ここでは、L-Serverの削除について説明します。
L-Serverの削除は、L-Serverが停止している状態で行ってください。
L-Serverの削除を行うと、L-Serverに割り当てられているリソースも自動的に解放されます。
オーケストレーションツリーで対象のL-Serverを右クリックし、表示されたメニューで[削除]を選択します。
[L-Serverの削除]ダイアログが表示されます。
[OK]ボタンをクリックします。
対象のL-Serverが削除されます。
注意
L-Serverを削除する場合、ESCに登録しているETERNUSストレージのETERNUSmgrからログオフしてください。
NetAppストレージをクラスタで運用し、何らかの異常により片系稼動で運用されている場合、NetAppストレージの異常を復旧させてクラスタ運用に戻してから操作してください。
ディスクリソースが事前に作成されたLUN、iSCSIブートのLUN、または仮想L-Server用のディスクリソースの場合、L-Serverに割り当てられているディスクリソースは、L-Serverの削除でディスク内のデータは削除されないため、ディスク内のデータを削除することをお勧めします。ディスク内のデータを削除する方法については、「14.5 ストレージリソース」の注意事項を参照してください。
ダイナミックLUNミラーリングで作成されたディスクリソースの場合、L-Serverを削除する際、ローカルサイトとリモートサイトにあるディスクリソースが同時に削除されます。
仮想L-Serverの削除中に、削除対象のL-Serverがunknown状態となり、警告が表示されることがあります。L-Serverの削除が完了すると、警告は解消されるため、特に対処は不要です。
【OVM for SPARC】
ほかのL-Serverと共有しているディスクを持つL-Serverは削除できません。ゲストドメインに対して、ほかのL-Server(ゲストドメイン)と共有しているディスクをVMホスト上から削除してください。そのあと、ディスクが削除されたことをL-Serverの詳細情報で確認してから、L-Serverを削除してください。
L-Serverのディスクの情報は、以下の方法で確認します。
RORコンソールを表示します。
オーケストレーションツリーでL-Serverを選択します。
メインパネルの[リソース詳細]タブの[ディスク情報]で、共有していたディスクが表示されないことを確認します。
コマンドでは、rcxadm lserver deleteを実行します。
rcxadm lserver deleteコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。