Storage Cluster環境の保守手順について説明します。
本項では、便宜上、以下の名称を定義して説明します。
本項の説明で利用する定義名 | 定義名の意味 |
---|---|
ETERNUS-A | Primaryストレージ |
ETERNUS-B | Secondaryストレージ |
ETERNUS-C | PrimaryストレージまたはSecondaryストレージを撤去したあと、Storage Cluster環境を再構築するために用意するETERNUS ディスクアレイ |
ポイント
TFOグループのステータスは自動的に更新されます。手順と異なるステータスが表示されている場合は、しばらく待ち合わせるか、「9.4.2.2 TFOグループのステータス更新」を参照してTFOグループのステータスを手動で更新してから、再確認してください。
手順の中で利用するETERNUS CLIのコマンド名および書式は、ETERNUS ディスクアレイに付属のマニュアルを参照してください。
AdvancedCopy Managerを運用している場合のアドバンスト・コピーの保守内容は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」および「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」を参照してください。
AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合、コマンドの詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「コマンドリファレンス」を参照してください。
AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合、コマンドの詳細は、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「コマンドリファレンス」を参照してください。
保守内容 | 実行中のコピー種別 | ||
---|---|---|---|
OPC/QuickOPC | SnapOPC+ | EC/REC | |
(a)コピーセッションの停止 | acopc queryコマンドでコピーセッションを確認し、acopc cancelコマンドでコピーセッションを停止してください。 | acsnap queryコマンドでコピーセッションを確認し、acsnap cancelコマンドでコピーセッションを停止してください。 | acec queryコマンドでコピーセッションを確認し、acec cancelコマンドでコピーセッションを停止してください。 |
(b)TFOステータスが"Standby"のコピーセッションの停止 | accopy queryコマンドでTFOステータスが"Standby"のETERNUS ディスクアレイにあるコピーセッションを確認し、accopy fcancelコマンドでコピーセッションを停止してください。 | ||
(c)AdvancedCopy Managerの環境設定削除 | acpair removeコマンドでコピーペアを削除してください。 | ||
(d)AdvancedCopy Managerの環境設定 | acpair addコマンドでコピーペアを追加してください。 | ||
(e)コピーセッションの開始 |
| acsnap startコマンドでコピーセッションを開始してください。 | acec startコマンドでコピーセッションを開始してください。
|
(f)コピーセッションの状態確認 | 『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド Copy Control Module編』の「Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を復旧する場合」を参照して、コピーセッションの状態確認と復旧を実施してください。 | ||
(g)管理サービスの停止 | acservice stopコマンドで管理サービスを停止してください。 |
保守内容 | 実行中のコピー種別 | ||
---|---|---|---|
OPC/QuickOPC | SnapOPC+ | EC/REC | |
(a)コピーセッションの停止 | swsrpstatコマンドでコピーセッションを確認し、swsrpcancelコマンドでコピーセッションを停止してください。 | ||
(b)TFOステータスが"Standby"のコピーセッションの停止 | 運用管理サーバにおいて、accopy queryコマンドでコピーセッションを確認し、accopy fcancelコマンドでコピーセッションを停止してください。 レプリケーション管理機能のコマンドでは、TFOステータスが"Standby"のストレージに対する操作を実行できません。このため、TFOステータスが"Standby"のストレージのコピーセッションだけを停止する場合は、AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能のコマンドを利用してください。 | ||
(c)AdvancedCopy Managerの環境設定削除 | swsrpdelvolコマンドで、複製ボリューム情報を削除してください。 TFOステータスが"Active"のETERNUS ディスクアレイにコピーセッションが存在する場合は、swsrpdelvolコマンドに-eオプションを指定して、複製ボリューム情報を削除してください。 | ||
(d)AdvancedCopy Managerの環境設定 | swsrpsetvolコマンドでAdvancedCopy Managerの環境を設定してください。 | ||
(e)コピーセッションの開始 |
| swsrpmakeコマンドに-Cオプションまたは-Pオプションを指定して、コピーセッションを開始してください。 | swsrpstartsyncコマンドでコピーセッションを開始してください。
|
(f)コピーセッションの状態確認 | 『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用ガイド』の「Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を復旧する場合」を参照して、コピーセッションの状態確認と復旧を実施してください。 |
復旧の際は、ペアとなっているボリューム間でイニシャルコピーが行われます。イニシャルコピーの所要時間の目安は、「表9.6 イニシャルコピーの所要時間(物理容量が1TBのボリュームにおける目安値)」を参照してください。
ETERNUS ディスクアレイを筐体ごと交換する場合の手順について説明します。
Primaryストレージを交換する場合
ETERNUS-AのTFOステータスが"Active"で運用中にETERNUS-Aが故障した際、Failoverモードが"Auto"の場合は自動Failoverされますが、Failoverモードが"Manual"の場合は手動Failoverを実施してください。
ETERNUS-AのCAポートに接続されているファイバーチャネルケーブルを抜きます。iSCSI構成の場合は、LANケーブルを抜きます。
AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用して運用している場合は、AdvancedCopy Manager CCMの管理サービスを停止します。
管理サービスの停止手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」の「(g)管理サービスの停止」を参照してください。
「9.4.3.10 Storage Cluster環境の削除」の手順を実施してすべてのTFOグループを削除します。
FC構成の場合は、ETERNUS-Bに設定されている論理WWPN/WWNNを引き継ぐために、[WWPN引き継ぎ]のチェックボックスをチェックしてすべてのTFOグループを削除してください。
iSCSI構成の場合は、[WWPN引き継ぎ]のチェックボックスがグレーアウトされて表示されます。
ETERNUS-Aを撤去します。
撤去したETERNUS-Aと同様の業務ボリュームをETERNUS-Cに作成します。この時点では、業務サーバとETERNUS-Cを結線しないでください。
ETERNUS-BをPrimaryストレージ、ETERNUS-CをSecondaryストレージとして、Storage Cluster環境を構築します。iSCSI構成の場合は、必ず、TFOグループを設定したあとにETERNUS-CのCAポートを設定してください。
手順2で断線させたファイバーチャネルケーブルをETERNUS-CのCAポートに接続して、業務サーバとの結線を接続します。iSCSI構成の場合は、LANケーブルを接続して、業務サーバとの結線を接続します。
ETERNUS-BのすべてのTFOグループのフェーズが"Normal"になっていることを確認したあと、すべてのTFOグループを選択して手動Failoverを実施します。
ETERNUS-BのCAポートに接続されているファイバーチャネルケーブルを抜きます。iSCSI構成の場合は、LANケーブルを抜きます。
「9.4.3.10 Storage Cluster環境の削除」の手順を実施してすべてのTFOグループを削除します。
FC構成の場合は、ETERNUS-Cに設定されている論理WWPN/WWNNを引き継ぐために、[WWPN引き継ぎ]のチェックボックスをチェックしてすべてのTFOグループを削除してください。
iSCSI構成の場合は、[WWPN引き継ぎ]のチェックボックスがグレーアウトされて表示されます。
ETERNUS-BをSecondaryストレージ、ETERNUS-CをPrimaryストレージとして、Storage Cluster環境を構築します。iSCSI構成の場合は、必ず、TFOグループを設定したあとにETERNUS-BのCAポートを設定してください。
手順10で断線させたETERNUS-Bと業務サーバの結線を、再接続します。
ETERNUS-CからETERNUS-Bへのイニシャルコピーが完了し、元の運用状態に戻ります。
AdvancedCopy Managerを運用している場合、AdvancedCopy Managerの環境を設定します。設定手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(d)AdvancedCopy Managerの環境設定」を参照してください。
注意
手順4で、ETERNUS-Bに設定されているTFOグループを削除したあとは、ETERNUS-Aを再接続しないでください。FC構成の場合はWWPN/WWNNの重複、iSCSI構成の場合はiSCSI IPアドレスの重複によるデータ破壊を起こす可能性があります。
Secondaryストレージを交換する場合
ETERNUS-Bを本製品から削除し、管理対象外とします。
AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用して運用している場合は、AdvancedCopy Manager CCMの管理サービスを停止します。
管理サービスの停止手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」の「(g)管理サービスの停止」を参照してください。
「9.4.3.10 Storage Cluster環境の削除」の手順を実施してすべてのTFOグループを削除します。
新たにSecondaryストレージとするETERNUS-Cを本製品に登録します。
ETERNUS-AとETERNUS-Cで、Storage Cluster環境を再構築します。
AdvancedCopy Managerを運用している場合、AdvancedCopy Managerの環境を設定します。設定手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(d)AdvancedCopy Managerの環境設定」を参照してください。
参照
手順4と手順5は、「9.3 作業の流れ」の「Primaryストレージだけで運用していた環境にSecondaryストレージを追加する場合」を参照し、Secondaryストレージで実施してください。
PrimaryストレージまたはSecondaryストレージでRAID故障が発生しているかは、以下の条件で確認してください。
Webコンソールで、装置ステータスが"Normal"以外である、かつ、
Webコンソールで、RAIDグループのステータスが"Broken"である
PrimaryストレージのRAIDが故障した場合
ETERNUS-AのTFOステータスが"Active"で運用中にETERNUS-AのRAID故障が発生した際、Failoverモードが"Auto"の場合は自動Failoverされますが、Failoverモードが"Manual"の場合は手動Failoverを実施してください。
ETERNUS-AのTFOステータスが"Standby"で運用中の場合、この手順は不要です。
Failbackモードを"Auto"で運用している場合は、コピーセッションの状態を確認してからフェイルバックする必要があるため、"Manual"に変更します。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、故障したRAIDに属しているボリュームのコピーセッションを停止します。
停止手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(a)コピーセッションの停止」を参照してください。
コピーセッションの状態を確認した結果、ETERNUS-Aのコピーセッションが停止していない場合は、追加でETERNUS-Aのコピーセッションだけを停止してください。Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用している場合、かつ、自動Failoverした場合は、ETERNUS-Aのボリュームのコピーセッションだけを停止できます。
ETERNUS-Aのコピーセッションだけを停止する手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(b)TFOステータスが"Standby"のコピーセッションの停止」を参照してください。
ETERNUS-Aにおいて、「9.4.3.7 TFOペアの解除」の手順を実施してTFOペアを解除します。
ETERNUS-AのRAIDを保守します。
ETERNUS-Aにおいて、「9.4.3.8 TFOペアの復旧」の手順を実施してTFOペアを復旧します。
ETERNUS-BからETERNUS-Aへのイニシャルコピーが完了するのを待ちます。
Storage Clusterのオーバービュー画面で、TFOグループのフェーズが"Failback Ready"になっていることを確認します。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、コピーセッションを開始します。
開始手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(e)コピーセッションの開始」を参照してください。
ETERNUS-AとETERNUS-Bで、コピーセッションの状態が一致していることを確認します。
確認手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(f)コピーセッションの状態確認」を参照してください。
手動Failbackを実施します。
手順2でFailbackモードを"Manual"に変更した場合は、"Auto"に変更します。
SecondaryストレージのRAIDが故障した場合
ETERNUS-BのTFOステータスが"Active"で運用中にETERNUS-BのRAID故障が発生した際は、手動Failbackを実施します。
ETERNUS-BのTFOステータスが"Standby"で運用中の場合、この手順は不要です。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、故障したRAIDに属しているボリュームのコピーセッションを停止します。
停止手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(a)コピーセッションの停止」を参照してください。
コピーセッションの状態を確認した結果、ETERNUS-Bのコピーセッションが停止していない場合は、追加でETERNUS-Bのコピーセッションだけを停止してください。Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用している場合、かつ、手順1で手動Failbackしていない場合は、ETERNUS-Bのボリュームのコピーセッションだけを停止できます。
ETERNUS- Bのコピーセッションだけを停止する手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(b)TFOステータスが"Standby"のコピーセッションの停止」を参照してください。
ETERNUS-Bにおいて、「9.4.3.7 TFOペアの解除」の手順を実施してTFOペアを解除します。
ETERNUS-BのRAIDを保守します。
ETERNUS-Bにおいて、「9.4.3.8 TFOペアの復旧」の手順を実施してTFOペアを復旧します。
ETERNUS-AからETERNUS-Bへのコピーが完了するのを待ちます。
Storage Clusterのオーバービュー画面で、TFOグループのフェーズが"Normal"になっていることを確認します。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、コピーセッションを開始します。
開始手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(e)コピーセッションの開始」を参照してください。
ETERNUS-AとETERNUS-Bで、コピーセッションの状態が一致していることを確認します。
確認手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(f)コピーセッションの状態確認」を参照してください。
PrimaryストレージまたはSecondaryストレージでRAID閉塞が発生しているかは、以下の条件で確認してください。
Webコンソールで、装置ステータスが"Normal"以外である、かつ、
Webコンソールで、RAIDグループのステータスが"No Disk Path"である
PrimaryストレージのRAIDが閉塞した場合
ETERNUS-AのTFOステータスが"Active"で運用中にETERNUS-AのRAID閉塞が発生した際、Failoverモードが"Auto"の場合は自動Failoverされますが、Failoverモードが"Manual"の場合は自動Failoverされません。Failoverモードが"Manual"の場合は、手動Failoverを実施してください。
ETERNUS-AのTFOステータスが"Standby"で運用中の場合、この手順は不要です。
Failbackモードを"Auto"で運用している場合は、コピーセッションの状態を確認してからフェイルバックする必要があるため、"Manual"に変更します。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、閉塞したRAIDに属しているボリュームのコピーセッションを停止します。
停止手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(a)コピーセッションの停止」を参照してください。
コピーセッションの状態を確認した結果、ETERNUS-Aのコピーセッションが停止していない場合は、追加でETERNUS-Aのコピーセッションだけを停止してください。Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用している場合、かつ、手順1でフェイルオーバしていない場合は、ETERNUS-Aのボリュームのコピーセッションだけを停止できます。
ETERNUS-Aのコピーセッションだけを停止する手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(b)TFOステータスが"Standby"のコピーセッションの停止」を参照してください。
ETERNUS-Aにおいて、「9.4.3.7 TFOペアの解除」の手順を実施してTFOペアを解除します。
ETERNUS-AのRAIDを保守します。
ETERNUS-Aにおいて、「9.4.3.8 TFOペアの復旧」の手順を実施してTFOペアを復旧します。
ETERNUS-BからETERNUS-Aへのコピーが完了するのを待ちます。
Storage Clusterのオーバービュー画面で、TFOグループのフェーズが"Failback Ready"になっていることを確認します。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、コピーセッションを開始します。
開始手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(e)コピーセッションの開始」を参照してください。
ETERNUS-AとETERNUS-Bで、コピーセッションの状態が一致していることを確認します。
確認手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(f)コピーセッションの状態確認」を参照してください。
手動Failbackを実施します。
手順2でFailbackモードを"Manual"に変更した場合は、"Auto"に変更します。
SecondaryストレージのRAIDが閉塞した場合
ETERNUS-BのTFOステータスが"Active"で運用中にETERNUS-BのRAID閉塞が発生した際は、手動Failbackを実施します。
ETERNUS-BのTFOステータスが"Standby"で運用中の場合、この手順は不要です。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、閉塞したRAIDに属しているボリュームのコピーセッションを停止します。
停止手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(a)コピーセッションの停止」を参照してください。
コピーセッションの状態を確認した結果、ETERNUS-Bのコピーセッションが停止していない場合は、追加でETERNUS-Bのコピーセッションだけを停止してください。Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用している場合、かつ、手順1で手動Failbackしていない場合は、ETERNUS-Bのボリュームのコピーセッションだけを停止できます。
ETERNUS-Bのコピーセッションだけを停止する手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(b)TFOステータスが"Standby"のコピーセッションの停止」を参照してください。
ETERNUS-Bにおいて、「9.4.3.7 TFOペアの解除」の手順を実施してTFOペアを解除します。
ETERNUS-BのRAIDを保守します。
ETERNUS-Bにおいて、「9.4.3.8 TFOペアの復旧」の手順を実施してTFOペアを復旧します。
ETERNUS-AからETERNUS-Bへのコピーが完了するのを待ちます。
Storage Clusterのオーバービュー画面で、TFOグループの動作状態が"Normal"になっていることを確認します。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、コピーセッションを開始します。
開始手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(e)コピーセッションの開始」を参照してください。
ETERNUS-AとETERNUS-Bで、コピーセッションの状態が一致していることを確認します。
確認手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(f)コピーセッションの状態確認」を参照してください。
Primary TFOグループのTFOステータスが"Active"で運用中に、CAポートの故障または結線異常によってPrimary TFOグループに属しているCAポートに異常が発生しているかは、以下の条件で確認してください。
Webコンソールにおいて、ストレージ装置のポートの状態が"Error"である。または
Primary TFOグループが属しているストレージ装置でCAポートのLink状態がLinkdownであることを通知するSNMPトラップが、WebコンソールのイベントログおよびDashboardに表示されている
CAポートLinkdownによる自動Failover機能を利用している場合
Primary TFOグループのTFOステータスが"Active"で運用中に、Primary TFOグループに属しているすべてのCAポートがLinkdownした場合、自動Failoverが動作します。以下の手順で環境を復旧してください。
WebコンソールのStorage Clusterのオーバービュー画面で、TFOグループのフェーズが"Failback Ready"と表示されていることを確認します。
CAポートの保守を実施して、CAポートを復旧します。
手動Failbackを実施します。
注意
閉塞したCAポートを復旧せずに手動Failbackを実施すると、再び自動Failoverが行われて業務I/Oが停止する可能性があります。必ず、CAポートの保守を行ったあとに手動Failbackを実施してください。
CAポートLinkdownによる自動Failover機能を利用していない場合
Primary TFOグループのTFOステータスが"Active"で運用中に、Primary TFOグループに属しているすべてのCAポートがLinkdownした場合、自動Failoverが動作しません。以下の手順で環境を復旧してください。
Failbackモードを"Auto"で運用している場合は、閉塞したCAポートを復旧してからフェイルバックする必要があるため、"Manual"に変更します。
手動Failoverを実施します。フェイルオーバの完了後、WebコンソールのStorage Clusterのオーバービュー画面で、TFOグループのフェーズが"Failback Ready"になっていることを確認します。
CAポートの保守を実施して、CAポートを復旧します。
手動Failbackを実施します。
手順1でFailbackモードを"Manual"に変更した場合は、"Auto"に変更します。
ポイント
CAポートLinkdownによる自動Failover機能は、「9.4.1 導入」の「TFOグループの設定」を参照してください。
PrimaryストレージまたはSecondaryストレージで不良セクタが発生しているかは、以下の条件で確認してください。
ETERNUS Web GUIのオーバービューに以下のメッセージが表示されている
不良セクターがあります。ボリュームナビにて詳細を確認してください。
不良セクタ領域は、TFOステータスが"Active"の装置から"Standby"の装置にコピーすると復旧します。
「TFOグループ詳細画面」の[ボリューム]タブの[状態]カラムが"Active"以外の場合は、当社技術員(CE)に問い合わせてください。
Primaryストレージのコピー元に不良セクタが発生した場合
ETERNUS-AのTFOステータスが"Active"で運用中にETERNUS-Aに不良セクタが発生した際は、手動Failoverを実施します。
ETERNUS-AのTFOステータスが"Standby"で運用中の場合、この手順は不要です。
Failbackモードを"Auto"で運用している場合は、コピーセッションの状態を確認してからフェイルバックする必要があるため、"Manual"に変更します。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、不良セクタがあるボリュームのコピーセッションを停止します。停止手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(a)コピーセッションの停止」を参照してください。
コピーセッションの状態を確認した結果、ETERNUS-Aのコピーセッションが停止していない場合は、追加でETERNUS-Aのコピーセッションだけを停止してください。Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用している場合は、ETERNUS-Aのボリュームのコピーセッションだけを停止できます。
ETERNUS-Aのコピーセッションだけを停止する手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(b)TFOステータスが"Standby"のコピーセッションの停止」を参照してください。
ETERNUS-Aにおいて、「9.4.3.7 TFOペアの解除」の手順を実施してTFOペアを解除します。
ETERNUS-Aにおいて、「9.4.3.8 TFOペアの復旧」の手順を実施してTFOペアを復旧します。
ETERNUS-BからETERNUS-Aへのコピーが完了するのを待ちます。
Storage Clusterのオーバービュー画面で、TFOグループのフェーズが"Failback Ready"になっていることを確認します。
ETERNUS Web GUIで対象LUNの不良セクタ情報を削除します。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、コピーセッションを開始します。
開始手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(e)コピーセッションの開始」を参照してください。
ETERNUS-AとETERNUS-Bで、コピーセッションの状態が一致していることを確認します。
確認手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(f)コピーセッションの状態確認」を参照してください。
手動Failbackを実施します。
手順2でFailbackモードを"Manual"に変更した場合は、"Auto"に変更します。
Secondaryストレージのコピー元に不良セクタが発生した場合
ETERNUS-BのTFOステータスが"Active"で運用中にETERNUS-Bに不良セクタが発生した際は、手動Failbackを実施します。
ETERNUS-BのTFOステータスが"Standby"で運用中の場合、この手順は不要です。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、不良セクタがあるボリュームのコピーセッションを停止します。
停止手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(a)コピーセッションの停止」を参照してください。
コピーセッションの状態を確認した結果、ETERNUS-Bのコピーセッションが停止していない場合は、追加でETERNUS-Bのコピーセッションだけを停止してください。Storage Clusterコンティニュアスコピー機能を利用している場合は、ETERNUS-Bのボリュームのコピーセッションだけを停止できます。
ETERNUS- Bのコピーセッションだけを停止する手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(b)TFOステータスが"Standby"のコピーセッションの停止」を参照してください。
ETERNUS-Bにおいて、「9.4.3.7 TFOペアの解除」の手順を実施してTFOペアを解除します。
ETERNUS-Bにおいて、「9.4.3.8 TFOペアの復旧」の手順を実施してTFOペアを復旧します。
ETERNUS-AからETERNUS-Bへのコピーが完了するのを待ちます。
Storage Clusterのオーバービュー画面で、TFOグループのフェーズが"Normal"になっていることを確認します。
ETERNUS Web GUIで対象LUNの不良セクタ情報を削除します。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、コピーセッションを開始します。
開始手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(e)コピーセッションの開始」を参照してください。
ETERNUS-AとETERNUS-Bで、コピーセッションの状態が一致していることを確認します。
確認手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(f)コピーセッションの状態確認」を参照してください。
ファームウェア版数の更新などで、一時的に片系運用にする場合の手順について説明します。
Primaryストレージを保守する場合
Failbackモードを"Auto"で運用している場合は、"Manual"に変更します。
ETERNUS-AのTFOステータスが"Active"で運用中にETERNUS-Aを保守する場合は、手動Failoverを実施します。
ETERNUS-Aを保守します。
ETERNUS-Aを停止する場合、かつ、AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用して運用している場合は、ETERNUS-Aを停止したあとに、AdvancedCopy Manager CCMの管理サービスを停止します。
停止手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」の「(g)管理サービスの停止」を参照してください。
TFOグループの動作状態が"Failback Ready"になっていることを確認します。
ETERNUS-AとETERNUS-Bで、コピーセッションの状態が一致していることを確認します。
確認手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(f)コピーセッションの状態確認」を参照してください。
手動Failbackを実施します。
手順1でFailbackモードを"Manual"に変更した場合は、"Auto"に変更します。
Secondaryストレージを保守する場合
ETERNUS-BのTFOステータスが"Active"で運用中にETERNUS-Bを保守する場合は、手動Failbackを実施します。
ETERNUS-Bを保守します。
ETERNUS-Bを停止する場合、かつ、AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用して運用している場合は、ETERNUS-Bを停止したあとに、AdvancedCopy Manager CCMの管理サービスを停止します。
停止手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」の「(g)管理サービスの停止」を参照してください。
TFOグループの動作状態が"Normal"になっていることを確認します。
ETERNUS-AとETERNUS-Bで、コピーセッションの状態が一致していることを確認します。
確認手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(f)コピーセッションの状態確認」を参照してください。
ファームウェア版数を更新する場合
Failbackモードを"Auto"で運用している場合は、"Manual"に変更します。
ETERNUS-AのすべてのPrimary TFOグループに対して、手動Failoverを実施します。
ETERNUS-Aにファームウェアを適用したあと、ETERNUS-Aを再起動します。
ETERNUS-BのすべてのSecondary TFOグループに対して、手動Failbackを実施します。
ETERNUS-BのすべてのPrimary TFOグループに対して、手動Failoverを実施します。
ETERNUS-Bにファームウェアを適用したあと、ETERNUS-Bを再起動します。
ETERNUS-AのすべてのSecondary TFOグループに対して、手動Failbackを実施します。
手順1でFailbackモードを"Manual"に変更した場合は、"Auto"に変更します。
TFOペアの解除操作は、RAID故障、RAID閉塞、または不良セクタが発生した場合の保守作業で使用します。
TFOペアを解除してボリュームの同期を停止させ、保守を実施します。
TFOペアを解除する手順は以下のとおりです。なお、この操作は、Primaryストレージ/Secondaryストレージのどちらからでも実施できます。
グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。
メインペインで、対象ETERNUS ディスクアレイの「名前」部分をクリックします。
カテゴリーペインで、[Storage Cluster]をクリックします。
作成されているTFOグループがメインペインに表示されます。
メインペインで、対象TFOグループの「名前」部分をクリックします。
TFOグループの詳細画面が、メインペインに表示されます。
メインペインで、[ボリューム]タブをクリックします。
ローカルボリュームとリモートボリュームのペア情報が表示されます。
TFOペアを解除するボリュームのペアに対応するチェックボックスをチェックしたあと、アクションペインで、[TFOV]の下にある[ペア解除]をクリックします。
情報確認画面が表示されます。
情報を確認したあと、画面右下の[解除]ボタンをクリックします。
TFOペアの復旧操作は、TFOペアの解除操作と同様、RAID故障、RAID閉塞、または不良セクタが発生した場合の保守作業で使用します。
発生している事象から復旧させたあと、TFOペアを復旧してボリュームの同期を再開させます。
TFOペアを復旧する手順は以下のとおりです。なお、この操作は、Primaryストレージ/Secondaryストレージのどちらからでも実施できます。
グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。
メインペインで、対象ETERNUS ディスクアレイの「名前」部分をクリックします。
カテゴリーペインで、[Storage Cluster]をクリックします。
作成されているTFOグループがメインペインに表示されます。
メインペインで、対象TFOグループの「名前」部分をクリックします。
TFOグループの詳細画面が、メインペインに表示されます。
メインペインで、[ボリューム]タブをクリックします。
ローカルボリュームとリモートボリュームのペア情報が表示されます。
TFOペアを復旧するボリュームのペアに対応するチェックボックスをチェックしたあと、アクションペインで、[TFOV]の下にある[ペア復旧]をクリックします。
情報確認画面が表示されます。
情報を確認したあと、画面右下の[復旧]ボタンをクリックします。
ポイント
TFOペアを復旧することで、ペアとなっているボリューム間においてイニシャルコピーによる同期が行われます。イニシャルコピーの所要時間は、「表9.6 イニシャルコピーの所要時間(物理容量が1TBのボリュームにおける目安値)」を目安にしてください。
iSCSI構成でStorage Cluster運用を行っている場合のiSCSI IPアドレス変更手順は、変更対象の筐体と、変更前後における両筐体でのiSCSI IPアドレス設定状態によって異なります。
iSCSI IPアドレスを | 変更前の両筐体の | 変更後の両筐体の | iSCSI IPアドレスの |
---|---|---|---|
両筐体 | 一致 | 一致させる | 作業1 |
一致させない | 作業1および作業2 | ||
不一致 | 一致させる | 作業1 | |
一致させない | 作業1および作業2 | ||
Primaryストレージだけ | 一致 | 一致させない | 作業1 |
不一致 | 一致させる | 作業1 | |
一致させない | 作業1 | ||
Secondaryストレージだけ | 一致 | 一致させない | 作業2 |
不一致 | 一致させる | なし | |
一致させない | 作業2 |
上記の表にある「作業1」および「作業2」の作業内容は、以下のとおりです。作業1および作業2の両方が必要な場合は、作業1、作業2の順で実施してください。
業務サーバがPrimaryストレージの変更後のiSCSI IPアドレスを認識できているか確認してください。
認識できていない場合は、Primaryストレージの変更後のiSCSI IPアドレスを、業務サーバに認識させてください。
以下の手順を実施してください。
「9.4.2.6 手動Failover/Failback」を参照して手動Failoverを実施します。
Secondaryストレージの変更後のiSCSI IPアドレスを、業務サーバに認識させます。
「9.4.2.6 手動Failover/Failback」を参照して手動Failbackを実施します。
参照
CAポートのiSCSI IPアドレス変更手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「FCポート/iSCSIポート/SASポートの設定変更」を参照してください。
Storage Clusterの環境を削除する場合、TFOグループを削除してください。
TFOグループを削除すると、Storage Clusterの運用は解除され、ボリュームの同期も解除されます。
FC構成の場合、かつSecondaryストレージにフェイルオーバしたあとにPrimaryストレージを撤去する場合は、Storage Clusterの運用を解除すると共に、Secondaryストレージのポートに対して設定されている論理WWPN/WWNNを解除せずに引き継ぐ必要があります。その際は、[WWPN引き継ぎ]を指定してください。
注意
Primaryストレージが接続された状態では、[WWPN引き継ぎ]を指定しないでください。
iSCSI構成の場合は、以下のどちらかを満たすことを確認したあと、削除してください。
Standby側のストレージまたは交換元のストレージがSANに接続されていない
iSCSIポートのiSCSI IPアドレスが同一ネットワーク内で重複していない
TFOグループ削除の手順は以下のとおりです。
AdvancedCopy Managerを運用している場合は、コピーセッションの停止とAdvancedCopy Managerの環境を削除します。
コピーセッションの停止とAdvancedCopy Managerの環境削除手順は、「表9.7 AdvancedCopy ManagerのCopy Control Module機能を使用している場合」または「表9.8 AdvancedCopy Managerのレプリケーション管理機能を使用している場合」の、「(a)コピーセッションの停止」および「(c)AdvancedCopy Managerの環境設定削除」を参照してください。
グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。
メインペインで、対象ETERNUS ディスクアレイの「名前」部分をクリックします。
カテゴリーペインで、[Storage Cluster]をクリックします。
作成されているTFOグループが、メインペインに表示されます。
メインペインで削除対象のTFOグループを選択し、アクションペインで[TFOグループ]の下にある[削除]をクリックします。
TFOグループ削除ウィザード画面が表示されます。
オプション選択・確認画面が表示されます。
SecondaryストレージでWWPN引継ぎを実施する場合は、[WWPN引き継ぎ]のチェックボックスをチェックします。
iSCSI構成の場合は、[WWPN引き継ぎ]のチェックボックスがグレーアウトされて表示されます。
実行する場合は、[削除]をクリックします。
FC構成の場合は、削除処理の完了後、FCポート一覧画面からWWPNの引継ぎ状況を確認します。確認手順は以下のとおりです。
iSCSI構成の場合は、ポートの設定値が設定した値のままとなるため、確認が不要です。
グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。
メインペインで、Storage ClusterのSecondaryストレージとして設定していたETERNUS ディスクアレイの「名前」部分をクリックします。
カテゴリーペインで、[接続性]をクリックします。
ポートタイプの一覧が、メインペインに表示されます。
メインペインで、タイプが"FC"の「ポート数」部分をクリックします。
FCポートの一覧が、メインペインに表示されます。[論理WWPN]カラムの中に値が表示されている、かつ、[TFOステータス]が"-"の場合、そのポートはTFOグループ削除時に、論理WWPN/WWNNを引き継いでいます。