RLP連携は以下の2つの処理を行います。
RLCに格納されたRERUNログを、ストレージシステムのリモートコピー機能を利用して、複写元システムから複写先システムにコピーする処理を行います。また、RLCの制御を行います。
RLMを利用し、システム間の連携制御を行います。
なお、RLPは、Active DB Guardの運用の単位です。
以下にRLP連携の動作を示します。
図2.3 RLP連携
RLMは、RLP連携がシステム間で情報を交換し、運用制御を行うために利用するファイルで、メッセージ送信用の送信用RLMと受信用の受信用RLMの2つのファイルで構成されています。RLP連携は、RLMに書き込んだメッセージをストレージシステムのリモートコピー機能を利用し、送受信を行うことでシステム間の連携を行います。
RLCは、RERUNログを格納する環境で、複数のRLCファイルで構成されています。複写元システムでRLCファイルに書き込まれたRERUNログは、ストレージシステムのリモートコピー機能を利用し、複写先システムのRLCファイルに書き込まれます。
また、RLCファイルは、任意の容量を持っており、RERUNログをRLCファイルの容量いっぱいまで書き込むと、満杯状態になります。満杯になると、別のRLCファイルに交替して、RERUNログの書き込みを継続します。これをRLC交替と呼びます。RLCファイルは、RLC交替を行うことで循環して使用します。
参照
RLCの動作の詳細は、“付録A RERUNログとRLCの動作”を参照してください。