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Interstage Application Server V12.1.0 Interstage HTTP Server 運用ガイド
FUJITSU Software

4.1.3 自動起動の設定

Webサーバの起動方法には、オペレーティングシステムの起動時にWebサーバを自動的に起動する方法と、Interstage管理コンソールまたはコマンドなどを使用して手動で起動する方法があります。
ここでは、オペレーティングシステムの起動時にWebサーバを自動起動する場合、および自動起動しない場合の設定方法について説明します。手動で起動する場合の手順については、「4.1.1 起動」を参照してください。


注意

  • Enterprise Editionインストール直後は、自動起動する設定となります。

  • Interstageとの連動設定を行っている場合は、Interstageの自動起動によりWebサーバが起動されます。Webサーバの自動起動は、設定しないでください。

自動起動する場合の設定方法

  1. Administrator権限でログインし、Windows(R)の管理ツールの「サービス」を起動します。

  2. 登録されているWebサーバのサービス「FJapache」または「Interstage HTTP Server(Webサーバ名)」を選択し、「全般」タグの「スタートアップの種類」を「自動」に変更します。


自動起動しない場合の設定方法

  1. Interstageとの連動が設定されている場合は、連動しない設定を行います。

    Interstage管理コンソールを使用して設定する場合
    1. Interstage管理コンソールを起動してログインします。

    2. [システム] > [システム:状態]画面の[環境設定]タブ > [システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]に「連動しない」を指定して[適用]ボタンをクリックします。

    Enterprise EditionInterstage統合コマンドを使用する場合
    1. Interstageの各サービスが動作中である場合は、isstopコマンドで各サービスを停止します。

      isstop -f
    2. ismodifyserviceコマンドで、Interstage運用環境からInterstage HTTP Serverのサービスを削除します。

      ismodifyservice -d FJapache
  2. Administrator権限でログインし、Windows(R)の管理ツールの「サービス」を起動します。

  3. 登録されているWebサーバのサービス「FJapache」または「Interstage HTTP Server(Webサーバ名)」を選択し、「全般」タグの「スタートアップの種類」を「手動」に変更します。


自動起動/自動停止する場合の設定方法

以下のシェルスクリプトを実行し、自動起動/自動停止するように設定します。

/opt/FJSVihs/etc/boot/ihsautosetup.sh

自動起動/自動停止しない場合の設定方法 (RHEL6)

  1. Interstageとの連動が設定されている場合は、連動しない設定を行います。

    Interstage管理コンソールを使用して設定する場合
    1. Interstage管理コンソールを起動してログインします。

    2. [システム] > [システム:状態]画面の[環境設定]タブ > [システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]に「連動しない」を指定して[適用]ボタンをクリックします。

    Enterprise EditionInterstage統合コマンドを使用する場合
    1. Interstageの各サービスが動作中である場合は、isstopコマンドで各サービスを停止します。

      isstop -f
    2. ismodifyserviceコマンドで、Interstage運用環境からInterstage HTTP Serverのサービスを削除します。

      ismodifyservice -d FJapache
  2. 以下のシェルスクリプトを実行し、自動起動/自動停止しないように設定します。

    /opt/FJSVihs/etc/boot/ihsautoclean.sh

ポイント

(RHEL6)
自動起動/自動停止するように設定すると、RCプロシジャに以下の起動/停止シェルスクリプトを登録します。自動起動/自動停止しないように設定すると、以下の起動/停止シェルスクリプトの登録を解除します。

(RHEL6)

/etc/rc0.d/K17FJapache
/etc/rc1.d/K17FJapache
/etc/rc2.d/K17FJapache
/etc/rc3.d/S51FJapache
/etc/rcS.d/K17FJapache

/etc/rc0.d/K14FJapache
/etc/rc1.d/K14FJapache
/etc/rc2.d/S86FJapache
/etc/rc3.d/S86FJapache
/etc/rc4.d/S86FJapache
/etc/rc5.d/S86FJapache
/etc/rc6.d/K14FJapache


自動起動/自動停止しない場合の設定方法 (RHEL7)

  1. Interstageとの連動が設定されている場合は、連動しない設定を行います。

    Interstage管理コンソールを使用して設定する場合
    1. Interstage管理コンソールを起動してログインします。

    2. [システム] > [システム:状態]画面の[環境設定]タブ > [システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]に「連動しない」を指定して[適用]ボタンをクリックします。

    Enterprise EditionInterstage統合コマンドを使用する場合
    1. Interstageの各サービスが動作中である場合は、isstopコマンドで各サービスを停止します。

      isstop -f
    2. ismodifyserviceコマンドで、Interstage運用環境からInterstage HTTP Serverのサービスを削除します。

      ismodifyservice -d FJapache
  2. Webサーバが起動されている場合は、Webサーバを停止します。Webサーバの停止については、「4.1.2 停止」を参照してください。

  3. 以下のコマンドを実行し、Interstage HTTP Serverのユニットを停止します。

    systemctl stop FJSVihs_start.service FJSVihs_stop.service
  4. 以下のシェルスクリプトまたはコマンドを実行し、自動起動/自動停止しないように設定します。

    /opt/FJSVihs/etc/boot/ihsautoclean.sh

    または

    systemctl disable FJSVihs_start.service FJSVihs_stop.service

参照

(RHEL7)
自動起動/自動停止の詳細については、「運用ガイド(基本編)」の「RHEL7でのサービス自動起動/自動停止」を参照してください。