満杯になったRLCファイルからRERUNログを抽出し、ファイルに書き込む処理です。RERUNログを書き込んだファイルをRERUNログ抽出ファイルと呼びます。
また、抽出できなかったRERUNログを別ファイルに書き込み、一時的に保存します。このファイルをRERUNログ引継ぎファイルと呼びます。
以下にRERUNログの抽出の動作を示します。
図2.5 RERUNログの抽出
満杯になったRLCファイルからRERUNログを抽出し、格納するファイルです。RERUNログ抽出ファイルは、データベースにRERUNログを反映するために利用します。
RERUNログのトランザクションをRLCファイルに書き込む途中で、RLC交替が行われる場合があります。この場合、該当するRLCファイルからRERUNログの抽出を行うと、トランザクションの書き込みが途中までのRERUNログは、RERUNログ引継ぎファイルに一時的に保管されます。RERUNログ引継ぎファイルは、次のRERUNログの抽出時に利用されます。
ポイント
RERUNログの抽出は、RLC退避ファイルから実行することもできます。
参照
RERUNログ引継ぎファイルの動作については、“A.6 RERUNログの書き込みと抽出”を参照してください。
RERUNログ抽出作業域は、RLCファイルからRERUNログを抽出する際に利用する作業域で、メモリとファイルで構成されています。通常は作業域メモリを利用しますが、作業域メモリの容量をオーバーした場合には、作業域ファイルと呼ばれるファイルを利用します。