生しません。
プロジェクトの参照を行っている場合、移行の際には参照先のプロジェクトも同時に移行されます。そのため、参照先のプロジェクトに以下の対応が必要なプロジェクトがある場合は、それらの対処を先に実施してください。
また、参照先のプロジェクトのいずれかがワークスペース上に存在しない、もしくは閉じている場合、移行処理が正しく行われません。そのため、参照先のプロジェクトはすべてワークスペース上に存在し、開いた状態であることを確認してから実施してください。