ページの先頭行へ戻る
Symfoware Analytics ServerV12.3.0 インストールガイド
FUJITSU Software

2.1.2 新規インストール

スーパーユーザーでログインして、以下の手順でインストールを行います。

参考

画面例に記載している“x.y.z”は、インストールする製品のバージョンレベルを示します。

1. インストールコマンド(symassvinstall.sh)のコピー

以下のDVDをDVDドライブにセットします。

以下を実行します。

# mount -t iso9660 -r -o loop /dev/dvd /media/dvd

/dev/dvdは、DVDドライブのデバイス名です。環境により異なりますので確認してください。

/media/dvdは、DVDをマウントするマウントポイント名です。必要に応じて作成してください。

注意

自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントを行った場合、マウントオプションにnoexecが設定されるため、インストーラに実行権が付与されていない場合があります。この場合、mountコマンドでDVDを適切に再マウントしてください。なお、マウントされているDVDのマウントオプションについては、mountコマンドを引数なしで実行することで確認できます。


以下に格納されたインストールコマンドをローカルディスクの任意のディレクトリにコピーします。

ポイント

アンインストールコマンドのコピー

インストールの途中で失敗した場合、インストール済のパッケージをアンインストールする必要があります。インストールコマンドと合わせて以下に格納されたアンインストールコマンド(symassvuninstall.shおよびsymassvunins_subiis.sh)をコピーしてください。

  • [ディスクマウント先]/symassvuninstall.sh

  • [ディスクマウント先]/symassvunins_subiis.sh


DVDをアンマウントします。

  

2. インストールの実行

インストールコマンドをコピーしたディレクトリで実行します。

# ./symassvinstall.sh

参照

インストールコマンドの詳細は、“リファレンス”の“symassvinstall”を参照してください。

  

3. ODS管理者ユーザーの入力

タイトルに続けて、ODS管理者ユーザーの入力を要求する画面が以下のように表示されます。
ODS管理者ユーザーの作成”で作成したユーザーアカウントを入力してください。

================================================================================
Symfoware Analytics Server  Vx.y.z
================================================================================

Please specify the manager user of Data accumulation server.
[User,q]: odsadmin<Enter>

  

4. インストール情報の

インストール情報の確認画面が、以下のように表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してリターンキーを押します。“15. インストール開始メッセージ”を参照してください。
設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。

<< New Install >>

Installation function
  (-)  Data processing server                                         (注1)
  (*)  Database server
  (*)  Data accumulation server
  (*)  Data cooperation server(III)
  (*)  Data cooperation server(fluentd)
  Required(*), No select(-), Selected(+)

Parameter information
  DVD Device: /dev/dvd                                                 (注2)
  Disk mount point: /media
  Data accumulation server(Manager user): odsadmin
  Data accumulation server(Dictionary directory): /ods1
  Data accumulation server(Archive log directory): /ods2
  Data accumulation server(Space directory): /ods3
  Data accumulation server(Common directory): /ods4

Start installation using the above information?
y: Start the installation
c: Change the information
q: Quit without installing
[y,c,q](The default value is y): c<Enter>

注1) データ加工サーバがインストールできない環境では表示されません。

注2) 以下のデバイス名が存在しない環境では、初期値としてnoneが表示されます。

  

5. DVDデバイス名の入力

DVDデバイス名の入力を要求する画面が以下のように表示されます。
DVDデバイス名を変更する場合は、DVDデバイスを入力してください。
DVD装置が存在しない環境では、noneのまま次に進みます。

Please specify the DVD device.
[DVD device,q](The default value is /dev/dvd): /dev/dvd0<Enter>

  

6. ディスクマウント先の入力

ディスクマウント先の入力を要求する画面が以下のように表示されます。
ディスクマウント先を変更する場合は、ディスクマウント先を入力してください。

Please specify the disk mount point.
[Disk mount point,q](The default value is /media): /mnt<Enter>

  

7. ODS管理者ユーザーの入力

ODS管理者ユーザーの入力を要求する画面が以下のように表示されます。
ODS管理者ユーザーを変更する場合は、ODS管理者ユーザーのユーザーアカウントを入力してください。

Please specify the manager user of Data accumulation server.
[User,q](The default value is odsadmin): odsadmin<Enter>

  

8. ODSの資源情報管理(ディクショナリ)のディレクトリ名の入力

ODSの資源情報管理(ディクショナリ)のディレクトリ名の入力を要求する画面が以下のように表示されます。
ODSの資源情報管理(ディクショナリ)のディレクトリ名を変更する場合はディレクトリ名を入力してください。

Please specify the directory of Data accumulation server(Dictionary).
[Directory,q](The default value is /ods1): /ods_dic<Enter>

  

9. ODSの資源情報管理(アーカイブログ)のディレクトリ名の入力

ODSの資源情報管理(アーカイブログ)のディレクトリ名の入力を要求する画面が以下のように表示されます。
ODSの資源情報管理(アーカイブログ)のディレクトリ名を変更する場合はディレクトリ名を入力してください。

Please specify the directory of Data accumulation server(Archive log).
[Directory,q](The default value is /ods2): /ods_arc<Enter>

  

10. ODSの資源情報管理(スペース)のディレクトリ名の入力

ODSの資源情報管理(スペース)のディレクトリ名の入力を要求する画面が以下のように表示されます。
ODSの資源情報管理(スペース)のディレクトリ名を変更する場合はディレクトリ名を入力してください。

Please specify the directory of Data accumulation server(Space).
[Directory,q](The default value is /ods3): /ods_space<Enter>

  

11. ODS(共通)のディレクトリ名の入力

ODS(共通)のディレクトリ名の入力を要求する画面が以下のように表示されます。
ODS(共通)のディレクトリ名を変更する場合はディレクトリ名を入力してください。

Please specify the directory of Data accumulation server(Common).
[Directory,q](The default value is /ods4): /ods_common<Enter>

  

12. データ加工サーバのインストール

データ加工サーバをインストールするかどうかの入力を要求する画面が以下のように表示されます。
ただし、データ加工サーバがインストールできない環境ではこの画面は表示されません。
データ加工サーバをインストールする場合は、[y]を入力してください。

Select install of Data processing server.
[y,n,q](The default value is n): y<Enter>

参照

データ加工機能の詳細については、“利用ガイド”を参照してください。

  

13. データ加工サーバのデータ管理ディレクトリのディレクトリ名の入力

データ加工サーバをインストールするを選択した場合に、データ管理ディレクトリのディレクトリ名の入力を要求する画面が以下のように表示されます。
データ加工サーバのデータ管理ディレクトリのディレクトリ名を入力してください。

Please specify the directory of Data processing server(Data Manager).
[Directory,q]: /datadir1<Enter>

  

14. インストール情報の確認

インストール情報の確認画面が、以下のように表示されます。
設定内容に問題がない場合は、[y]を入力してリターンキーを押します。“15. インストール開始メッセージ”を参照してください。
設定内容を変更する場合は、[c]を入力してリターンキーを押します。

<< New Install >>

Installation function
  (+)  Data processing server                                         (注1)
  (*)  Database server
  (*)  Data accumulation server
  (*)  Data cooperation server(III)
  (*)  Data cooperation server(fluentd)
  Required(*), No select(-), Selected(+)

Parameter information
  DVD Device: /dev/dvd0
  Disk mount point: /mnt
  Data accumulation server(Manager user): odsadmin
  Data accumulation server(Dictionary directory): /ods_dic
  Data accumulation server(Archive log directory): /ods_arc
  Data accumulation server(Space directory): /ods_space
  Data accumulation server(Common directory): /ods_common
  Data processing server(Data Manager directory): /datadir1                      (注2)

Start installation using the above information?
y: Start the installation
c: Change the information
q: Quit without installing
[y,c,q](The default value is y):

注1) データ加工サーバがインストールできない環境では表示されません。

注2) データ加工サーバをインストールする場合にのみ表示されます。

  

15. インストール開始メッセージ

インストールを開始するメッセージが以下のように表示されます。

INFO: 10000: Symfoware Analytics Server installation has started.

  

16. DVDの入替

インストールコマンド実行中に以下の順番でDVDを入れ替える指示が出ますので、指示にしたがってDVDを入れ替えます。

注意

自動マウントデーモン(autofs)によるDVDの自動マウントが有効になっている場合は、アンマウントしてからEnterキーを入力してください。


  1. メッセージ「NOTICE: Please insert installation media SERVER PROGRAM 1.」が出力された場合、DVDを取り出し、以下のDVDをDVDドライブにセットしたあと、Enterキーを押してください。

    • Symfoware Analytics Server Standard Edition メディアパック (64bit) V12.3.0 サーバプログラム1

  2. メッセージ「NOTICE: Please insert installation media SERVER PROGRAM 2.」が出力された場合、DVDを取り出し、以下のDVDをDVDドライブにセットしたあと、Enterキーを押してください。

    • Symfoware Analytics Server Standard Edition メディアパック (64bit) V12.3.0 サーバプログラム2

  3. メッセージ「NOTICE: Please insert installation media SERVER PROGRAM 3.」が出力された場合、DVDを取り出し、以下のDVDをDVDドライブにセットしたあと、Enterキーを押してください。

    • Symfoware Analytics Server Standard Edition メディアパック (64bit) V12.3.0 サーバプログラム3

  4. メッセージ「NOTICE: Please insert installation media SERVER PROGRAM 4.」が出力された場合、DVDを取り出し、以下のDVDをDVDドライブにセットしたあと、Enterキーを押してください。

    • Symfoware Analytics Server Standard Edition メディアパック (64bit) V12.3.0 サーバプログラム4

  5. メッセージ「NOTICE: Please insert installation media SERVER PROGRAM 5.」が出力された場合、DVDを取り出し、以下のDVDをDVDドライブにセットしたあと、Enterキーを押してください。

    • Symfoware Analytics Server Standard Edition メディアパック (64bit) V12.3.0 サーバプログラム5

参考

DVDの入替えに失敗したままEnterキーを入力した場合、メッセージ“SERVER PROGRAM [番号] installer not found. Please insert the correct media.”が出力されます。
出力された番号のDVDをDVDドライブにセットしたあと、Enterキーを押してください。

  

17. インストールの完了

インストールが完了すると以下のメッセージが表示されます。

INFO: 10001: Symfoware Analytics Server installation has finished.
NOTICE: Restart the machine to complete installation.

  

18. 再起動

マシンを再起動します。

参考

インストールに失敗した場合

インストールが途中で失敗した場合、以下の手順で再インストールを実行してください。

  1. マシンを再起動します。

  2. 3.3.1 アンインストール前の作業”を確認します。

  3. 事前にコピーしたアンインストールコマンドのディレクトリに移動して、以下のコマンドを実行します。

    # ./symassvuninstall.sh
  4. 3.3.3 アンインストール後の作業”を実施します。

  5. “リファレンス”の“symassvinstall”の出力メッセージに記載されているログファイルを確認して、失敗した原因を取り除いてから、インストールコマンドを再実行します。