HTML変換方式が起動するプロセスのユーザーとCGIの実行ユーザーは一致させる必要があります。
インストール直後の状態では、HTML変換方式は利用者プログラムを「nobody」の権限で実行します。このため、CGIの実行ユーザーを「nobody」に合わせるか、HTML変換方式の実行ユーザーをCGIの実行ユーザーに合わせるように設定します。
HTML変換方式の実行するユーザーとCGIの実行ユーザーを一致させずに運用するには、Webサーバ環境で利用者プログラムの権限を変更します。
CGIの実行ユーザーを「nobody」の権限で実行する場合
CGIの実行ユーザーは、Webサーバの環境定義ファイルhttpd.confのUserディレクティブの指定に従います。httpd.confのUserディレクティブが「nobody」以外の場合は「nobody」に変更してください。
HTML変換方式の実行ユーザーをCGIの実行ユーザーに合わせる場合
以下のHTML変換方式管理サービスの起動停止スクリプトを変更します。
/opt/FJSVcbl64/etc/rc3.d/S99cobmhmgファイルを以下のように変更してください。
変更前(既定値)
EXECUSER=nobody
変更後(ユーザーを‘user1’とする場合)
EXECUSER=user1
起動停止スクリプトを変更した場合は、管理サービスを再起動する必要があります。管理サービスの起動/停止については、“4.2 作業手順”を参照してください。
注意
Red Hat Enterprise Linuxに付属するApache HTTP Server を利用する場合、CGIの実行ユーザーの既定値は「apache」となっています。
イントール直後の状態でHTML変換方式を実行するとエラーとなるため、特に注意が必要です。