Webサーバの起動方法には、オペレーティングシステムの起動時にWebサーバを自動的に起動する方法と、Interstage管理コンソールまたはコマンドなどを使用して手動で起動する方法があります。
ここでは、オペレーティングシステムの起動時にWebサーバを自動起動する場合、および自動起動しない場合の設定方法について説明します。手動で起動する場合の手順については、「4.1.1 起動」を参照してください。
注意
インストール直後は、自動起動する設定となります。
Interstageとの連動設定を行っている場合は、Interstageの自動起動によりWebサーバが起動されます。Webサーバの自動起動は、設定しないでください。
■自動起動する場合の設定方法
Administrator権限でログインし、Windows(R)の管理ツールの「サービス」を起動します。
登録されているWebサーバのサービス「FJapache」または「Interstage HTTP Server(Webサーバ名)」を選択し、「全般」タグの「スタートアップの種類」を「自動」に変更します。
■自動起動しない場合の設定方法
Interstageとの連動が設定されている場合は、連動しない設定を行います。
Interstage管理コンソールを起動してログインします。
[システム] > [システム:状態]画面の[環境設定]タブ > [システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]に「連動しない」を指定して[適用]ボタンをクリックします。
Interstageの各サービスが動作中である場合は、isstopコマンドで各サービスを停止します。
isstop -f
ismodifyserviceコマンドで、Interstage運用環境からInterstage HTTP Serverのサービスを削除します。
ismodifyservice -d FJapache
Administrator権限でログインし、Windows(R)の管理ツールの「サービス」を起動します。
登録されているWebサーバのサービス「FJapache」または「Interstage HTTP Server(Webサーバ名)」を選択し、「全般」タグの「スタートアップの種類」を「手動」に変更します。
■自動起動/自動停止する場合の設定方法
以下のシェルスクリプトを実行し、自動起動/自動停止するように設定します。
/opt/FJSVihs/etc/boot/ihsautosetup.sh
■自動起動/自動停止しない場合の設定方法 (RHEL6)
Interstageとの連動が設定されている場合は、連動しない設定を行います。
Interstage管理コンソールを起動してログインします。
[システム] > [システム:状態]画面の[環境設定]タブ > [システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]に「連動しない」を指定して[適用]ボタンをクリックします。
Interstageの各サービスが動作中である場合は、isstopコマンドで各サービスを停止します。
isstop -f
ismodifyserviceコマンドで、Interstage運用環境からInterstage HTTP Serverのサービスを削除します。
ismodifyservice -d FJapache
以下のシェルスクリプトを実行し、自動起動/自動停止しないように設定します。
/opt/FJSVihs/etc/boot/ihsautoclean.sh
ポイント
(RHEL6)
自動起動/自動停止するように設定すると、RCプロシジャに以下の起動/停止シェルスクリプトを登録します。自動起動/自動停止しないように設定すると、以下の起動/停止シェルスクリプトの登録を解除します。
| |
---|---|
/etc/rc0.d/K17FJapache | /etc/rc0.d/K14FJapache |
■自動起動/自動停止しない場合の設定方法 (RHEL7)
Interstageとの連動が設定されている場合は、連動しない設定を行います。
Interstage管理コンソールを起動してログインします。
[システム] > [システム:状態]画面の[環境設定]タブ > [システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]に「連動しない」を指定して[適用]ボタンをクリックします。
Interstageの各サービスが動作中である場合は、isstopコマンドで各サービスを停止します。
isstop -f
ismodifyserviceコマンドで、Interstage運用環境からInterstage HTTP Serverのサービスを削除します。
ismodifyservice -d FJapache
Webサーバが起動されている場合は、Webサーバを停止します。Webサーバの停止については、「4.1.2 停止」を参照してください。
以下のコマンドを実行し、Interstage HTTP Serverのユニットを停止します。
systemctl stop FJSVihs_start.service FJSVihs_stop.service
以下のシェルスクリプトまたはコマンドを実行し、自動起動/自動停止しないように設定します。
/opt/FJSVihs/etc/boot/ihsautoclean.sh
または
systemctl disable FJSVihs_start.service FJSVihs_stop.service
参照
(RHEL7)
自動起動/自動停止の詳細については、「運用ガイド(基本編)」の「RHEL7でのサービス自動起動/自動停止」を参照してください。