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Interstage Application Server V12.1.0 Interstage HTTP Server 運用ガイド
FUJITSU Software

4.1.1 起動

Webサーバの起動には、以下のような方法があります。
運用に応じて、いずれかの方法でWebサーバを起動してください。

注意


  • Windows(R)システムにおいて提供されているApacheコマンドは、使用できません。


  • デスクトップヒープが枯渇した場合、Webサーバ(またはプロセス)の起動に失敗する可能性があります。本現象の詳細および対処方法については、「トラブルシューティング集」の「Interstage HTTP Server運用時の異常」-「Webサーバの起動/停止時の異常」を参照してください。

  • Interstage シングル・サインオンにおいてSSOリポジトリにロール定義およびサイト定義を多量に登録してリポジトリサーバを運用している場合、Webサーバの起動に時間がかかることがあります。本現象の詳細および回避方法については、「トラブルシューティング集」の「Interstage シングル・サインオン運用時の異常」-「トラブル事例」-「リポジトリサーバに関するトラブル」を参照してください。


  • NFSサーバに格納しているコンテンツを公開する場合、Webサーバ運用中は、常にNFSサーバへのアクセスが可能である必要があります。Webサーバを起動する前にNFSサーバが正常に起動されていることを確認し、またWebサーバ運用中はNFSサーバへのアクセスが不可となるような操作(NFSサーバの電源断など)を行わないでください。

ポイント

起動タイムアウト時間を設定できます。初期設定値は、20秒です。
起動タイムアウト時間とは、Webサーバの起動時に、起動処理を開始してから起動が完了するまでを監視する時間です。起動処理を開始するまでに多少時間がかかるため、起動が完了する時間は、起動タイムアウト時間より少し長くなります。
設定した起動タイムアウト時間内に起動処理が完了しない場合、タイムアウトが発生した旨のエラーメッセージ(ihs01027、ihs81103、またはihs81364)が出力されます。ただし、エラーメッセージのあとに、情報メッセージihs00001が出力されている場合は、Webサーバは正常に起動しているため、問題ありません。
必要に応じて、ihsconfigコマンドを使用して起動タイムアウト時間を変更してください。ihsconfigコマンドの詳細については、「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「Interstage HTTP Server運用コマンド」-「ihsconfig」を参照してください。

Interstage管理コンソールを使用して起動する方法

Interstage管理コンソールを起動してログインし、以下のどちらかの画面で起動操作を行います。

ポイント

Interstageと連動してWebサーバを起動する場合は、以下の手順でWebサーバを起動します。

  1. Interstageとの連動が未設定(「連動しない」)の場合は、[システム] > [システム:状態]画面の[環境設定]タブ > [システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]に「連動する」を指定して[適用]ボタンをクリックします。
    注)本設定時に、Interstageが起動中であった場合、Interstageは再起動されます。

  2. [システム] > [システム:状態]画面で起動操作を行います。

参照

  • Interstage管理コンソールの起動については、「運用ガイド(基本編)」の「Interstage管理コンソールによるInterstage運用」-「Interstage管理コンソールの起動・停止」を参照してください。

  • Interstage管理コンソールの画面操作については、Interstage管理コンソールのヘルプを参照してください。


Interstage統合コマンドを使用して起動する方法

  1. Interstageとの連動が設定されていない場合は、以下の手順で連動する設定を行います。

    Interstage管理コンソールを使用して設定する場合
    1. Interstage管理コンソールを起動してログインします。

    2. [システム] > [システム:状態]画面の[環境設定]タブ > [システム:環境設定]画面で、定義項目[Interstageとの連動]-[Webサーバ]に「連動する」を指定して[適用]ボタンをクリックします。

      注意

      本設定時に、Interstageが起動中であった場合、Interstageは再起動されます。

    Enterprise EditionInterstage統合コマンドを使用する場合
    1. Interstageの各サービスが動作中である場合は、isstopコマンドで各サービスを停止します。

      isstop -f
    2. ismodifyserviceコマンドで、Interstage運用環境にInterstage HTTP Serverのサービスを追加します。

      ismodifyservice -a FJapache
  2. isstartコマンドでInterstageを起動することにより、Webサーバを起動します。

    isstart

参照

Interstage統合コマンドの操作方法の詳細については、「運用ガイド(基本編)」の「Interstage統合コマンドによる運用操作」を参照してください。


■ihsstartコマンドを使用して起動する方法

すべてのWebサーバを起動する場合
ihsstart -all

指定したWebサーバを起動する場合
ihsstart -n <Webサーバ名>

■ihsstartコマンドを使用して起動する方法

すべてのWebサーバを起動する場合
/opt/FJSVihs/bin/ihsstart -all
指定したWebサーバを起動する場合
/opt/FJSVihs/bin/ihsstart -n <Webサーバ名>

■サービスを使用して起動する方法

  1. Administrator権限でログインします。

  2. Windows(R)の管理ツールの「サービス」を起動します。

  3. 登録されているWebサーバのサービス「FJapache」または「Interstage HTTP Server(Webサーバ名)」を選択し、「開始」ボタンをクリックします。


■apachectlコマンドを使用して起動する方法

管理者権限で、apachectlコマンドを使用し、Webサーバ「FJapache」を起動します。

/opt/FJSVihs/bin/apachectl start

注意

apachectlコマンドでは、Webサーバ「FJapache」以外のWebサーバを起動できません。