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ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition V3.3.0 導入ガイド
FUJITSU Software

8.2.12 Active Directoryドメインへの参加

ここでは、Active Directoryドメインへの参加機能について説明します。

仮想L-ServerのOSがWindowsの場合、イメージを指定した仮想L-Serverの作成時に、Active Directoryドメインへの参加機能が利用できます。


Active Directoryドメインへの参加機能の利用は、以下の手順で行います。

  1. OSプロパティ定義ファイルの編集

    OSプロパティ定義ファイルに参加させるActive Directory ドメイン名、ドメイン参加アカウント名、パスワードを記載します。

    OSプロパティ定義ファイルの詳細は、「8.1.9 OSプロパティ定義ファイル」を参照してください。

    また、本機能を利用するためには、Microsoft社のActive Directoryドメインに参加する条件を満たす必要があります。
    条件については、Microsoft社のActive Directoryドメインのドキュメントを参照してください。

  2. L-Serverテンプレートのエクスポート

    L-Serverテンプレートのエクスポートについては、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「15.2.1 エクスポート」を参照してください。

    L-Serverテンプレートの操作(手順2.~手順4.)は、GUIを利用して行うこともできます。

    GUIを利用したL-Serverテンプレートの操作については、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「15.1 ウィザード形式のGUIによる操作」を参照してください。

  3. L-Serverテンプレートの編集

    L-ServerテンプレートにActive Directoryドメイン参加設定を指定します。

    L-ServerテンプレートのXML定義については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.2.2 仮想L-Serverテンプレート」に従って編集してください。

  4. L-Serverテンプレートのインポート

    L-Serverテンプレートのインポートについては、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「15.2.3 インポート」を参照してください。

    L-Serverテンプレートに対して設定された内容を確認するには、rcxadm template showコマンドを実行します。

    rcxadm templateコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「8.1 rcxadm template」を参照してください。

  5. L-Serverの作成

    手順4.で作成したL-Serverテンプレートを利用してL-Serverを作成します。

    詳細は、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「16.1 L-Serverテンプレートを利用したL-Serverの作成」を参照してください。

    L-Serverテンプレートを利用しない場合、コマンドを利用してL-Serverを作成します。「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「第16章 L-Serverの作成」に従ってL-ServerのXMLを編集したあと、rcxadm lserver createコマンドを実行します。

    rcxadm lserverコマンドについては、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「3.6 rcxadm lserver」を参照してください。

注意

Active Directoryドメインにアクセスできない場合や、参加用アカウントの権限不足やパスワード誤りなどでドメインへの参加が失敗した場合には、下記のどちらかの結果になります。

  • Windowsでの既定のワークグループ(WORKGROUP)に参加したL-Serverが作成される

  • L-Serverの作成処理がタイムアウトで失敗する

事前検証を行い、正しくActive Directoryドメインへ参加できることを確認してから、実際の運用で利用してください。