チューニングガイダンスのシナリオに含まれるレポートについて、カテゴリーごとに説明します。
注意
VMware ESX(SSH接続)およびVMware ESX 3.5の場合は、収集できない項目があるため、本カテゴリーのレポートは使用できません。
レポート | 分析の対象と条件設定方法 | 表示項目 | 説明 |
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VMware CPU チューニングガイダンス | H |
| ホストや仮想マシンのCPU使用状況に問題がないか、確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。 |
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【注意レベル】 仮想ホストのCPU使用率 ≧ 90 % | ||
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【注意レベル】 仮想マシン 平均CPU使用率(1CPUあたり) ≧ 90 % | ||
VMware メモリ(仮想ホスト) チューニングガイダンス | H |
| 仮想ホストのメモリ使用状況に問題がないか、確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。 |
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VMware メモリ(仮想マシン) チューニングガイダンス | H |
| 仮想マシンのメモリ使用状況に問題がないか、確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。 |
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【注意レベル】 スワップ発生状況(読み込み)> 0 MB | ||
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【注意レベル】 スワップ使用量 > 0 MB/sec | ||
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【注意レベル】 メモリ圧縮状況 > 0 MB/sec | ||
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【注意レベル】 メモリ伸張状況 > 0 MB/sec | ||
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【注意レベル】 バルーン使用量 > 0 MB/sec | ||
VMware データストア(仮想ホスト) | H |
| 仮想ホストのデータストアのスループット、I/O回数が把握できます。 |
| 仮想ホストのデータストアのアクセス性能が確認できます。 | ||
VMware データストア(仮想マシン) | H |
| 仮想マシンのデータストアのスループット、I/O回数が把握できます。 |
| 仮想マシンのデータストアのアクセス性能が確認できます。 | ||
VMware 物理ディスク | H |
| 仮想ホストのディスクのスループット、I/O回数が把握できます。
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| 仮想ホストのディスクのドライバアクセス性能が確認できます。
【注意レベル】 ディスクアクセス性能(カーネル)(読み込み) >=4 ms ※常時 | ||
| 仮想ホストのディスクのカーネルアクセス性能が確認できます。
【注意レベル】 ディスクアクセス性能(ドライバ)(読み込み) >=20 ms ※常時 | ||
VMware 仮想ディスク | H |
| 仮想マシンのディスクのスループット、I/O回数が把握できます。
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| 仮想マシンのディスクアクセス性能が確認できます。 ディスクアクセス性能を確認してください。 | ||
VMware 物理NIC | H |
| 物理NICのネットワーク使用率が把握できます。
【注意レベル】 ネットワーク使用率 >= しきい値 ※常時 回線種別:しきい値 |
| 物理NICのパケットドロップ率が把握できます。
【注意レベル】 パケットドロップ率(送信) > 0 % | ||
VMware 仮想NIC | H |
| 仮想NICのネットワーク使用量を確認できます。 |
| 仮想NICのパケットドロップ率を確認できます。 注意 VMware ESX 3.5, VMware ESX 4.0, VMware ESX/ESXi 4.1 の場合は、以下が表示されません。
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業務システムのレスポンスやスループットが性能要件を満たしていない場合に参考にしてください。
ガイダンスを参考に対処することで、劣化した性能を改善できる場合があります。
注意
[Windows メッセージキュー チューニングガイダンス]レポートを表示するためには、収集テンプレートへの定義設定が必要です。詳細は、使用手引書「メッセージキュー(MSMQ)の管理設定」を参照してください。
[Windows プロセス チューニングガイダンス]レポートの以下の表示項目は、CPU使用時間(レコード「WIN_PROCESS」のフィールド「ptotcpu」)が0秒のプロセスは表示されません。
プロセスのCPU使用時間
プロセスのワーキングセット
プロセスのプライベートバイト数
[Windows プロセス チューニングガイダンス]および[Windows メッセージキュー チューニングガイダンス]レポートは、インストールレス型Agentでは表示できません。
レポート | 分析の対象と条件設定方法 | 表示項目 | 説明 |
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Windows CPU チューニングガイダンス | H |
| マシンのCPU使用状況に問題がないか、確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。
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*1) 【注意レベル】 ハイパースレッディング無効 : CPU使用率 ≧ 90% ハイパースレッディング有効 : CPU使用率 ≧ 45% 注意 CPUクロック数は、Windows Server 2008 R2以降の場合に有効です。 | ||
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【注意レベル】 スレッドあたりのCPU待ち要求数 ≧ 2 | ||
Windows メモリ チューニングガイダンス | H |
| マシンのメモリ使用状況に問題がないか、確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。
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【注意レベル】 メモリ使用率 ≧ 95% ページング発生状況(ページイン+ページアウト) 仮想メモリ使用率 ≧ 90% | ||
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*1) インストールレス型Agentでは表示できません。 | ||
Windows ディスク チューニングガイダンス | H |
| マシンの物理ディスクに問題がないか、確認できます。 ガイダンスが表示された場合は確認します。
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【注意レベル】 物理ディスクビジー率 ≧ 60% | ||
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【注意レベル】 サービス時間 ≧ 30msec 物理ディスク待ち要求数 ≧ 2 | ||
| 物理ディスクの性能が確認できます。 | ||
| 論理ディスクの性能が確認できます。 | ||
Windows ネットワーク チューニングガイダンス | H |
| ネットワークに問題がないか、確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。
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*1) 【注意レベル】 回線種別 専用線使用時 : ネットワーク使用率 ≧ 80% 回線種別 スイッチングハブ使用時 : ネットワーク使用率 ≧ 60% | ||
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【注意レベル】 待ち要求数 ≧ 2 | ||
Windows プロセス チューニングガイダンス | H |
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ポイント CPU使用時間は、使用する分析データに依存します。
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| ワーキングセットの高いプロセスを確認できます。 | ||
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Windows メッセージキュー チューニングガイダンス | H |
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業務システムのレスポンスやスループットが性能要件を満たしていない場合に参考にしてください。
ガイダンスを参考に対処することで、劣化した性能を改善できる場合があります。
注意
[Linux ディスク チューニングガイダンス]レポートの以下の表示項目は、実行サービス時間(レコード「UX_DISKBUSY」のフィールド「iotrserv」)が0秒のデバイスは表示されません。
物理ディスク待ち要求数
サービス時間
物理ディスクI/O回数
物理ディスクスループット
[Linux プロセス チューニングガイダンス]レポートの以下の表示項目は、CPU使用時間(レコード「UX_PROCESS」のフィールド「rcputim」)が0秒のプロセスは表示されません。
プロセスのCPU使用時間
[Linux プロセス チューニングガイダンス]および[Linux メッセージキュー チューニングガイダンス]レポートは、インストールレス型Agentでは表示できません。
レポート | 分析の対象と条件設定方法 | 表示項目 | 説明 |
---|---|---|---|
Linux CPU チューニングガイダンス | H |
| マシンのCPU使用状況に問題がないか、確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。
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*1) 【注意レベル】 ハイパースレッディング無効 : CPU使用率 ≧ 90% ハイパースレッディング有効 : CPU使用率 ≧ 45% 注意 CPUクロック数は、Red Hat Enterprise Linux 6以降の場合に有効です。 | ||
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【注意レベル】 スレッドあたりのCPU待ち要求数 ≧ 2 | ||
Linux メモリ チューニングガイダンス | H |
| マシンのメモリ使用状況に問題がないか、確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。
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| メモリ使用率を確認できます。 ポイント Linuxでは、ファイルアクセスのパフォーマンス向上のため、空きメモリをバッファやキャッシュに転用し、有効活用しています。このため、メモリ使用率が高い数値で推移していても、バッファやキャッシュにより使用されている場合は、業務に影響ありません。 | ||
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【注意レベル】 スワップパーティションの負荷率 ≧ 80% スワップイン数 > 0 スワップアウト数 > 0 注意 スワップパーティションの負荷率は、Red Hat Enterprise Linux 5.3以降の場合に有効です。 | ||
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注意 メモリの使用用途(内訳)は、Red Hat Enterprise Linux 6以降の場合に有効です。 | ||
Linux ディスク チューニングガイダンス | H |
| マシンの物理ディスクに問題がないか、確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。
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【注意レベル】 物理ディスクビジー率 ≧ 60% | ||
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【注意レベル】 サービス時間 ≧ 30msec 物理ディスク待ち要求数 ≧ 2 | ||
| 物理ディスクの性能が確認できます。 | ||
Linux ネットワーク チューニングガイダンス | H |
| ネットワークに問題がないか、確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。
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*1) 【注意レベル】 回線種別 専用線使用時 : ネットワーク使用率 ≧ 80% 回線種別 スイッチングハブ使用時 : ネットワーク使用率 ≧ 60% | ||
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【注意レベル】 コリジョン発生率 ≧ 2% | ||
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【注意レベル】 パケットオーバーラン回数(送信) > 0 パケットオーバーラン回数(受信) > 0 | ||
Linux プロセス チューニングガイダンス | H |
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ポイント CPU使用時間は、使用する分析データに依存します。
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Linux メッセージキュー チューニングガイダンス | H |
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業務システムのレスポンスやスループットが性能要件を満たしていない場合に参考にしてください。
ガイダンスを参考に対処することで、劣化した性能を改善できる場合があります。
注意
Solaris チューニングガイダンスはSolaris 10以降をサポートしています。
[Solaris ディスク チューニングガイダンス]レポートの以下の表示項目は、実行サービス時間(レコード「UX_DISKBUSY」のフィールド「iotrserv」)が0秒のデバイスは表示されません。
物理ディスクビジー率
物理ディスク待ち要求数
サービス時間(ディスク待ち時間含む)
物理ディスクI/O回数
物理ディスクスループット
[Solaris プロセス チューニングガイダンス]レポートの以下の表示項目は、CPU使用時間(レコード「UX_PROCESS」のフィールド「rcputim」)が0秒のプロセスは表示されません。
プロセスのCPU使用時間
[Solaris プロセス チューニングガイダンス]および[Solaris メッセージキュー チューニングガイダンス]レポートは、インストールレス型Agentでは表示できません。
レポート | 分析の対象と条件設定方法 | 表示項目 | 説明 |
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Solaris CPU チューニングガイダンス | H |
| マシンのCPU使用状況に問題がないか、確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。
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【注意レベル】 CPU使用率の平均 > 90% | ||
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【注意レベル】 スレッドあたりのCPU待ち要求数 ≧ 2 CPU実行待ち率 ≧ 90% | ||
Solaris メモリ チューニングガイダンス | H |
| マシンのメモリ使用状況に問題がないか確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。
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ポイント ARCメモリについて ARCメモリは、ZFSを使用している場合に表示されます。ZFSのファイルキャッシュ機能により必要に応じて解放される領域です。 | ||
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【注意レベル】 匿名メモリのページイン > 0 匿名メモリのページアウト回数 > 0 | ||
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【注意レベル】 スワップイン > 0 スワップアウト > 0 | ||
Solaris ディスク チューニングガイダンス | H |
| マシンのディスクに問題がないか確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。
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【注意レベル】 物理ディスクビジー率 ≧ 60% | ||
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【注意レベル】 サービス時間 ≧ 30msec 物理ディスク待ち要求数 ≧ 2 | ||
| 物理ディスクの性能が確認できます。 | ||
Solaris ネットワーク チューニングガイダンス | H |
| ネットワークに問題がないか、確認できます。ガイダンスが表示された場合は参考にします。
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| ネットワークの性能が確認できます。 | ||
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【注意レベル】 接続確立時破棄数 > 0 接続確立中破棄数 > 0 ポイント 接続要求破棄数は、使用する分析データに依存します。
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【注意レベル】 再送セグメント数 > 0 ポイント 再送セグメント数は、使用する分析データに依存します。
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Solaris プロセス チューニングガイダンス | H |
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ポイント CPU使用時間は、使用する分析データに依存します。
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Solaris メッセージキュー チューニングガイダンス | H |
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