[図4.1 サーバ間ミラーリングを行うディスク装置の設定]の構成では、各ディスクはノード1およびノード2から同じ iSCSI デバイス名でアクセスできます。しかし、ノードごとに異なる iSCSI デバイス名が割り当てられることもあります。
ここでは、サーバ間ミラーリングを行うディスクの、各ノードにおける iSCSI デバイス名を確認する方法を説明します。
ノード1の iSCSI デバイス名を確認します。
ノード1で、by-id ファイル /dev/disk/by-id/scsi-1SCSI-ID のリンク先のデバイス名を確認します。SCSI-ID は、「4.6.3 iSCSI ターゲットの作成」でノード1およびノード2の /etc/tgt/targets.conf ファイルに記述した SCSI ID です。
# ls -l /dev/disk/by-id
...
lrwxrwxrwx 1 root root 9 Apr 18 08:44 scsi-1SDX01 -> ../../sdg
lrwxrwxrwx 1 root root 9 Apr 18 08:43 scsi-1SDX02 -> ../../sdh
... |
ノード2の iSCSI デバイス名を確認します。
ノード2で、手順1.と同じ方法でデバイス名を確認します。
# ls -l /dev/disk/by-id
...
lrwxrwxrwx 1 root root 9 Apr 18 08:44 scsi-1SDX01 -> ../../sdf
lrwxrwxrwx 1 root root 9 Apr 18 08:43 scsi-1SDX02 -> ../../sdg
... |
この例では、各ノードにおける iSCSI デバイス名は以下のとおりです。
ディスク | SCSI-ID | iSCSI デバイス名 | |
---|---|---|---|
ノード1 | ノード2 | ||
ノード1のローカルディスク | SDX01 | sdg | sdf |
ノード2のローカルディスク | SDX02 | sdh | sdg |