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NetCOBOL V12.1 NetCOBOL Studio ユーザーズガイド
FUJITSU Software

8.2 COBOLプログラムの実行

COBOLプログラムの実行手順について説明します。

COBOLプログラムを実行する

以下の手順でCOBOLプログラムを実行することができます。

  1. [依存]または[構造]ビューでCOBOLプロジェクトを選択します。

  2. メニューバーから[実行(R)] > [実行構成(N)]を選択します。

    → [実行構成]ダイアログボックスが表示されます。

  3. 左のペインで[COBOLアプリケーション]を選択しダブルクリックします。

    → 右のペインに起動構成の設定ページが表示されます。(以降では、この起動構成の設定ページを、“COBOLアプリケーション起動構成画面”といいます。)

    初期値としてプジェクト名が[名前]に表示されます。[名前](起動構成名)は任意の名前に変更することができます。

  4. [メイン]タブの内容を確認し、必要に応じて変更します。

    [メイン]タブおよびその他のタブの説明は、“COBOLアプリケーション起動構成画面([実行構成])”を参照してください。

  5. [実行(R)]ボタンをクリックします。

    → プログラムが実行されます。

ヒストリの実行

上記手順で実行した後は、以下の手順で実行することもできます。

  1. メニューバーから[実行(R)] > [実行履歴(T)]を選択します。

  2. 上記手順3の[名前]に指定した起動構成名を選択します。

注意

上記以外の方法でCOBOLプログラムを実行した場合は、COBOLアプリケーション起動構成画面で設定した値は有効になりません。

例えば、ビューから実行可能ファイルをダブルクリックするなどの方法でCOBOLプログラムを実行した場合、プログラム実行時にCOBOLアプリケーション起動構成画面で指定した作業ディレクトリの設定が反映されないため、実行用初期化ファイル(COBOL85.CBR)に指定された相対パス名が意図したパスにならないなどの問題が発生する可能性があります。

COBOLアプリケーション起動構成画面([実行構成])

ここでは、COBOLアプリケーション起動構成画面の各タブについて説明します。

表8.1 [メイン]タブ

項目

説明

プロジェクト名

COBOLプロジェクト名を入力します。または[参照]ボタンを選択してCOBOLプロジェクトを選択します。

実行ファイル

指定したプロジェクトのターゲットがダイナミックリンクライブラリの場合に指定します。

作業フォルダ

実行時のカレントフォルダを指定します。実行に必要なダイナミックリンクライブラリを作業フォルダに格納しておくことで、実行時にロードすることができます。初期値はプロジェクトフォルダです。

プログラム引数

コマンドラインで指定する形式でパラメタを入力します。


表8.2 [ソース]タブ

項目

説明

ソース検索パス

デバッグ時に使用するソース検索パス用であり、実行時は設定する必要はありません。


表8.3 [環境]タブ

項目

説明

設定する環境変数

COBOLランタイムが処理の開始時に実行環境情報を得るために使用する情報を設定します。

実行環境情報の詳細は、“NetCOBOL ユーザーズガイド”の“環境変数情報”を参照してください。

変数

ネイティブ環境への環境の追加

設定した環境変数の情報を、既存のシステム環境変数やユーザ環境変数に追加する場合に選択します。

ネイティブ環境を指定された環境と置換

設定した環境変数の情報を、既存のシステム環境変数やユーザ環境変数と置換する場合に選択します。

注意

実行用初期化ファイルと[環境]タブで設定した環境変数が重複した場合は、実行用初期化ファイルで設定した情報が有効となります。

表8.4 [共通]タブ

項目

説明

保管

起動構成情報の保存方法として、[ローカル・ファイル]または[共用ファイル]を選択します。

[ローカル・ファイル]を選択した場合には、ワークスペース メタデータに起動構成の内容がローカルに保存されます。[共用ファイル]を選択した場合、指定した場所に起動構成の内容を保存し、共用することができます。

ローカル・ファイル

共用ファイル

お気に入りメニューの編集

お気に入りメニューに[デバッグ]および[実行]を追加する場合にチェックします。初期値では、これらの項目はチェックされません。

デバッグ

実行

エンコード

コンソールの文字コードを設定します。初期値では、「デフォルト(MS932)」がチェックされています。

デフォルト- 継承(MS932)

その他

標準入出力

COBOLアプリケーション起動構成では、標準入出力の設定変更は無効となります。

コンソールに割り当て

ファイル

追加

バックグラウンドでの起動

COBOLアプリケーションをバックグラウンドで起動する場合にチェックします。初期値ではバックグラウンドでの起動が選択されています。