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PRIMECLUSTER Global Disk Services  説明書 4.3
FUJITSU Software

4.6 サーバ間ミラーリングを行うディスクの設定【4.3A40以降】【RHEL6】

サーバ間ミラーリングを行う場合、「6.3 共用ディスク装置のリソース登録」の設定より前に、対象のディスク装置を各ノードから iSCSI デバイスとしてアクセスできるように設定しておく必要があります。

ここでは、以下の図で示す構成を例として、設定方法を説明します。

図4.1 サーバ間ミラーリングを行うディスク装置の設定

本設定を行うことにより、対象のディスク装置は各ノードから共用ディスク装置と同様にアクセスできるようになります。

注意

  • 各ノードに作成する iSCSI ターゲットは 1つだけにしてください。

  • 上の図では、各ディスクは全ノードから同じ iSCSI デバイス名でアクセスできます。しかし、同じディスクに対し、ノードごとに異なる iSCSI デバイス名が割り当てられることもあります。iSCSI デバイス名の確認方法については、「4.6.5 iSCSI デバイス名の確認」を参照してください。

  • 上の図では、物理ディスク sdc をミラーリングする場合の例を示していますが、物理ディスクではなくパーティション(sdc2など)をミラーリングすることも可能です。パーティションをミラーリングする場合、parted コマンドを使用してパーティションの構成(パーティション番号やサイズ)を確認し、記録しておいてください。ディスクを交換する場合に、この情報が必要になります。

  • 物理ディスク(上の図ではsdc)を除外リストに記載する必要があります。除外リストについては、「6.1 除外リストの作成」を参照してください。