ここでは、SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)、およびSPARC M10-1/M10-4/M12-1/M12-2の登録方法について説明します。
また、SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、SPARC M10-4S/M12-2Sのシャーシ内のサーバの登録方法についても説明します。
【Solarisゾーン】【OVM for SPARC】
Logical Domains Managerデーモンが有効になっている場合は、定義ファイルを設定することでSolarisゾーンとしてVMホストを登録できます。
詳細は、「導入ガイド CE」の「付録G 定義ファイル」を参照してください。
以下の手順で、サーバを登録します。
ダイアログを表示します。
SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)の場合
RORコンソールのサーバリソースツリーで、[サーバリソース]を右クリックし、以下のように選択します。
表示されたメニューで[登録]-[SPARC Enterprise(M3000/Tシリーズ)]を選択します。
[SPARC Enterpriseの登録]ダイアログが表示されます。
SPARC M10-1/M10-4/M12-1/M12-2の場合
RORコンソールのサーバリソースツリーで、[サーバリソース]を右クリックし、以下のように選択します。
表示されたメニューで[登録]-[SPARC M10-1/M10-4/M12-1/M12-2]を選択します。
[SPARC M10-1/M10-4/M12-1/M12-2の登録]ダイアログが表示されます。
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、SPARC M10-4S/M12-2Sの場合
シャーシ内のサーバを右クリックし、以下のように選択します。
表示されたメニューで[登録]-[サーバ]を選択します。
[サーバの登録]ダイアログが表示されます。
以下の項目を設定します。
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、SPARC M10-4S/M12-2Sの場合、リモートマネジメントコントローラーの項目はありません。
SPARC M10-1/M10-4/M12-1/M12-2の場合、コントローラー種類の項目はありません。
物理サーバ名
[エージェントを自動登録する]チェックボックス
リモートマネジメントコントローラー(ILOM/XSCF)
コントローラー種類
IPアドレス
ユーザーID
パスワード
SNMPコミュニティ名
管理LAN
IPアドレス
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、SPARC M10-4S/M12-2Sの場合、管理LAN(IPアドレス)と表示されます。
エージェントを自動登録する場合
サーバOS
種別
ユーザーID
パスワード
登録するサーバの物理サーバ名を入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字とハイフン("-")で構成された15文字以内の文字列を入力します。
エージェントを自動登録しない場合
エージェントの自動登録がサーバの登録完了後に行われません。
サーバの登録後、必要に応じてエージェントを登録してください。
エージェントを登録する場合、[リソース詳細]タブの基本情報でプロダクト名が表示されていることを確認し、エージェントを登録してください。
[更新]を実行することで最新の情報を取得できます。
エージェントを自動登録する場合
サーバの登録完了後、エージェントが自動的に登録されます。
SPARC Enterprise M3000の場合
[XSCF]を選択します。
登録対象のサーバを管理するXSCFのIPアドレスを入力します。
管理対象サーバを操作するために使用するXSCFのユーザーIDを入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された31文字以内の文字列を入力します。
必ずXSCFでplatadm権限を持つユーザーIDを指定してください。
システムに予約されているユーザーIDは使用できません。別のユーザーIDを作成してください。
詳細はXSCFのマニュアルを参照してください。
管理対象サーバを操作するために使用するXSCFのパスワードを入力します。
半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された32文字以内の文字列を入力します。
"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"?"、";"、":"
登録対象のサーバを管理するXSCFのSNMPコミュニティー名を入力します。
[public]を選択するか、任意の名前を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
SPARC Enterprise Tシリーズの場合
[ILOM]を選択します。
登録対象のサーバを管理するILOMのIPアドレスを入力します。
管理対象サーバを操作するために使用するILOMのユーザーIDを入力します。
先頭文字を英字とし、半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された4文字以上16文字以内の文字列を入力します。
必ずILOMでAdmin権限を持つユーザーIDを指定してください。
管理対象サーバを操作するために使用するILOMのパスワードを入力します。
半角英数字、空白(" ")および以下の記号で構成された8文字以上16文字以内の文字列を入力します。
"!"、"@"、"#"、"$"、"%"、"^"、"&"、"*"、"["、"]"、"{"、"}"、"("、")"、"-"、"+"、"="、"~"、","、">"、"<"、"/"、"'"、"?"、";"、":"
登録対象のサーバを管理するILOMのSNMPコミュニティー名を入力します。
[public]を選択するか、任意の名前を入力します。
半角英数字、アンダースコア("_")およびハイフン("-")で構成された32文字以内の文字列を入力します。
登録するサーバの管理LAN(IPアドレス)の値を入力します。
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000、SPARC M10-4S/M12-2Sの場合、管理LAN(IPアドレス)と表示されます。
サーバOSの種別(物理OS、VMホスト)を選択します。
[VMホスト]を選択することでユーザー名とパスワードの入力欄が有効になります。
VMホストの導入時に設定した情報を入力してください。
物理OSの場合
[Solaris]を選択します。
VMホストの場合
[Solarisゾーン]を選択し、VMホストのログインアカウント情報を入力します。
ここで入力するログインアカウント情報は、本製品がVMホストにログインして、情報の取得や制御を行うために使用されます。
注意
【OVM for SPARC】
[VMホスト]を選択し、OVM for SPARCとして登録したときだけ、サーバ切替えができます。
VMホストにログインするユーザーIDを入力します。
ユーザーIDは、VMホストの管理者権限を持つrootを指定してください。
注意
OSがSolaris 11の場合で、かつインストール時にユーザーアカウントを作成した場合、rootは役割として登録されます。このため、rootアカウントでは直接ログインできません。いったんユーザーアカウントでログインしたあと、suコマンドでrootになる必要があります。
Solaris 10以前のように、rootアカウントで直接ログインできるように変更する場合、rootで以下を実行してください。この場合、rootは役割からrootユーザーになります。
rolemod -K type=normal root <RETURN> |
rootアカウントでSSH接続を使用し、VMホストと通信できることを確認してください。
通信ができない場合、設定を変更してください。詳細は、基本ソフトウェアのマニュアルを参照してください。
VMホストにログインするユーザーのパスワードを入力します。
半角英数字、空白(" ")および半角記号で構成された256文字以内の文字列を入力します。
[OK]ボタンをクリックします。
登録されたサーバがサーバリソースツリーに表示されます。
注意
登録完了後に「操作ガイド VE」の「第14章 電源操作」を参照してサーバの電源操作を行い、入力したリモートマネジメントコントローラー情報が適切であるか確認してください。