ページの先頭行へ戻る
Systemwalker Service Quality Coordinator 使用手引書(コンソール編)
FUJITSU Software

4.2.1 プランニング

プランニングで利用するレポートについて、カテゴリーごとに説明します。

なお、各レポートで表示される予測やシミュレーション結果は、過去の稼働実績から富士通独自の方法で計算したものです。お客様のコンピュータ環境における目安となるものであり、実際の環境において動作を保証するものではありません。あらかじめご了承ください。

4.2.1.1 仮想集約

Windows4.2.1.1.1 スペック情報

スペック情報は、インストールレス型Agent管理機能で監視サーバ(Manager/Proxy Manager)がWindows版の場合に、監視サーバでsqcCollectSpec(インストールレス型Agent管理スペック情報収集コマンド)を実行することによって収集されます。本カテゴリーのレポートを表示する前にコマンドを実行してください。詳細は、リファレンスマニュアル「sqcCollectSpec(インストールレス型Agent管理スペック情報収集コマンド)」を参照してください。

収集対象は以下のとおりです。

ポイント

スペック情報は、分析期間内の最新の情報が表示されます。

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

スペック情報 OS分布

G

■システムグループ指定

  • Operating System Type

物理サーバのOSの台数分布を把握することができます。

スペック情報 一覧

G

■システムグループ指定

  • サーバ(マシン名、製造会社、モデル)

  • OS(種類、アーキテクチャ、サービスパック、バージョン)

  • CPU(製造会社、モデル、物理CPU数、コア数(1CPUあたり)、総コア数、性能(MHz)、論理CPU数、ハイパースレッディング(機能の有無/使用状態))

  • メモリ(搭載量)

  • ディスク(総量、空き容量)

  • ネットワーク(IPアドレス、ネットワークカード数)

物理サーバのスペック情報をシステムグループ単位に把握することができます。

注意

  • ディスクの総量および空き容量は、SolarisではファイルシステムがUFSの場合に表示できます。

  • ネットワークカード数は、MACアドレスが設定されいるネットワークカード数が表示されます。

スペック情報 一覧(VMware 仮想マシン)

G

■システムグループ指定

  • OS

  • CPU数

  • メモリ

  • 仮想ディスク数

  • IPアドレス

  • ネットワークカード数

  • VMware Toolsの状態

  • UUID

  • 仮想マシン構成ファイルのパス

VMwareの仮想マシンのスペック情報を把握することができます。

スペック情報 ディスク使用状況

G

■システムグループ指定

  • 総量

  • 使用量

物理サーバのディスク総量と使用量を把握することができます。

注意

SolarisではファイルシステムがUFSの場合に表示できます。

スペック情報 詳細

H

■システムグループおよびホスト指定

  • サーバ情報(マシン名/製造会社/モデル)

  • CPU情報(製造会社/モデル/物理CPU数/論理CPU数/性能(MHz)/総コア数/ハイパースレッディング機能の有無/ハイパースレッディング使用状態)

  • メモリ情報(搭載量(GB))

  • ディスク情報(ファイルシステム/容量(GB)/使用量(GB)/空き容量(GB)/使用率(%)/デバイス名/パーティション名)

  • ストレージ情報(製造会社/モデル/サイズ(GB))

  • ネットワーク情報(製造会社/モデル/速度(Mbps)/MACアドレス/IPアドレス/サブネットマスク)

  • OS情報(種類/アーキテクチャ/サービスパック/バージョン)

  • アプリケーション情報(アーキテクチャ/バージョン)

  • サービス/デーモン情報

物理サーバのスペック情報の詳細を把握することができます。

4.2.1.1.2 P2V(Physical to Virtual)

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

リソース使用状況別 サーバ台数分布 (概要)

G

■システムグループ指定

  • サーバ台数分布 - CPU使用率別

  • サーバ台数分布 - メモリ使用率別

  • サーバ台数分布 - ディスクI/O回数別

  • サーバ台数分布 -ディスク スループット別

  • サーバ台数分布 -ネットワーク 送受信回数別

  • サーバ台数分布 -ネットワーク スループット別

  • 搭載リソース情報

システム全体の物理サーバのリソースが有効に活用されているか、リソース状況を確認できます。

  • 指定した期間内にメモリ増設など、リソースの変更があった場合は、該当のサーバについては変更後の情報のみが表示されます。

  • 仮想集約を検討している場合

    使用率の低いサーバが多い場合、高い集約効果が得られます。使用率の高いサーバを仮想集約する場合は、リソースを多く使うので注意が必要です。

ポイント

  • 表示されるCPU性能(MHz)は、搭載されているCPU1コアの性能値です。

  • 表示される搭載メモリ量は、搭載されているメモリの実際に利用可能なメモリ容量です。

注意

対象のシステムグループにOracle Solaris ゾーンのglobal zoneおよびnon-global zoneより性能情報を収集するAgentが含まれる場合、本レポートの以下の項目については、正しい情報が表示されないため利用できません。

  • サーバ台数分布 - CPU使用率別

  • サーバ台数分布 - メモリ使用率別

  • サーバ台数分布 - ディスクI/O回数別

  • サーバ台数分布 -ディスク スループット別

  • 搭載リソース情報

詳細は、リファレンスマニュアル「詳細なし/P2Vシミュレーション」を参照してください。

リソース使用状況 一覧 (詳細)

G

■システムグループ指定

  • CPU(使用率/使用量)

  • メモリ(使用率/使用量)

  • ディスク(I/O回数/スループット)

  • ネットワーク(送受信回数/スループット)

  • 搭載リソース情報

システム全体の物理サーバのリソース使用状況と搭載リソース量(CPU・メモリ)を確認できます。

  • 指定した期間内にメモリ増設など、リソースの変更があった場合は、該当のサーバについては変更後の期間のみが表示されます。

  • Excel形式で保存した場合は、すべてのリソースの情報が[ALL]シートに一覧表示されます。

ポイント

  • 表示されるCPU性能(MHz)は、搭載されているCPU1コアの性能値です。

  • 表示される搭載メモリ量は、搭載されているメモリの実際に利用可能なメモリ容量です。

注意

  • Oracle Solaris ゾーンのglobal zoneおよびnon-global zoneより性能情報を収集する場合、[CPU(使用率/使用量)]および[搭載リソース情報]の[CPU性能]の値については以下のとおりです。

    • ゾーンにCPUの割り当てを行っている場合、割り当てたリソースプール単位の情報が合算で出力されます。

    • ゾーンにCPUの割り当てを行っていない場合、システム全体の情報が収集されます。

  • Oracle Solaris ゾーンのglobal zoneおよびnon-global zoneより性能情報を収集する場合、[メモリ(使用率/使用量)]、[ディスク(I/O回数/スループット)]、および[搭載リソース情報]の[搭載メモリ量]の値については、ゾーンごとではなく、システム全体の値となります。

P2V シミュレーション

■P2Vシミュレーション専用

  • CPU使用量

  • メモリ使用量

  • ディスク I/O回数

  • ディスク スループット

  • ネットワーク 送受信回数

  • ネットワーク スループット

選択したサーバを1つの仮想環境に集約した場合のリソース使用量をシミュレーションできます。

期間を通して値が大きすぎる場合や、時間帯や曜日、日によって偏りがある場合には、集約するサーバの組み合わせを考慮します。

許容しきい値を設定した場合は、その値を大きく超えていないか確認します。

定期レポートでは使用できません。

注意

選択した集約候補のサーバにOracle Solaris ゾーンのglobal zoneおよびnon-global zoneより性能情報を収集するAgentが含まれる場合、正しいシミュレーションができません。

詳細は、リファレンスマニュアル「詳細なし/P2Vシミュレーション」を参照してください。

注意

Systemwalker Service Quality Coordinator V13.5.0以前のAgentまたはインストールレス型Agentで監視しているサーバについては、上記、レポート種別は表示されません。

4.2.1.2 業務集約

4.2.1.2.1 業務集約

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

リソース使用状況別 サーバ台数分布 (概要)

G

■システムグループ指定

  • サーバ台数分布 - CPU使用率別

  • サーバ台数分布 - メモリ使用率別

  • サーバ台数分布 - ディスクI/O回数別

  • サーバ台数分布 - ディスクスループット別

  • サーバ台数分布 - ネットワーク送受信回数別

  • サーバ台数分布 - ネットワークスループット別

  • 搭載リソース情報

システム全体のサーバのリソースが有効に活用されているか、リソース状況を確認できます。

  • 指定した期間内にメモリ増設など、リソースの変更があった場合は、該当のサーバについては変更後の情報のみが表示されます。

  • 業務集約を検討している場合使用率の低いサーバが多い場合、高い集約効果が得られます。使用率の高いサーバを業務集約する場合は、リソースを多く使うので注意が必要です。

ポイント

  • 表示されるCPU性能(MHz)は、搭載されているCPU1コアの性能値です。

  • 表示される搭載メモリ量は、搭載されているメモリの実際に利用可能なメモリ容量です。

注意

対象のシステムグループにOracle Solaris ゾーンのglobalzoneおよびnon-global zoneより性能情報を収集するAgentが含まれる場合、本レポートの以下の項目については、正しい情報が表示されないため利用できません。

  • サーバ台数分布 - CPU使用率別

  • サーバ台数分布 - メモリ使用率別

  • サーバ台数分布 - ディスクI/O回数別

  • サーバ台数分布 -ディスクスループット別

  • 搭載リソース情報

詳細は、リファレンスマニュアル「詳細なし/P2Vシミュレーション」を参照してください。

リソース使用状況 一覧 (詳細)

G

■システムグループ指定

  • CPU(使用率/使用量)

  • メモリ(使用率/使用量)

  • ディスク(I/O回数/スループット)

  • ネットワーク(送受信回数/スループット)

  • 搭載リソース情報

システム全体のサーバのリソース使用状況と搭載リソース量(CPU・メモリ)を確認できます。

  • 指定した期間内にメモリ増設など、リソースの変更があった場合は、該当のサーバについては変更後の期間のみが表示されます。

  • Excel形式で保存した場合は、すべてのリソースの情報が[ALL]シートに一覧表示されます。

ポイント

  • 表示されるCPU性能(MHz)は、搭載されているCPU1コアの性能値です。

  • 表示される搭載メモリ量は、搭載されているメモリの実際に利用可能なメモリ容量です。

注意

  • Oracle Solaris ゾーンのglobal zoneおよびnon-globalzoneより性能情報を収集する場合、[CPU(使用率/使用量)]および[搭載リソース情報]の[CPU性能]の値については以下のとおりです。

    • ゾーンにCPUの割り当てを行っている場合、割り当てたリソースプール単位の情報が合算で出力されます。

    • ゾーンにCPUの割り当てを行っていない場合、システム全体の情報が収集されます。

  • Oracle Solaris ゾーンのglobal zoneおよびnon-globalzoneより性能情報を収集する場合、[メモリ(使用率/使用量)]、[ディスク(I/O回数/スループット)]、および[搭載リソース情報]の[搭載メモリ量]の値については、ゾーンごとではなく、システム全体の値となります。

業務集約シミュレーション

-

■業務集約シミュレーション専用

  • CPU使用量

  • メモリ使用量

  • ディスク I/O回数

  • ディスクスループット

  • ネットワーク送受信回数

  • ネットワークスループット

選択したサーバを業務集約した場合のリソース使用量をシミュレーションできます。

期間を通して値が大きすぎる場合や、時間帯や曜日、日によって偏りがある場合には、集約するサーバの組み合わせを考慮します。

許容しきい値を設定した場合は、その値を大きく超えていないか確認します。また、CPUやメモリの集約先に必要なスペックの目安を表示します。

定期レポートでは使用できません。

注意

選択した集約候補のサーバにOracle Solaris ゾーンのglobalzoneおよびnon-global zoneより性能情報を収集するAgentが含まれる場合、正しいシミュレーションができません。

詳細は、リファレンスマニュアル「詳細なし/P2Vシミュレーション」を参照してください。

cgroup 推奨設定値

-

■cgroup 推奨設定値専用

  • 設定値

  • CPU使用量

  • メモリ使用量

  • ディスク I/O回数

選択したサーバを業務集約した場合のcgroup 推奨設定値を確認できます。

  • 設定値

    cgroupの推奨値と、稼働中のホストに集約する場合は、現在の設定値が表示されます。

    表示されるcgroupの設定値は以下です。

    • CPUShares

    • MemoryLimit

    • BlockIOWeight

    ポイント

    設定値には、集約先として選択したホストの、レポート期間における最新の設定値が表示されます。

  • CPU

    cgroupのCPUShares(CPU時間の相対的配分)の推奨値が表示されます。

    推奨値は、分析期間内の最大値に従い、100~260000の値が表示されます。

  • メモリ

    cgroupのMemoryLimit(物理メモリ使用量の最大値)の推奨値が表示されます。

    推奨値は、分析期間内の最大値が表示されます。しきい値を設定した場合は、最大値をしきい値として100%になる値が推奨値として表示されます。

    最大値が「NULL」または「0」の場合、推奨値は最小整数値「1」が表示されます。

  • ディスク

    cgroupのBlockIOWeight(I/Oアクセスの相対比率)の推奨値が表示されます。

    推奨値は、分析期間内の最大値に従い、100~1000の値が表示されます。

定期レポートでは使用できません。

ポイント

  • 集約先情報で[稼働中のホストに集約する]を選択し、cgroupでリソース管理しているサーバを選択した場合、cgroupのリソース設定をしていない項目は、リソース情報は収集されないため、設定値は表示されず、「-」で表示されます。

    例えば、ディスクI/Oのリソース設定をしていない場合は、ディスクI/Oのリソース情報や設定値は表示されません。

    また、メモリの現在の設定値について、memory.limit_in_bytes(ユーザーメモリの最大値(ファイルキャッシュ含む))に非常に大きい値(例:9223372036854775807)が定義されている場合に「-」で表示されます。

  • 集約先情報で[稼働中のホストに集約する]を選択し、cgroupでリソース管理しているサーバを選択した場合、リソースIDは、再設計するcgroupディレクトリの1つ上の階層のディレクトリを指定します。

    指定するcgroupディレクトリは以下になります。

    Red Hat Enterprise Linux 7の場合

    • Interstage Application Serverの場合

      /system.slice/system-isas.slice/system-isas-default.slice

    • Symfoware Server(Openインターフェース)の場合

      /system.slice/system-symfosvoi.slice

    • Systemwalker Operation Managerの場合

      /system.slice/system-swomgr.slice

    Red Hat Enterprise Linux 6の場合

    • Interstage Application Server/Symfoware Server(Openインターフェース)の場合

      指定なし

    • Systemwalker Operation Managerの場合

      /swomgr

    (注) リソースIDの文字の最後に「/」を付加しないでください。

  • 集約先情報で[稼働中のホストに集約する]を選択し、cgroupでリソース管理しているサーバを選択した場合、リソースIDで指定したcgroupディレクトリ直下の各cgroupに対してcgroupの設定値が表示されます。

    リソースIDを指定しない場合は、 root cgroupディレクトリ直下の各cgroupに対してcgroupの設定値が表示されます。

注意

選択した集約候補のサーバにOracle Solaris ゾーンのglobalzoneおよびnon-global zoneより性能情報を収集するAgentが含まれる場合、正しいシミュレーションができません。

詳細は、リファレンスマニュアル「詳細なし/P2Vシミュレーション」を参照してください。


4.2.1.3 リソース有効活用

4.2.1.3.1 VMware 仮想マシン再配置

注意

  • VMware ESX(SSH接続)の場合は、収集できない項目があるため、本カテゴリーのレポートは使用できません。

  • VMware 仮想マシン再配置シミュレーションを行う場合、1つのシステムグループ内には1つのvCenter上の仮想ホストだけを登録してください。

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

VMwareリソース使用状況(仮想ホスト一覧)

G

■システムグループ指定

  • CPU(使用率/使用量)

  • メモリ(使用率/使用量)

  • データストア(I/O回数/スループット)

  • ディスク(I/O回数/スループット)

  • ネットワーク(送受信回数/スループット)

  • 搭載リソース情報

システムグループに登録されているVMware仮想ホストのリソース使用状況を把握します。

リソースに空きがある仮想ホストを、集約対象の仮想ホストとして検出します。

表示されるCPU総周波数(MHz)は、搭載されているCPUの全コアの合計の性能値です。

VMwareリソース使用状況(仮想マシン積み上げ)

H

■システムグループおよびホスト指定

  • CPU使用量

  • 有効なメモリ使用量

  • 消費されたメモリ使用量

  • データストア I/O回数

  • データストア スループット

  • ディスク I/O回数

  • ディスクスループット

  • ネットワーク 送受信回数

  • ネットワークスループット

「VMwareリソース使用状況(仮想ホスト一覧)」で検討した移動元の仮想ホストに対して、仮想ホストに配置されている仮想マシンとそのリソース使用量を積み上げグラフで確認します。

移動元の各仮想マシンのリソース使用量を確認して、どの仮想マシンをどの移動先候補のホストに移動するかを検討します。

ポイント

グラフの表示設定で[上限を物理の搭載量で固定する]をチェックした場合、Y軸の最大値としてホストの搭載量が表示されます。ただし、使用量がホストの搭載量を超える場合、ホストの搭載量はグラフ内に横線で表示されます。

各仮想マシンの搭載量は、表を確認することで把握することができます。

VMware 仮想マシン再配置シミュレーション

■仮想マシン再配置シミュレーション専用

  • CPU使用量

  • 有効なメモリ使用量

  • 消費されたメモリ使用量

  • データストア I/O回数

  • データストア スループット

  • ディスク I/O回数

  • ディスクスループット

  • ネットワーク 送受信回数

  • ネットワークスループット

移動元として検討した仮想マシンを、移動先として検討した仮想ホストに再配置した場合のリソース使用量をシミュレーションします。結果は時間帯別、曜日別、日別、時系列のグラフで確認できます。

定期レポートでは使用できません。

4.2.1.3.2 VMware 割り当てリソース最適化

注意

VMware ESX(SSH接続)の場合は、収集できない項目があるため、本カテゴリーのレポートは使用できません。

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

VMware リソース使用状況(仮想マシン一覧)

H

■システムグループおよびホスト指定

  • CPU(使用率/使用量)

  • メモリ(使用率/使用量)

  • ディスク構成

選択した仮想ホスト上の仮想マシンのリソース使用状況が一覧表示されます。

CPU使用率やメモリ使用率でソートしてリソースに空きがある仮想マシンを検出し、使用率の低い仮想マシンに対してリソース割り当てを削減できるか検討します。

CPU使用率は、物理CPU1つを100%としています。そのため100%を超えて表示される場合があります。

VMware 仮想マシン稼働状況

H

■システムグループおよびホスト指定

  • 仮想マシン稼働状況(稼働、アイドル、停止)

選択した仮想ホスト上の仮想マシンの日ごとの稼働状況が表示されます。

アイドル(%)などでソートし、常時アイドル状態の仮想マシンについては利用者に仮想マシンの停止を促すなどし、リソースの消費を削減できるか検討します。

注意

停止している仮想マシンの情報は1時間間隔で収集されます。

停止している仮想マシンをマイグレーションした直後等、仮想マシンの情報がマイグレーション後の仮想ホストの情報として表示されない場合があります。

ポイント

10分データを用いて分析を行います。1か月間の分析を行う場合等は、10分データの保持期間を変更してください。

4.2.1.3.3 KVM 仮想マシン再配置

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

リソース使用状況一覧

G

■システムグループ指定

  • CPU(使用率/使用量)

  • メモリ(使用率/使用量)

  • ディスク(I/O回数/スループット)

  • ネットワーク(送受信回数/スループット)

  • 搭載リソース情報

システムグループに登録されているサーバについて、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークの使用状況を確認します。

リソースに空きがある仮想ホストを、集約対象の仮想ホストとして検出します。

  • 指定した期間内にメモリ増設など、リソースの変更があった場合は、該当のサーバについては変更後の期間のみが表示されます。

  • Excel形式で保存した場合は、すべてのリソースの情報が[ALL]シートに一覧表示されます。

ポイント

  • 表示されるCPU性能(MHz)は、搭載されているCPU1コアの性能値です。

  • 表示される搭載メモリ量は、搭載されているメモリの実際に利用可能なメモリ容量です。

  • Linux仮想マシン機能(KVM)のホストのみを本レポートで表示したい場合は、システムグループにはLinux仮想マシン機能(KVM)のホストのみを登録してください。

KVM リソース使用状況(仮想マシン積み上げ)

H

■システムグループおよびホスト指定

  • CPU使用量

  • 割り当てメモリ量

  • ディスク I/O回数

  • ディスク スループット

  • ネットワーク 送受信回数

  • ネットワーク スループット

「リソース使用状況一覧」で検討した移動元の仮想ホストに対して、仮想ホストに配置されている仮想マシンとそのリソース使用量を積み上げグラフで確認します。

移動元の各仮想マシンのリソース使用量を確認して、どの仮想マシンをどの移動先候補のホストに移動するかを検討します。

注意

V15.1.1以前のAgentで監視している場合、ディスクI/O回数およびネットワーク送受信回数は表示されません。

KVM 仮想マシン再配置シミュレーション

■仮想マシン再配置シミュレーション専用

  • CPU使用量

  • 割り当てメモリ量

  • ディスク I/O回数

  • ディスク スループット

  • ネットワーク 送受信回数

  • ネットワーク スループット

移動元として検討した仮想マシンを、移動先として検討した仮想ホストに再配置した場合のリソース使用量をシミュレーションします。結果は時間帯別、曜日別、日別、時系列のグラフで確認できます。

定期レポートでは使用できません。

注意

V15.1.1以前のAgentで監視している場合、ディスクI/O回数およびネットワーク送受信回数は表示されません。

4.2.1.3.4 KVM 割り当てリソース最適化

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

KVM リソース使用状況(仮想マシン一覧)

H

■システムグループおよびホスト指定

  • CPU(使用率/使用量)

選択した仮想ホスト上の仮想マシンのCPU使用状況が一覧表示されます。

CPU使用率でソートしてリソースに空きがある仮想マシンを検出し、使用率の低い仮想マシンに対してリソース割り当てを削減できるか検討します。

注意

V15.1.1以前のAgentで監視している場合、pinningおよびcapping値は表示されません。

ポイント

  • pinning値は、各仮想CPUがどの物理CPUに割り当てられているかを表します。

    例)
    0:0-7:仮想CPU0に物理CPU0~7が割り当てられている
    1:0-1;7-7:仮想CPU1に物理CPU0, 1, 7が割り当てられている

  • CPU cappingの設定がされていない場合、capping値には"-"が表示されます。

  • KVMのコマンド(virsh schedinfo)の出力結果によって、capping値、vcpu_period値、およびvcpu_quota値には情報が表示されない場合があります。

KVM 仮想マシン稼働状況

H

■システムグループおよびホスト指定

  • 仮想マシン稼働状況(稼働、アイドル、停止)

選択した仮想ホスト上の仮想マシンの日ごとの稼働状況が表示されます。

アイドル率(%)などでソートし、常時アイドル状態の仮想マシンは利用者に仮想マシンの停止を促すなどし、リソースの消費を削減できるか検討します。

ポイント

10分データを用いて分析を行います。1か月間の分析を行う場合等は、10分データの保持期間を変更してください。

4.2.1.3.5 Oracle VM Server for SPARC

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

OVM for SPARC リソース使用状況(全体)

G

■システムグループ指定

  • CPU使用量

  • CPU未使用率

  • メモリ使用量

  • メモリ未使用率

  • ディスク I/O回数

  • ディスク スループット

  • ネットワーク 送受信回数

  • ネットワーク スループット

選択したシステムグループについて、Oracle VM Server for SPARCの物理サーバ上で動作する全ドメインのリソース割り当て状況、使用量、および、全ドメインの割り当て量に対する未使用率を確認できます。

ポイント

選択するシステムグループは、以下を満たす構成で作成してください。

  • 分析する物理サーバの全ドメイン(Agent)を登録してください。

  • 複数の物理サーバをまとめて分析する場合、複数の物理サーバの全ドメインを登録してください。

  • ドメインのマイグレーションを行う場合、マイグレーション先、および、マイグレーション元の物理サーバの全ドメイン(Agent)を登録してください。

ポイント

制御ドメインで、使用手引書「■リソースデータ収集条件解除手順(10分データ、1時間データ)」で説明する手順を行った場合、マイグレーションを実施した時刻のドメインのデータは、マイグレーション先、および、マイグレーション元の両方の制御ドメインで収集されます(マイグレーション先、マイグレーション元の両方のノードに該当のドメインの情報が存在します)。

本レポートでは、マイグレーションしたドメインは、収集のサンプリング数が多いノードに含めて表示されます。

OVM for SPARC リソース使用状況(ノード)

H

■システムグループおよびホスト指定

  • CPU使用量

  • CPU未使用率

  • メモリ使用量

  • メモリ未使用率

  • ディスク I/O回数

  • ディスク スループット

  • ネットワーク 送受信回数

  • ネットワーク スループット

選択したOracle VM Server for SPARCの物理サーバにおけるリソース割り当て状況、使用量、および、全ドメインの割り当て量に対する未使用率を確認できます。

ポイント

選択する制御ドメイン(Agent)を含むシステムグループは、以下を満たす構成で作成してください。

  • 分析する物理サーバの全ドメイン(Agent)を登録してください。

  • ドメインのマイグレーションを行う場合、マイグレーション先、および、マイグレーション元の物理サーバの全ドメイン(Agent)を登録してください。

OVM for SPARC リソース使用状況(ドメイン選択)

■OVM for SPARC リソース使用状況(ドメイン選択)専用

  • CPU使用量

  • CPU未使用率

  • メモリ使用量

  • メモリ未使用率

  • ディスク I/O回数

  • ディスク スループット

  • ネットワーク 送受信回数

  • ネットワーク スループット

選択したドメインについて、Oracle VM Server for SPARCのリソース割り当て状況、使用量、および、ドメインの割り当て量に対する未使用率を確認できます。

OVM for SPARC リソース割り当て状況

H

■システムグループおよびホスト指定

  • 割り当てスレッド数

  • 割り当てメモリ量

Oracle VM Server for SPARCの制御ドメインで制御する各ドメインについて、リソース割り当て状況を確認できます。

ポイント

  • グラフおよび表には、OVM紐づけ定義格納コマンドで登録したAgent名で表示されます。

    ただし、OVM紐付け定義格納コマンドで登録していないドメインは、「(ドメイン名)」で表示されます。

  • [表示件数]で[全件]を選択した場合、アクティベートCPUスレッド数が、割り当てスレッド数のグラフに[アクティベート数]として表示されます。Y軸の最大値がアクティベート数となり、アクティベート数に対する割り当て数の状態が確認できます。

    また、メモリの搭載量が、割り当てメモリ量のグラフに[搭載量]として表示されます。Y軸の最大値がメモリの搭載量となり、メモリの搭載量に対する割り当てメモリの容量が確認できます。

OVM for SPARC 再配置シミュレーション

■OVM for SPARC 再配置シミュレーション専用

  • 割り当てスレッド数

  • CPU使用量

  • 割り当てメモリ量

  • メモリ使用量

  • ディスク I/O回数

  • ディスク スループット

  • ネットワーク 送受信回数

  • ネットワーク スループット

選択したドメインを1つの仮想環境に集約した場合のリソース割り当て状況、およびリソース使用量をシミュレーションできます。

再配置時に必要なリソースが不足しないかを確認し、期間を通して値が大きすぎる場合や、時間帯や曜日によって偏りがある場合には、集約するドメインの組み合わせを考慮します。

定期レポートでは使用できません。

ポイント

  • 物理サーバを集約する場合など、OVM紐づけ定義格納コマンドで登録していないホストの場合は、ドメインの割り当てスレッド数、メモリ量ではなく、以下の情報が表示されます。

    • 割り当てスレッド数:選択したホストの論理CPU数

    • 割り当てメモリ量:選択したホストの使用可能な総メモリ量

4.2.1.3.6 cgroup リソース最適化

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

リソース使用状況

G

■システムグループ指定

  • CPU使用率

  • メモリ使用率

  • 空きメモリ容量

  • ディスクI/O回数

  • ディスク スループット

  • ネットワーク送受信回数

  • ネットワーク スループット

システムグループに登録されているホストについて、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークの使用状況を確認します。

ポイント

cgroupのホストのみを本レポートで表示したい場合は、システムグループにはcgroupのホストのみを登録してください。

リソース使用状況一覧

G

■システムグループ指定

  • CPU(使用率/使用量)

  • メモリ(使用率/使用量)

  • ディスク(I/O回数/スループット)

  • ネットワーク(送受信回数/スループット)

  • 搭載リソース情報

システム全体のサーバのリソース使用状況と搭載リソース量(CPU・メモリ)を確認できます。

  • 指定した期間内にメモリ増設など、リソースの変更があった場合は、該当のサーバについては変更後の期間のみが表示されます。

  • Excel形式で保存した場合は、すべてのリソースの情報が[ALL]シートに一覧表示されます。

ポイント

  • 表示されるCPU性能(MHz)は、搭載されているCPU1コアの性能値です。

  • 表示される搭載メモリ量は、搭載されているメモリの実際に利用可能なメモリ容量です。

注意

  • Oracle Solaris ゾーンのglobal zoneおよびnon-globalzoneより性能情報を収集する場合、[CPU(使用率/使用量)]および[搭載リソース情報]の[CPU性能]の値については以下のとおりです。

    • ゾーンにCPUの割り当てを行っている場合、割り当てたリソースプール単位の情報が合算で出力されます。

    • ゾーンにCPUの割り当てを行っていない場合、システム全体の情報が収集されます。

  • Oracle Solaris ゾーンのglobal zoneおよびnon-globalzoneより性能情報を収集する場合、[メモリ(使用率/使用量)]、[ディスク(I/O回数/スループット)]、および[搭載リソース情報]の[搭載メモリ量]の値については、ゾーンごとではなく、システム全体の値となります。

cgroup 推奨設定値 (再設計)

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • 設定値

  • CPU使用量

  • メモリ使用量

  • ディスク I/O回数

cgroupの推奨設定値を確認できます。

  • 設定値

    cgroupの推奨値と現在の設定値が表示されます。

    表示されるcgroupの設定値は以下です。

    • CPUShares

    • MemoryLimit

    • BlockIOWeight

    ポイント

    設定値には、選択したホストの、レポート期間における最新の設定値が表示されます。

  • CPU

    cgroupのCPUShares(CPU時間の相対的配分)の推奨値が表示されます。

    推奨値は、分析期間内の最大値に従い、100~260000の値が表示されます。

  • メモリ

    cgroupのMemoryLimit(物理メモリ使用量の最大値)の推奨値が表示されます。

    推奨値は、分析期間内の最大値が表示されます。しきい値を設定した場合は、最大値をしきい値として100%になる値が推奨値として表示されます。

    最大値が「NULL」または「0」の場合、推奨値は最小整数値「1」が表示されます。

  • ディスク

    cgroupのBlockIOWeight(I/Oアクセスの相対比率)の推奨値が表示されます。

    推奨値は、分析期間内の最大値に従い、100~1000の値が表示されます。

ポイント

  • リソースIDは、再設計するcgroupディレクトリの1つ上の階層のディレクトリを指定します。

    指定するcgroupディレクトリは以下になります。

    Red Hat Enterprise Linux 7の場合

    • Interstage Application Serverの場合

      /system.slice/system-isas.slice/system-isas-default.slice

    • Symfoware Server(Openインターフェース)の場合

      /system.slice/system-symfosvoi.slice

    • Systemwalker Operation Managerの場合

      /system.slice/system-swomgr.slice

    Red Hat Enterprise Linux 6の場合

    • Interstage Application Server/Symfoware Server(Openインターフェース)の場合

      指定なし

    • Systemwalker Operation Managerの場合

      /swomgr

    (注) リソースIDの文字の最後に「/」を付加しないでください。

  • リソースIDで指定したcgroupディレクトリ直下の各cgroupに対してcgroupの設定値が表示されます。

    リソースIDを指定しない場合は、 root cgroupディレクトリ直下の各cgroupに対してcgroupの設定値が表示されます。

  • cgroupのリソース設定をしていない項目は、リソース情報は収集されないため、設定値は表示されず、「-」で表示されます。

    例えば、ディスクI/Oのリソース設定をしていない場合は、ディスクI/Oのリソース情報や設定値は表示されません。

    また、メモリの現在の設定値について、memory.limit_in_bytes(ユーザーメモリの最大値(ファイルキャッシュ含む))に非常に大きい値(例:9223372036854775807)が定義されている場合に「-」で表示されます。

4.2.1.3.7 cgroup 再配置

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

cgroup 再配置シミュレーション

G

■cgroup 再配置シミュレーション専用

  • CPU使用量

  • メモリ使用量

  • ディスクI/O回数

  • ディスク スループット

移動元として検討したcgroupを、移動先として検討したサーバに再配置した場合のリソース使用量をシミュレーションします。結果は時間帯別、曜日別、日別、時系列のグラフで確認できます。

定期レポートでは使用できません。

ポイント

リソースIDで指定したcgroupディレクトリ直下のcgroupに「\」を含むcgroupが存在する場合、「\」が「_」に変換されてグラフに表示されます。

cgroup 推奨設定値 (再配置)

H

■cgroup 推奨設定値 (再配置)専用

  • 設定値

  • CPU使用量

  • メモリ使用量

  • ディスク I/O回数

cgroupの推奨設定値を確認できます。

  • 設定値

    cgroupの推奨値と、稼働中のホストに集約する場合は、現在の設定値が表示されます。

    表示されるcgroupの設定値は以下です。

    • CPUShares

    • MemoryLimit

    • BlockIOWeight

    ポイント

    設定値には、集約先として選択したホストの、レポート期間における最新の設定値が表示されます。

  • CPU

    cgroupのCPUShares(CPU時間の相対的配分)の推奨値が表示されます。

    推奨値は、分析期間内の最大値に従い、100~260000の値が表示されます。

  • メモリ

    cgroupのMemoryLimit(物理メモリ使用量の最大値)の推奨値が表示されます。

    推奨値は、分析期間内の最大値が表示されます。しきい値を設定した場合は、最大値をしきい値として100%になる値が推奨値として表示されます。

    最大値が「NULL」または「0」の場合、推奨値は最小整数値「1」が表示されます。

  • ディスク

    cgroupのBlockIOWeight(I/Oアクセスの相対比率)の推奨値が表示されます。

    推奨値は、分析期間内の最大値に従い、100~1000の値が表示されます。

定期レポートでは使用できません。

ポイント

  • リソースIDは、再配置するcgroupディレクトリの1つ上の階層のディレクトリを指定します。

    指定するcgroupディレクトリは以下になります。

    Red Hat Enterprise Linux 7の場合

    • Interstage Application Serverの場合

      /system.slice/system-isas.slice/system-isas-default.slice

    • Symfoware Server(Openインターフェース)の場合

      /system.slice/system-symfosvoi.slice

    • Systemwalker Operation Managerの場合

      /system.slice/system-swomgr.slice

    Red Hat Enterprise Linux 6の場合

    • Interstage Application Server/Symfoware Server(Openインターフェース)の場合

      指定なし

    • Systemwalker Operation Managerの場合

      /swomgr

(注) リソースIDの文字の最後に「/」を付加しないでください。

  • リソースIDで指定したcgroupディレクトリ直下の各cgroupに対してcgroupの設定値が表示されます。

    リソースIDを指定しない場合は、 root cgroupディレクトリ直下の各cgroupに対してcgroupの設定値が表示されます。

  • 再配置候補で指定したcgroupについて、現在の設定値は「-」で表示されます。

    cgroupのリソース設定をしていない項目は、リソース情報は収集されないため、設定値は表示されず、「-」で表示されます。

    例えば、ディスクI/Oのリソース設定をしていない場合は、ディスクI/Oのリソース情報や設定値は表示されません。

    また、メモリの現在の設定値について、memory.limit_in_bytes(ユーザーメモリの最大値(ファイルキャッシュ含む))に非常に大きい値(例:9223372036854775807)が定義されている場合に「-」で表示されます。

4.2.1.4 需要予測

ポイント

需要予測は、分析の対象とする期間が短いと時間帯や曜日による値の変動の影響を受けやすいため、分析期間を1か月程度とすることをお薦めします。

また、その場合、分析データは[1日]が適しています。[10分]や[1時間]を選択した場合、分析に時間がかかることがあります。

分析期間や分析データの設定方法については、「4.3.3 期間」および「4.3.2.2 表示設定」を参照してください。

4.2.1.4.1 OpenStack Compute リソース

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

インスタンス

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • インスタンス

OpenStackが管理するインスタンスについて、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースをどのくらい使用するか予測します。

注意

[対象設定]域の[リソースID]に設定されている「instances:」は、削除しないでください。

仮想CPU

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • 仮想CPU

OpenStackが管理する仮想CPUについて、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースをどのくらい使用するか予測します。

注意

[対象設定]域の[リソースID]に設定されている「cores:」は、削除しないでください。

メモリ

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • メモリ

OpenStackが管理するメモリについて、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースをどのくらい使用するか予測します。

注意

[対象設定]域の[リソースID]に設定されている「ram:」は、削除しないでください。

4.2.1.4.2 VMware リソースプール

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

リソースプール(CPU)(需要予測)

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • リソースプール(CPU)(需要予測)

VMwareが管理するリソースプールのCPU使用率について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースをどのくらい使用するか予測します。

リソースプール(メモリ)(需要予測)

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • リソースプール(メモリ)(需要予測)

VMwareが管理するリソースプールのメモリ使用率について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースをどのくらい使用するか予測します。

4.2.1.4.3 ServerView Resource Orchestrator リソースプール

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

VMプール(CPU)(需要予測)

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • VMプール(CPU)(需要予測)

ServerView Resource Orchestratorが管理するVMプールのCPU使用率について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースをどのくらい使用するか予測します。

VMプール(メモリ)(需要予測)

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • VMプール(メモリ)(需要予測)

ServerView Resource Orchestratorが管理するVMプールのメモリ使用率について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースをどのくらい使用するか予測します。

ストレージプール(需要予測)

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • ストレージプール(需要予測)

ServerView Resource Orchestratorが管理するストレージプールの使用率について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースをどのくらい使用するか予測します。

ネットワークプール(需要予測)

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • ネットワークプール(需要予測)

ServerView Resource Orchestratorが管理するネットワークプールの使用率について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースをどのくらい使用するか予測します。

サーバプール(需要予測)

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • サーバプール(需要予測)

ServerView Resource Orchestratorが管理するサーバプールの使用率について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースをどのくらい使用するか予測します。

アドレスプール(需要予測)

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • アドレスプール(需要予測)

ServerView Resource Orchestratorが管理するアドレスプールの使用率について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースをどのくらい使用するか予測します。

4.2.1.4.4 Oracle VM Server for SPARC リソースプール

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

リソースプール(CPUスレッド)(全体) (需要予測)

H

■Oracle VM Server for SPARC リソースプール専用

  • リソースプール(CPUスレッド)(全体) (需要予測)

Oracle VM Server for SPARCの全物理サーバのCPUスレッド(VCPU)数の割り当て数(全物理サーバの合計値)について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースプール(アクティベーション済みのCPUスレッド(VCPU)数)が不足しないか予測します。

ポイント

選択するシステムグループは、以下を満たす構成で作成してください。

  • 複数の物理サーバをまとめて分析する場合、複数物理サーバの全ドメインを登録してください。

条件設定において、ホストに「ALL_SERVER」を選択してください。

リソースプール(メモリ)(全体) (需要予測)

H

■Oracle VM Server for SPARC リソースプール専用

  • リソースプール(メモリ)(全体) (需要予測)

Oracle VM Server for SPARCの全物理サーバのメモリ割り当て量(全物理サーバの合計値)について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースプール(使用可能な総メモリ量)が不足しないか予測します。

ポイント

選択するシステムグループは、以下を満たす構成で作成してください。

  • 複数の物理サーバをまとめて分析する場合、複数物理サーバの全ドメインを登録してください。

条件設定において、ホストに「ALL_SERVER」を選択してください。

物理リソース(CPUスレッド)(全体) (需要予測)

H

■Oracle VM Server for SPARC リソースプール専用

  • 物理リソース(CPUスレッド)(全体) (需要予測)

Oracle VM Server for SPARCの全物理サーバのCPUスレッド(VCPU)数の割り当て数(全物理サーバの合計値)について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、物理リソース(未アクティベートCPUスレッド(VCPU)数を含む)が不足しないか予測します。

ポイント

選択するシステムグループは、以下を満たす構成で作成してください。

  • 複数の物理サーバをまとめて分析する場合、複数物理サーバの全ドメインを登録してください。

条件設定において、ホストに「ALL_SERVER」を選択してください。

リソースプール(CPUスレッド)(ノード) (需要予測)

H

■Oracle VM Server for SPARC リソースプール専用

  • リソースプール(CPUスレッド)(ノード) (需要予測)

Oracle VM Server for SPARCの物理サーバのCPUスレッド(VCPU)数の割り当て数について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースプール(アクティベーション済みのCPUスレッド(VCPU)数)が不足しないか予測します。

リソースプール(メモリ)(ノード) (需要予測)

H

■Oracle VM Server for SPARC リソースプール専用

  • リソースプール(メモリ)(ノード) (需要予測)

Oracle VM Server for SPARCの物理サーバのメモリ割り当て量について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、リソースプール(使用可能な総メモリ量)が不足しないか予測します。

物理リソース(CPUスレッド)(ノード) (需要予測)

H

■Oracle VM Server for SPARC リソースプール専用

  • 物理リソース(CPUスレッド)(ノード) (需要予測)

Oracle VM Server for SPARCの物理サーバのCPUスレッド(VCPU)数の割り当て数について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、物理リソース(未アクティベートCPUスレッド(VCPU)数を含む)が不足しないか予測します。

4.2.1.4.5 Symfoware Analytics Server カラムナテーブル

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

カラムナテーブル(ディスクスペース)

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • ディスクスペース

Symfoware Analytics Server(DWHサーバ)のカラムナテーブルのデータベーススペースの容量について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、データベーススペースをどのくらい使用するか予測します。

4.2.1.4.6 OS リソース

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

ディスク スペース

H

■システムグループ、ホスト、およびリソースID指定

  • ディスクスペース

OSのディスク容量について、過去の稼働実績から回帰分析を行い、ディスクをどのくらい使用するか予測します。

4.2.1.5 増強シミュレーション

4.2.1.5.1 レスポンスシミュレーション

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

リクエスト数(将来予測)

H

■リクエスト数(将来予測)専用

  • リクエスト数(将来予測)

Webトランザクションの性能情報について、過去の稼働実績から回帰分析により将来のリクエスト数を予測します。
将来のリクエスト数が現在と比べてどれくらい増加するか把握できます。

レスポンスシミュレーション(リクエスト増加)

■レスポンスシミュレーション(リクエスト増加/サーバ追加)専用

  • レスポンス時間(リクエスト増加)

Webトランザクションの性能情報と、システムを構成しているサーバのOSの性能情報について、過去の稼働実績から相関関係を分析し、リクエスト数(現在のリクエスト数の何倍)が増加したときの1日のレスポンス時間の傾向をシミュレーションできます。レスポンス時間から、改善が必要かどうか判断できます。

定期レポートでは使用できません。

ポイント

レスポンスシミュレーションは、過去のサービスのリクエスト数と、各サーバの性能情報(OS)との関係を分析してレスポンス時間をシミュレーションしており、夜間バッチ処理などリクエスト処理と直接関係のないノイズとなる時間帯が含まれていないと、シミュレーションの精度が向上します。

シミュレーションの精度は、表のレスポンス時間の後に表示されている'(高)'、'(中)'、'(低)'の信頼度で確認することができます。

'(高)'の場合、ノイズが少ない状態でシミュレーションできており、高い精度でシミュレーションできていることを表しています。

また、性能情報が存在しない場合やリクエスト数とOSの性能情報との相関がほとんど得られない場合、シミュレーションできず、表に'N/A'が表示されます。

信頼度は、分析条件の設定で分析期間を長くしたり、夜間バッチ処理などノイズとなる時間帯を分析対象から除くように設定することで向上させることができます。

分析条件の設定方法については、「4.3 分析/プランニング画面の操作方法」を参照してください。

注意

選択した集約候補のサーバにOracle Solaris ゾーンのglobal zoneおよびnon-global zoneより性能情報を収集するAgentが含まれる場合、以下の理由により正しいシミュレーションができません。

  • ゾーンにCPUの割り当てを行っている場合、割り当てたリソースプール単位の情報が合算で出力されます。

  • ゾーンにCPUの割り当てを行っていない場合、システム全体の情報が収集されます。

レスポンスシミュレーション(サーバ追加)

■レスポンスシミュレーション(リクエスト増加/サーバ追加)専用

  • レスポンス時間(サーバ追加)

Webトランザクションの性能情報と、システムを構成しているサーバのOSの性能情報について、過去の稼働実績から相関関係を分析し、サーバを追加したときの1日のレスポンス時間の傾向をシミュレーションできます。
Web層/アプリケーション層/データベース層のどの層に、サーバを何台追加すればレスポンスが改善されるか判断できます。

定期レポートでは使用できません。

ポイント

レスポンスシミュレーションは、リクエスト数とOSの性能情報との相関関係を分析してシミュレーションを行っているため、十分な相関が得られた場合、シミュレーションされるレスポンス時間の精度が向上します。

上記の相関関係の強さは、信頼度として'(高)'、'(中)'、'(低)'の3段階で表に表示されます。

'(高)'の場合は、十分な相関が得られており、比較的高い精度でレスポンス時間をシミュレーションできたことを示しています。

'(中)'や'(低)'の場合は、十分な相関が得られず、レスポンス時間の精度が低下していることを示しています。

計算に必要な性能情報が不足している場合や、夜間バッチなどリクエスト数と直接関係のない処理がノイズとして影響している可能性があります。

この場合、以下のように分析条件の設定を変更することで信頼度を改善できる可能性があります。

・分析期間を長くする

・夜間や休日などサービスが動作していない時間帯をサービス外時間に設定する

分析条件の設定方法については、「4.3 分析/プランニング画面の操作方法」を参照してください。

注意

性能情報が存在しない場合や、リクエスト数と直接関係のない処理が非常に多く動作しており、リクエスト数とOSの性能情報との相関がほとんど得られない場合、分析不能となり、表の値に'N/A'が表示されます。

この場合、以下のように分析条件の設定を変更することで分析可能になる可能性があります。

・分析期間を長くする

・夜間や休日などサービスが動作していない時間帯をサービス外時間に設定する

分析条件の設定方法については、「4.3 分析/プランニング画面の操作方法」を参照してください。

注意

選択した集約候補のサーバにOracle Solaris ゾーンのglobal zoneおよびnon-global zoneより性能情報を収集するAgentが含まれる場合、以下の理由により正しいシミュレーションができません。

  • ゾーンにCPUの割り当てを行っている場合、割り当てたリソースプール単位の情報が合算で出力されます。

  • ゾーンにCPUの割り当てを行っていない場合、システム全体の情報が収集されます。

4.2.1.6 汎用レポート

4.2.1.6.1 汎用レポート

レポート

分析の対象と条件設定方法

表示項目

説明

将来予測表示

H

■将来予測表示専用

指定したフィールドの値を、回帰直線グラフで表示します。