Interstage Application Server V11.0(Interstage V11.0)での変更内容を説明します。
inithost/initial_hostsファイルの読み込み動作について
CORBAサービス起動時のinithost/initial_hostsファイルに記載されたホスト情報を読み込む動作が変更されました。これにより、従来とは異なるホストにサービスを問い合わせることがあります。詳細については、「チューニングガイド」の「CORBAサービスの動作環境ファイル」-「inithost/initial_hosts」を参照してください。
inithost/initial_hostsファイル読み込み時に名前解決に成功したホスト情報のみがメモリ上に格納され、サービスの問い合わせに利用されます。名前解決に失敗したホストを利用する場合、CORBAサービスの再起動が必要になります。
inithost/initial_hostsファイル読み込み時に名前解決を行いますが、その成否に関わらずホスト情報はメモリ上に格納され、サービスの問い合わせに利用されます。
ORB(Object Request Broker)の指定について
Interstage Application Serverのインストール時には、JDK/JREのインストールディレクトリにorb.propertiesファイルが格納されません。CORBAサービスのJavaアプリケーションを実行する場合は、必ずORB(Object Request Broker)を指定してください。ORB(Object Request Broker)の指定方法については、「アプリケーション作成ガイド(CORBAサービス編)」の「アプリケーションの開発(Java言語)」-「CORBAアプリケーションの実行」-「ORB(Object Request Broker)の指定」を参照してください。