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NetCOBOL V12.1 NetCOBOL Studio ユーザーズガイド
FUJITSU Software

7.1.3 デバッグを開始する

以下に、プログラムをデバッグする手順を示します。

  1. [依存]または[構造]ビューからCOBOLプロジェクトを選択します。

  2. メニューバーから[実行(R)] > [デバッグの構成(B)]を選択します。またはツールバーでをクリックし、[デバッグの構成(B)]を選択します。

    → [デバッグ構成]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 左のペインで[COBOLアプリケーション]を選択しダブルクリックすると、右のペインに起動構成の設定ページが表示されます。

  4. 初期値で[名前]に起動構成名が表示されます。起動構成名は任意の名前に変更することができます。

  5. [メイン]の内容を確認し、必要に応じて追加または変更します。

  6. [デバッグ(D)]を選択すると、デバッグが開始されます。一度起動した起動構成は、[実行(R)] > [デバッグ履歴(H)]およびツールバーのショートカットに登録され、そこから再度起動することができます。

注意

COBOLデバッガは複数のデバッグセションをサポートしません。
COBOLプログラムのデバッグ中に、他のプログラム(COBOL、Java等)のデバッグを開始することはできません。

ポイント

[依存]または[構造]ビューからプロジェクトを選択し、メニューバーから[実行(R)] > [デバッグ(G)] > [COBOLアプリケーション]を選択することにより、デフォルトの設定でデバッグを開始することができます。

7.1.3.1 COBOLアプリケーション起動構成

ここでは、COBOLアプリケーション起動構成の設定項目について説明します。

[メイン]タブ

表7.1 [メイン]タブ

項目

説明

プロジェクト名

選択したプロジェクト名が表示されます。

実行ファイル

デバッグを開始したとき最初に実行されるプログラムです。指定したプロジェクトのターゲットが実行ファイルの場合は変更できません。ターゲットがダイナミックリンクライブラリの場合は、適切なファイルを指定してください。

作業フォルダ

実行時のカレントフォルダを指定します。実行に必要なダイナミックリンクライブラリをこのフォルダに格納しておくと、他にパス設定などを行わなくても実行時にロードすることができます。

プログラム引数

[実行ファイル]に指定したプログラムの引数を、コマンドラインで指定する形式で入力します。

[ソース]タブ

ソース検索パスを指定します。[ソース検索パス]に表示されている順に、ソースファイルまたはCOBOL登録集ファイルを検索します。検索パスには、プロジェクトやフォルダを追加できます。追加された検索パスは[上へ]、[下へ]を使用して、順番を入れ替えることができます。

注意

ソース検索パスに外部フォルダを指定した場合には、外部フォルダのCOBOLソースに対して以下の機能が正しく動作しません。

  • ブレークポイント操作

  • COBOLエディターのコンテキストメニュー[指定行まで実行]

上記機能を使用する場合、ソース検索パスにはプロジェクトを指定することをお勧めします。なお、外部フォルダのCOBOLソースファイルをデバッグする場合は、ステップ・イン/ステップ・オーバーなどで、各行をデバッグしてください。

[環境]タブ

COBOLランタイムが処理の開始前に実行環境情報を得るために使用する情報を設定します。

ここで設定した環境変数の情報を、既存のシステム環境変数やユーザ環境変数に追加する場合は[ネイティブ環境への環境の追加]を選択し、置換する場合は[ネイティブ環境を指定された環境と置換]を選択してください。

実行環境情報の詳細については“NetCOBOL ユーザーズガイド”を参照してください。

注意

実行用初期化ファイルと[環境]タブで設定した環境変数が重複した場合は、実行用初期化ファイルで設定した情報が有効となります。

[共通]タブ

起動構成の保存方法や、実行・デバッグ起動後に開かれるパースペクティブなどを指定します。

詳細は、“8.2 COBOLプログラムの実行”の共通タブに関する記述を参照してください。