Interstage Application Server V10.0(Interstage V10.0)での変更内容を説明します。
otssetrscコマンドで表示されるリソース定義ファイル情報の変更
セキュリティ強化のため、otssetrscコマンドに「-l -n リソース定義名」を指定して実行した場合に表示されるOTSのリソース定義ファイルのopen文字列が以下のように変更されました。
open文字列(OPENINFO)には、データベースのベンダが公開するopen文字列が表示されます。
OPENINFO=Oracle_XA+Acc=P:///+SesTm=0
open文字列(OPENINFO)には、アスタリスク(*)が表示されます。
OPENINFO=*******************************
Interstage V9以前では、万が一、登録したリソース定義ファイルを紛失した場合、表示されたリソース定義情報をファイルにリダイレクトすることにより、リソース定義ファイルを作成してそのまま使用できましたが、Interstage V10.0以降では、作成されたリソース定義ファイルをそのまま使用できません。リソース定義ファイルのOPENINFOを、データベースのベンダが公開するopen文字列に変更して使用してください。
JTS用リソース管理プログラムが利用するJavaの移行
マニュアルから削除されたコマンド
マニュアル「リファレンスマニュアル(コマンド編)」から以下のコマンドが削除されました。本コマンドは、旧バージョン互換用コマンドであるため、InterstageV10.0以降は、現バージョン用コマンドを使用してください。なお、マニュアルから削除されたコマンドは、Interstage V9以前と同様に動作しますが、マニュアルについては、Interstage V9以前の旧バージョンのマニュアルを参照してください。
削除コマンド | 現バージョン用コマンド | コマンドの機能概要 | 旧バーションのマニュアル参照先 |
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otsbackup | otsbackupsys | データベース連携サービスの資源のバックアップ・移出 | 「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「バックアップコマンド」-「otsbackup」 |
otsrestore | otsrestoresys | データベース連携サービスの資源のリストア・移入 | 「リファレンスマニュアル(コマンド編)」の「バックアップコマンド」-「otsrestore」 |