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PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.5
FUJITSU Software

F.1.7 プロキシオブジェクトに関する異常

プロキシオブジェクトに関する異常について、以下に該当する場合は、それぞれに記載されている対処を行ってください。

(1) マスタ、プロキシ間のコピー処理においてアドバンスト・コピー機能が使用できない。

説明

マスタ、プロキシ間のコピー処理がどの方式で行われているかは、sdxinfo コマンドで表示される CPTYPE フィールドで確認できます。CPTYPE フィールドに soft と表示される場合は、ETERNUS ディスクアレイのアドバンスト・コピー機能ではなく、GDS のソフトコピー機能によってコピーが行われています。

アドバンスト・コピー機能が使用されない原因として、以下の 8 通りの原因が考えられます。

(原因 a)

ディスクアレイ装置のアドバンスト・コピー機構の設定が正しく行われていない。

(原因 b)

GDS Snapshot をインストールした後、ノードを再起動していない。

(原因 c)

マスタと他のプロキシとの間に EC または REC のセッションが存在するため、OPC が使用できない。

(原因 d)

マスタボリュームに複数のプロキシボリュームが関連付けられていて、EC または REC のセッションが設定されているプロキシボリュームの個数が上限 (16 個) に達している。

(原因 e)

プロキシボリュームが多重度 2 以上のミラーリング構成である。

(原因 f)

マスタボリュームまたはプロキシボリュームが属しているグループに、下位グループが接続されている。

(原因 g)

マスタまたはプロキシが属しているディスクアレイ装置が、アドバンスト・コピー機能をサポートしていない。

(原因 h)

ディスクアレイ装置、または、ファイバチャネルの経路に異常がある。

詳細については、「A.2.23 プロキシ構成におけるアドバンスト・コピー機能の利用」を参照してください。

対処

ディスクアレイ装置の設定と GDS のオブジェクト構成を確認し、原因を特定し、原因に応じて以下の対処を行ってください。