ネットワークリソースは、ネットワークリソース作成時にネットワークプールを指定して登録します。
接続先のネットワークごとに設定が必要です。
物理L-Serverの場合、管理LANと業務LAN用のネットワークリソースが必要です。
仮想L-Serverの場合、業務LAN用のネットワークリソースが必要です。
詳細は、「14.3 ネットワークリソース」を参照してください。
なお、管理LAN用のネットワークリソースを登録する前に、あらかじめCloud Editionのライセンスを適用してください。
本製品を動作させるための前提条件
本製品を動作させるためのネットワーク環境、VMホスト、物理サーバは、利用するL-Serverによって前提条件が異なります。
物理L-Serverの場合
「設計ガイド CE」の「D.4 ネットワークの事前準備」を参照してください。
仮想L-Serverの場合
「設計ガイド CE」の「付録E 仮想L-Server作成のための事前準備」を参照してください。
ネットワークの自動設定
ネットワークリソースを事前に作成し、L-Server作成時にNICとネットワークリソースを接続することで、ネットワークリソースの定義に合わせた設定が自動的に行われます。
なお、ブレードサーバのモデルごと、またはVMホストごとに利用する物理NICの構成(以下、物理LANセグメント)をサーバNIC定義に定義します。定義したサーバNIC定義の物理LANセグメントを、ネットワークリソースから指定することで、ネットワークリソース単位に利用する物理NICを利用者が自由に選択できます。
サーバ仮想化ソフトウェアとしてVMwareを使用する場合
"VMware除外ポートグループ定義ファイル"に、ネットワークの自動設定から除外したいポートグループの名前を設定することで、サービスコンソールとポートグループで同一VLANが使用されている場合でも、L-Serverを作成できます。
ブレードサーバとLANスイッチブレードをスイッチモードまたはエンドホストモードで使用している場合
LANスイッチブレードの外部接続ポートにTagged VLANを自動設定できます。
自動設定の内容は、L-Serverのサーバ種別により異なります。
物理L-Serverの場合
「導入ガイド CE」の「7.3.1 ネットワーク自動設定」を参照してください。
仮想L-Serverの場合
「導入ガイド CE」の「第8章 仮想L-Server作成のための設定」のうち、利用するサーバ仮想化ソフトウェアのセットアップの記述を参照してください。
ネットワークの手動設定
任意の物理NICを選択して事前に手動設定された仮想スイッチ上のポートグループ【VMware】、仮想ネットワーク【Hyper-V】または仮想ブリッジ【Xen】【KVM】をネットワークリソースから利用する場合、以下のどちらかの操作により、ネットワークリソースを作成します。
GUIで操作する場合
ネットワークリソースの新規作成時のダイアログで[設定済みの仮想スイッチを利用]チェックボックスのチェックを入れ、ネットワークリソース(手動設定のネットワークリソース)を作成します。
コマンドで操作する場合
ネットワークリソースのXML定義の"<Network>"タグに、auto="false"を指定したネットワークリソース(手動設定のネットワークリソース)を作成します。
ネットワークリソース作成時にネットワークデバイス(L2スイッチ)の自動設定を行う場合、ネットワークリソースのXML定義の"<SwitchConfiguration>"タグに、auto="true"を指定し、"<Ruleset>"タグに自動設定に使用するルールセットの名前を指定してネットワークリソースを作成します。