形式
sdxinfo [-ACDGSV] [-c class] [-o object] [-e label,long] sdxinfo -I [-c class] 【IOmonitor】
機能説明
sdxinfo は、自ノードが共用しているオブジェクトの構成および状態情報を表示するためのコマンドです。sdxinfo コマンドを使用して、SDX オブジェクト、プロキシオブジェクト、シャドウオブジェクトの構成および状態情報を確認することができます。オブジェクトの構成により、表示までの時間は変動します。
オブジェクトの表示順序は不定です。オブジェクトを同じ順序で作成しても、表示順序は異なることがあります。
sdxinfo コマンドを多重かつ連続で実行しないでください。多重かつ連続で実行すると、実行に時間がかかることがあります。
基本オプション
基本オプションとして、表示するオブジェクトの種類、または、I/O 応答時間保証機能の情報を表示することを指定できます。何も指定されなかった場合は、該当するオブジェクトの情報だけが表示されます。
オブジェクトの種類は、以下の基本オプション(-I を除く) から任意の組合せで指定できます。
All
該当するオブジェクトと、それに関連しているすべてのオブジェクト情報が表示されます。-CDGSV が指定された場合と同じ表示結果となります。他の基本オプションとの組合せで指定された場合、他の基本オプションは無視されます。
Class
該当するオブジェクトと、それに関連しているオブジェクトの中から、クラスの情報を表示します。
Disk
該当するオブジェクトと、それに関連しているオブジェクトの中から、ディスクの情報を表示します。
Group
該当するオブジェクトと、それに関連しているオブジェクトの中から、グループの情報を表示します。
IOmonitor
I/O 応答時間保証機能の情報を表示します。
-c オプションでシャドウクラスを指定した場合、表示されません。
Slice
該当するオブジェクトと、それに関連しているオブジェクトの中から、スライスの情報を表示します。
Volume
該当するオブジェクトと、それに関連しているオブジェクトの中から、ボリュームの情報を表示します。
サブオプション
サブオプションとして、表示するオブジェクトの名前を指定できます。何も指定されなかった場合は、自ノード内のすべてのオブジェクトが指定されたものとみなします。
class には、情報を表示するクラスのクラス名を指定します。本オプションが省略された場合、すべてのクラスが指定されたものとみなされます。
-o オプションとの組合せで指定された場合、指定された class の中から object を検索します。
クラス情報にディスクラベル形式を追加して出力します。
オブジェクトの情報をより詳細に出力します。
object には、情報を表示するオブジェクトのオブジェクト名 (クラス名、ディスク名、グループ名、ボリューム名のいずれか) を指定します。本オプションが省略された場合、すべてのオブジェクト名が指定されたものとみなします。
-c オプションとの組合せで指定された場合、class の中から指定された object を検索します。
注意
プロキシボリュームのスライスのコピー状態を参照したい場合、本オプションは指定しないでください。
表示内容
sdxinfo コマンドが表示する情報の意味は次のとおりです。
オブジェクト種別として、class を表示します。
クラス名を表示します。
タイプ属性値として、次のいずれかを表示します。
ルートクラス
ローカルクラス
共用クラス
スコープ属性値として、ノード名を表示します。PRIMECLUSTER システムでは、ルートクラスの場合は (local) と表示し、ローカルクラスの場合はノード識別名 (CF ノード名) を表示し、共用クラスの場合は、ノード識別名をコロン (:) で区切って表示します。
-e long オプションが指定された場合、ホットスペアの動作として、次のいずれかを表示します。
ホットスペアは有効です。
ホットスペアは無効です。スペアディスクの自動接続が抑止されます。
シャドウクラスの場合、on と表示されますが、シャドウクラスにはスペアディスクを登録できないため、実質的にはホットスペアは無効です。
グループに接続されていないスペアディスクの数を表示します。
-e long オプションが指定された場合、クラスの種別として、次のいずれかを表示します。
sdxdisk -M コマンドで作成されたクラスです。
sdxshadowdisk -M コマンドで作成されたシャドウクラスです。
-e long オプションが指定された場合、ホットスペアで自動接続するスペアディスクの選択方式として、次のいずれかを表示します。シャドウクラスの場合は、アスタリスク (*) を表示します。
筐体外優先方式。ディスクアレイ装置のディスクで I/O エラーが発生した場合、そのディスクとは別のディスク筐体に属しているスペアディスクを優先して選択します。ディスクアレイ装置以外のディスクで I/O エラーが発生した場合、そのディスクとは別のコントローラに接続されているスペアディスクを優先して選択します。条件を満たす未接続のスペアディスクが存在しない場合は、I/O エラーが発生したディスクと同じディスク筐体に属しているスペアディスク、または、同じコントローラに接続されているスペアディスクを選択します。
筐体内限定方式。ディスクアレイ装置のディスクで I/O エラーが発生した場合、そのディスクと同じディスク筐体に属しているスペアディスクを選択します。ディスクアレイ装置以外のディスクで I/O エラーが発生した場合、そのディスクと同じコントローラに接続されているスペアディスクを選択します。条件を満たす未接続のスペアディスクが存在しない場合は、スペアディスクは自動接続されません。
-e label オプションが指定された場合、クラスに登録されているディスクのディスクラベル形式として、次のいずれかを表示します。ルートクラスの場合は、アスタリスク(*)を表示します。
EFI 形式
VTOC 形式 (SMI 形式)
オブジェクト種別として、disk を表示します。
ディスク名を表示します。
タイプ属性値として、次のいずれかを表示します。
ミラー。ミラーグループに接続されています。
ストライプ。ストライプグループに接続されています。
コンカチネーション。コンカチネーショングループに接続されています。
スイッチ。スイッチグループに接続されています。
キープ。クラスへの登録、グループへの接続のとき、ディスクのフォーマットやデータが保存されます。
シングル。シングルボリュームを作成することができます。
スペア。グループに接続されている場合も "spare" と表示されます。
未定義。用途が決まっていません。
属しているクラスのクラス名を表示します。
このディスクが接続されているグループのグループ名を表示します。接続されていない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
物理ディスク名を、次のいずれかの形式で表示します。自ノードに接続されていない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
cCtTdD (通常のハードディスクの場合) cCdD (Oracle VM 環境の仮想ディスクの場合) mphdI (MPHD ディスクの場合) mplbI (MPLB ディスクの場合) emcpowerN (emcpower ディスクの場合)
C はコントローラ、T はターゲット ID、D はディスク番号、I は MPHD インスタンス番号あるいは MPLB インスタンス番号、N は emcpower デバイス番号を示します。
物理ディスクのサイズを表示します。サイズはブロック (セクタ) 数です。自ノードに接続されていない場合は、0 を表示します。
-e long オプションが指定された場合、新しいボリュームに割当て可能な空きブロック (セクタ) 数を表示します。シングルディスクでない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
物理ディスクが接続されているノードのノード識別名のリストをコロン (:) で区切って表示します。PRIMECLUSTER が導入されていない場合、または、物理ディスクが PRIMECLUSTER のリソースデータベースに登録されていない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
ディスクの状態として、次のいずれかを表示します。
動作可能な状態です。
動作不可能な状態です。
動作不可能な状態であり、ディスクを交換可能な状態でもあります。
-e long オプションが指定された場合、ディスクのエラー状態として、次のいずれかを表示します。
自ノードおよび共用ノードで I/O エラーが発生していない状態です。
自ノードあるいは共用ノードで I/O エラーが発生した状態です。
オブジェクト種別として、group を表示します。
グループ名を表示します。
属しているクラスのクラス名を表示します。
このグループに接続されているディスクのディスク名、および下位グループのグループ名のリストを、コロン (:) で区切って表示します。ストライプグループの場合、ストライプされている順に表示します。コンカチネーショングループの場合、コンカチネートされている順に表示します。
グループのサイズを表示します。グループのサイズとは、グループの有効サイズ (ボリュームとして使用可能な容量) に、占有スライス 1 つ分のサイズを加えたサイズです。サイズはブロック (セクタ) 数です。
新しいボリュームに割当て可能な空きブロック (セクタ) 数です。下位グループの場合は、アスタリスク (*) を表示します。
接続可能なスペアディスクの数を表示します。ミラーグループでない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
-e long オプションが指定された場合、マスタグループのグループ名を表示します。プロキシグループではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
-e long オプションが指定された場合、タイプ属性値として、次のいずれかを表示します。
ミラー
ストライプ
コンカチネーション
スイッチ
-e long オプションが指定された場合、ストライプ幅を表示します。ストライプ幅はブロック (セクタ) 数です。ストライプグループではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
-e long オプションが指定された場合、運用ディスクのディスク名を表示します。スイッチグループではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
オブジェクト種別として、volume を表示します。
ボリューム名を表示します。ボリュームとして割当て不可能な領域 (占有域)、または割当て可能であるがまだ割当てられていない領域 (未割当て領域) である場合は、アスタリスク (*) を表示します。
-e long オプションが指定された場合、タイプ属性として、次のいずれかを表示します。
ミラー。ミラーグループに属しています。
ストライプ。ストライプグループに属しています。
コンカチネーション。コンカチネーショングループに属しています。
スイッチ。スイッチグループに属しています。
シングル。シングルディスクに属しています。
属しているクラスのクラス名を表示します。
属している最上位グループのグループ名を表示します。シングルディスクに属している場合は、アスタリスク (*) を表示します。
-e long オプションが指定された場合、属しているシングルディスクのディスク名を表示します。グループに属している場合は、アスタリスク (*) を表示します。
-e long オプションが指定された場合、マスタボリュームのボリューム名を表示します。プロキシボリュームではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
-e long オプションが指定された場合、プロキシボリュームの状態として、次のいずれかを表示します。プロキシボリュームではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
結合状態です。
分離状態です。
等価性回復省略モードとして、次のいずれかを表示します。ミラーボリュームおよびシングルボリュームのどちらでもない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
等価性回復処理を省略します。
等価性回復処理を行います。
注意
このモードは通常は off です。Symfoware を使用している場合、Symfoware がモードを変更します。このモードを設定・変更するための公開インタフェースはありません。
高速等価性回復モードとして、次のいずれかを表示します。ミラーボリュームおよびシングルボリュームのどちらでもない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
高速等価性回復モードがオンです。
高速等価性回復モードがオフです。
-e long オプションが指定された場合、自ノードにおけるアクセスモード属性値 (省略時のアクセスモード) として、次のいずれかを表示します。占有域または未割当て領域の場合は、アスタリスク (*) を表示します。
読書き用モードです。
読取り専用モードです。
-e long オプションが指定された場合、起動されているボリュームの、自ノードにおける現在のアクセスモードとして、次のいずれかを表示します。起動中のボリュームでない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
読書き用モードです。
読取り専用モードです。
-e long オプションが指定された場合、自ノードにおける起動ロックモードとして、次のいずれかを表示します。占有域または未割当て領域の場合は、アスタリスク (*) を表示します。
以降の起動がロック (抑止) されています。
以降の起動がロックされていません。
先頭ブロック (セクタ) 番号を表示します。このブロック番号は、物理ディスク上のオフセットを表す物理的なブロック番号ではなく、属しているグループ内のオフセットを表す論理的なブロック番号です。ただし、シングルディスクに属している場合は、シングルディスク上の物理的なブロック番号と一致します。また、ディスクが直接接続されているミラーグループまたはスイッチグループに属している場合、そのディスク上の物理的なブロック番号と一致します。
最終ブロック (セクタ) 番号を表示します。このブロック番号は、物理ディスク上のオフセットを表す物理的なブロック番号ではなく、属しているグループ内のオフセットを表す論理的なブロック番号です。ただし、シングルディスクに属している場合は、シングルディスク上の物理的なブロック番号と一致します。また、ディスクが直接接続されているミラーグループまたはスイッチグループに属している場合、そのディスク上の物理的なブロック番号と一致します。
サイズとして、ブロック (セクタ) 数を表示します。
自ノードにおけるボリュームの状態として、次のいずれかを表示します。
動作中の状態です。
停止中の状態です。
停止中の状態であり、データが不当なため起動が不可能な状態です。
ボリュームとして、まだ割当てられていない状態です。
GDS が制御用に使用する領域であるため、ボリュームとしては割当て不可能な状態です。
-e long オプションが指定された場合、ボリュームの物理スライス属性として、次のいずれかを表示します。占有域または未割当て領域の場合は、アスタリスク (*) を表示します。
ボリュームの物理スライス属性はオンです。ボリュームを構成するスライスのうち、シングルディスク上のスライス、スイッチグループに接続されているディスク上、およびミラーグループに直接接続されているディスク上のスライスは、ディスクラベルに登録され、物理スライスを持ちます。ミラーグループに直接接続されているのが下位グループのみである場合は、物理スライス属性がオンであっても、ボリュームは物理スライスを持ちません。また、ボリュームがストライプグループまたはコンカチネーショングループに属している場合、この属性値がオンになることはありません。
ボリュームの物理スライス属性はオフです。ボリュームには物理スライスがなく、ボリュームを構成するどのスライスもディスクラベルに登録されていません。
シャドウボリュームの場合、シャドウスライスがディスクラベルに登録されているかどうかに関係なく、off と表示されます。
-e long オプションが指定された場合、ボリュームを構成しているスライスのスライス番号を表示します。論理スライス属性がオフの場合、およびボリュームを構成する物理スライスがない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
-e long オプションが指定された場合、プロキシボリュームの高速等価性回復モードとして、次のいずれかを表示します。分離状態のプロキシボリュームではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
プロキシ用高速等価性回復モードがオンです。
プロキシ用高速等価性回復モードがオフです。
オブジェクト種別として、slice を表示します。
-e long オプションが指定された場合、スライス名を表示します。sdxslice -M コマンドによってミラーボリュームから一時的に切り離されているミラースライスではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
属しているクラスのクラス名を表示します。
属している最上位グループのグループ名を表示します。
シングルスライスの場合は、アスタリスク (*) を表示します。
属しているディスクのディスク名または属している下位グループ (関連する最上位グループに直接接続されているグループのうち、このスライスが属しているグループ) のグループ名を表示します。最上位グループがスイッチグループの場合は、運用ディスクのディスク名を表示します。最上位グループがストライプグループまたはコンカチネーショングループの場合は、アスタリスク (*) を表示します。
属しているボリュームのボリューム名を表示します。
-e long オプションが指定された場合、高速等価性回復モードとして、次のいずれかを表示します。sdxslice -M コマンドによってミラーボリュームから一時的に切り離されているミラースライスではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
高速等価性回復モードがオンです。
高速等価性回復モードがオフです。
-e long オプションが指定された場合、アクセスモードとして、次のいずれかを表示します。sdxslice -M コマンドによってミラーボリュームから一時的に切り離されているミラースライスでない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
読書き用モードです。
読取り専用モードです。
自ノードにおけるスライスの状態として、次のいずれかを表示します。
動作中の状態です。
停止中の状態です。
データが不当なため、ボリュームから一時的に切り離されている状態です。
データを正当化するために、コピー中の状態です。
ボリュームから一時的に切り離されて、スライス単独で動作中の状態です。
ボリュームから一時的に切り離されて、スライス単独で停止中の状態です。
停止中の状態であり、一切の操作が不可能な状態です。
-e long オプションが指定された場合、コピー処理の状態として、次のいずれかを表示します。コピー状態ではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
コピー処理を実行中です。
バックグラウンドでコピー処理を実行中ですが、正当なデータにアクセス可能な状態です。
コピー処理を中断中です。sdxcopy -I コマンドを実行すると、この状態になります。
すでに多くのコピー処理が実行中であるため、スケジューリング待ちの状態です。
-e long オプションが指定された場合、すでにコピーが完了しているブロック (セクタ) 数を表示します。CURBLKS が後述の COPYBLKS と一致すると、すべてのコピー処理が完了します。コピー状態ではない場合、および GDS Snapshot を使用して TimeFinder または SRDF によってコピー処理を行っている場合は、アスタリスク (*) を表示します。
-e long オプションが指定された場合、コピーする必要があるブロック (セクタ) 数を表示します。通常は、属しているボリュームのサイズと同じですが、高速等価性回復コピー中の場合は、実際にコピーする必要がある一部のブロック数を表示します。コピー状態ではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
-e long オプションが指定された場合、コピー遅延時間を表示します。単位はミリ秒です。コピー状態ではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
-e long オプションが指定された場合、マスタとプロキシとの間のコピー処理で使用しているコピー機能の種類として、次のいずれかを表示します。コピー状態ではない場合、または、マスタとプロキシ間のコピー処理のコピー先ボリュームを構成するスライスではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
GDS の sfdsk ドライバのコピー機能 (ソフトコピー機能) を使用してコピー処理を実行中です。
EC 機能を使用してコピー処理を実行中です。
OPC 機能を使用してコピー処理を実行中です。マスタとプロキシが結合状態で、かつ、コピー元ボリュームが起動中の場合は、コピー処理の一部をソフトコピー機能によって実行していることがあります。
REC 機能を使用してコピー処理を実行中です。
Dell EMC TimeFinder を使用してコピー処理を実行中です。
Dell EMC SRDF を使用してコピー処理を実行中です。
-e long オプションが指定された場合、復元コピー処理のコピー元プロキシボリュームのボリューム名を表示します。復元コピー処理中のコピー先マスタボリュームを構成するスライスではない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
-e long オプションが指定された場合、ディスク装置のコピー機能のセッションの種類として、次のいずれかを表示します。セッションが存在しない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
EC セッションのソースまたはターゲットです。
OPC セッションのソースまたはターゲットです。
REC セッションのソースまたはターゲットです。
Dell EMC TimeFinder の BCV ペアのソースまたはターゲットです。
Dell EMC SRDF の SRDF ペアのソースまたはターゲットです。
-e long オプションが指定された場合、ディスク装置のコピー機能のセッションの状態として、次のいずれかを表示します。セッションが存在しない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
同期状態です。
コピー処理を実行中です。
EC セッションまたは REC セッションが一時停止状態です。
BCV ペアまたは SRDF ペアがスプリット状態です。
エラーサスペンド状態です。
ハードウェアサスペンド状態です。
-e long オプションが指定された場合、ディスク装置のコピー機能のセッションのソースである場合はターゲットのスライス名、ターゲットである場合はソースのスライス名を表示します。セッションが存在しない場合は、アスタリスク (*) を表示します。
クラス名を表示します。
I/O 応答時間保証の動作として、次のいずれかを表示します。
I/O 応答時間保証は有効です。
I/O 応答時間保証は無効です。
I/O 応答時間 (秒数) を表示します。
I/O 応答時間保証が無効の場合は、アスタリスク (*) を表示します。
システムパニックモードとして、次のいずれかを表示します。
I/O 応答時間保証が無効の場合は、アスタリスク (*) を表示します。
システムパニックモードは有効です。
システムパニックモードは無効です。
戻り値
正常終了した場合には 0 を返し、そうでない場合には 0 以外の値を返します。
使用例
次の例は、自ノード内のすべてのオブジェクト情報を表示します。
# sdxinfo |
次の例は、クラス Class1 内に存在しているすべてのオブジェクト情報を表示します。
# sdxinfo -A -c Class1 |
次の例では、foo というオブジェクト名が使用されているかどうかを確認できます。
# sdxinfo -o foo |
次の例は、自ノード内のすべてのクラスの I/O 応答時間保証の情報を表示します。
# sdxinfo -I
CLASS MODE TIME PANIC
------- ---- ---- -----
class0001 off * *
class0002 on 23 on |
次の例は、クラス class0002 の I/O 応答時間保証の情報を表示します。
# sdxinfo -I -c class0002
CLASS MODE TIME PANIC
------- ---- ---- -----
class0002 on 23 on |
注意
将来のバージョンにて提供される新機能に対応して、表示される情報が追加される可能性があります。