ページの先頭行へ戻る
PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 4.5 導入運用手引書
FUJITSU Software

2.2.7 userApplication の編集

2.2.4 Oracle リソースを含まない userApplication の作成 で作成した userApplication に Oracle データベース関連のリソースを登録します。

スタンバイ運用では userApplication は以下のように構成されます。 (以降の手順にて太枠のリソースの作成・追加を行います。)

注意

Oracle リソースの作成・設定作業は、Oracle インスタンスおよび Oracle リスナーを手動で起動・停止し、正しく動作することを確認してから行ってください。
また、Oracle リソースの作成・設定作業の前に、クラスタ内の全ノードで Oracle インスタンス、Oracle リスナーおよび RMS を停止してください。
同一の Oracle インスタンスまたはOracle リスナーに対して、複数のリソースを作成しないでください(二重作成しないでください)。

userApplication Configuration Wizard を使用した userApplication 編集の流れは以下のようになります:

1

userApplication のみの削除

2.2.7.1 userApplication のみの削除

2

Oracle リソースの作成

2.2.7.2 Oracle リソースの作成

3

その他のリソースの作成

2.2.7.3 その他必要なリソースの作成

4

userApplication の作成

2.2.7.4 userApplication の作成

5

その他の userApplication の作成

2.2.7.5 その他必要な userApplication の作成

6

RMS 構成定義の生成と配布

2.2.7.6 RMS 構成定義の生成と配布

2.2.7.1 userApplication のみの削除

userApplication Configuration Wizard を使用して、“2.2.4 Oracle リソースを含まない userApplication の作成 で作成した userApplication のみを削除します。userApplication に含まれているリソースは削除しないでください。

参考

詳細は、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。

2.2.7.2 Oracle リソースの作成

以降の手順を実施し、Oracle リソースを作成してください。

  1. 「Resourceの作成」を選択します。

  2. Resourceタイプで、「Oracle」を選択します。

  3. Oracle リソースの設定画面より、Oracle インスタンス、Oracle リスナーを追加します。

    各設定項目は次の通りです。

    設定項目
    (clorainfo -c 出力時)

    説明

    リソース名
    (SubApplicationName)

    リソース名を変更します。
    デフォルトは "Oracle1" です。

    以下の文字が使用できます。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_

    Oracle インスタンスの追加
    (ResourceName)

    Oracle インスタンスリソースを追加します。

    Oracle リスナーの追加
    (ResourceName)

    Oracle リスナーリソースを追加します。

    Oracle RACインスタンスリソースの追加
    (ResourceName)

    ※ここでは使用しません。

    Oracle RACリスナーリソースの追加
    (ResourceName)

    ※ここでは使用しません。

    Oracle Clusterwareリソースの追加
    (ResourceName)

    ※ここでは使用しません。

    起動優先度
    (StartPriority)

    Oracle インスタンスとリスナーの起動順序を設定します。デフォルトは「Same」 (同時起動) です。

    参考

    ここで入力されたリソース名 (SubApplicationName) を元に、RMS 上のリソース名は、以下のように生成されます。

    • Oracle インスタンスリソース/Oracle ASM インスタンスリソース
      ORACLE_<SubApplicationName>_<OracleSID>

    • Oracle リスナーリソース
      LISTENER_<SubApplicationName>_<ListenerName>

    また、これらのリソース名には次の規約があります。

    • 39文字以内である必要があります。

    • "ORACLE_"、"LISTENER_" は固定文字列です。

    注意

    Oracle ASMインスタンスをリソース登録する場合、"2.4.2 Oracle ASM(Automatic Storage Management)を使用する場合"を参照してください。

    共有サーバ構成や動的サービス構成など、Oracle インスタンスより先にリスナーを起動させる必要がある場合は、「起動優先度(StartPriority)」に "Listener" を設定してください。

  4. Oracle インスタンスを追加します。

    OracleSID を入力します。

  5. Oracle インスタンス設定項目

    設定を行いたい項目を選択し、「次へ」ボタンを押すと設定を行うことができます。
    「高度な設定」をチェックするとより詳細な設定が可能になります。

    Oracle インスタンスリソースに関する設定項目は次の通りです。

    設定項目
    (clorainfo -c 出力時)

    説明

    OracleSID
    (OracleSID)

    ORACLE_SID

    以下の文字が使用できます。ただし、ハイフンから始まる文字列は指定できません。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+

    Oracle ユーザー
    (OracleUser)

    • Oracle インスタンスリソースの場合、または、Oracle ASM インスタンスリソース(Oracle Database 11g R1以前)の場合
      - OSDBA グループに所属する OS ユーザー(「2.2.2 Oracle Database ソフトウェアのインストール・設定」の「Oracle ユーザーの設定」を参照)

    • Oracle ASM インスタンスリソース(Oracle Database 11g R2以降)の場合
      - Grid ユーザー

    以下の文字が使用できます。ただし、ハイフンから始まる文字列は指定できません。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-

    起動タイムアウト
    (StartTimeout)

    Oracle インスタンス起動処理のタイムアウト時間(秒)
    デフォルト 600 (300 - 86400)

    停止タイムアウト
    (StopTimeout)

    Oracle インスタンス停止処理のタイムアウト時間(秒)
    デフォルト 180 (60 - 86400)

    強制停止タイムアウト
    (AbortTimeout)

    Oracle インスタンス停止エラー時の強制終了処理のタイムアウト時間(秒)
    デフォルト 60 (60 - 86400)

    Oracle インスタンス停止モード(通常時)
    (StopModeStop)

    正常時の Oracle インスタンス停止モード
    デフォルト immediate (abort, immediate, transactional)

    Oracle インスタンス停止モード(異常時)
    (StopModeFail)

    異常時の Oracle インスタンス停止モード
    デフォルト abort (abort, immediate)

    監視間隔
    (Interval)

    Oracle インスタンスの監視間隔(秒)
    デフォルト 30 (5 - 86400)

    監視タイムアウト
    (WatchTimeout)

    Oracle インスタンス応答なしと見なす時間(秒)
    デフォルト 300 (30 - 3600)

    REDOログ適用方法
    (REDOApply)

    Oracle Data Guard環境におけるスタンバイ・データベースでのREDOログ適用方法。本設定はスタンバイ・データベースのOracleインスタンスリソースで有効になります。
    デフォルト NormalApply (ReceiveOnly, NormalApply, RealTimeApply, ReadOnlyOPEN, RealTimeQueryN, RealTimeQueryR)

    以下のインスタンスリソースでは、本設定は無視されます。

    • ASMインスタンスリソース

    • プライマリ・データベースのOracleインスタンスリソース

    • Oracle Data Guardを使用しない環境のOracleインスタンスリソース

    設定値の詳細は、"G.2 環境設定"を参照してください。

    PDBを使用
    (UsePDB)

    マルチテナント機能を使用したOracleデータベースでPDBを使用する場合はyesを設定してください。
    PDBを使用しない場合はnoを設定してください。
    デフォルト no (yes, no)

    Oracle ASM インスタンスリソースでは、本設定は無視されます。

    「高度な設定」での設定項目は以下の通りです。これらの設定は任意です。

    設定項目
    (clorainfo -c 出力時)

    説明

    PreOnlineScript
    (PreOnlineScript)

    オンライン処理の前に実行されるスクリプト。
    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    以下の文字が使用できます。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`#$^&*(){}[]|;:<,>.?

    PostOnlineScript
    (PostOnlineScript)

    オンライン処理の後に実行されるスクリプト。
    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    以下の文字が使用できます。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`#$^&*(){}[]|;:<,>.?

    PreOfflineScript
    (PreOfflineScript)

    オフライン処理の前に実行されるスクリプト。
    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    以下の文字が使用できます。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`#$^&*(){}[]|;:<,>.?

    PostOfflineScript
    (PostOfflineScript)

    オフライン処理の後に実行されるスクリプト。
    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    以下の文字が使用できます。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`#$^&*(){}[]|;:<,>.?

    FaultScript
    (FaultScript)

    Fault 発生時に実行されるスクリプト。
    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    以下の文字が使用できます。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`#$^&*(){}[]|;:<,>.?

    フラグ設定値
    (Flags)

    NullDetector
    (D)

    リソース監視を行うかどうかを選択するフラグです。
    有効にすると、リソース監視を行いません。
    デフォルトは無効です。

    AutoRecover
    (A)

    リソース異常が発生した場合に、フェイルオーバ前にリソースの再起動を試みるかどうかを選択するフラグです。
    有効にすると、再起動を試みます。
    デフォルトは無効です。

    MonitorOnly
    (M)

    リソース異常が発生した場合に、フェイルオーバさせるかどうかを選択するフラグです。
    有効にすると、フェイルオーバしません。
    デフォルトは無効です。

    参考

    • Script に関しては、“2.4.1 Oracle リソース起動・停止時のスクリプトの設定” を参照してください。

    • Flags に関しては、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」 の 「9 付録-属性」を参照してください。

    • 起動タイムアウトに設定する値は以下のように求めてください。
      “2.2.6 データベースの作成・設定”で測定した時間から以下のように起動に必要な時間を求めてください。

      <“PDBを使用”がnoの場合>
      “STARTUPの時間”+60秒
      
      <“PDBを使用”がyesの場合>
      “STARTUPの時間”+“ALTER PLUGGABLE DATABASE ALL OPEN;の時間”+60秒

      この時間が、デフォルト値600よりも大きい場合はその値を設定してください。小さい場合はデフォルト値600を設定してください。

    • 停止タイムアウトに設定する値は以下のように求めてください。
      “2.2.6 データベースの作成・設定”で測定した時間から以下のように停止に必要な時間を求めてください。

      “SHUTDOWN <Oracle インスタンス停止モード(通常時)>の時間”+60秒
      ※“Oracle インスタンス停止モード(通常時)”がIMMEDIATE以外の場合はそのモードで停止時間を測定してください。

      この時間が、デフォルト値180よりも大きい場合はその値を設定してください。小さい場合はデフォルト値180を設定してください。

    • 強制停止タイムアウトに設定する値は以下のように求めてください。
      “2.2.6 データベースの作成・設定”で測定した時間から以下のように停止に必要な時間を求めてください。

      <“Oracle インスタンス停止モード(異常時)”がIMMEDIATEの場合>
      “SHUTDOWN IMMEDIATEの時間”+60秒
      
      <“Oracle インスタンス停止モード(異常時)”がABORTの場合>
      60秒

      この時間が、デフォルト値60よりも大きい場合はその値を設定してください。小さい場合はデフォルト値60を設定してください。

    • PreOnlineScript、PostOnlineScript、PreOfflineScript、PostOfflineScript、FaultScript のタイムアウト時間には、次の時間(秒)が適用されます。

      起動タイムアウト +  停止タイムアウト +  強制停止タイムアウト + 10

    注意

    • NullDetector を有効にすると、AutoRecover と MonitorOnly 属性は自動的に無効になります。

    • MonitorOnly は以下のいずれかの条件のとき有効にできます。

      • “Instance” と “Listener” がそれぞれ1つずつで、かつ「起動優先度(StartPriority)」に “Same” を指定した場合。
        “Instance” か “Listener” のどちらかのMonitorOnly を有効にできます。

      • “Instance” を2つ以上作成した場合。
        “Instance” の MonitorOnly を有効にできます。最低1つの“Instance” はMonitorOnly を無効にしなければなりません。

    • Flags に関しては、Flags=<略称>となっていれば、そのフラグの属性が有効であることを示します。

  6. Oracle リスナーを追加します。

    リスナー名を入力します。

  7. Oracle リスナー設定項目

    設定を行いたい項目を選択し、「次へ」ボタンを押すと設定を行うことができます。
    「高度な設定」をチェックするとより詳細な設定が可能になります。

    Oracle リスナーリソースに関する設定項目は次の通りです。

    設定項目
    (clorainfo -c 出力時)

    説明

    ListenerName
    (ListenerName)

    Oracle リスナー名

    以下の文字が使用できます。ただし、ハイフンから始まる文字列は指定できません。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-

    Oracle ユーザー
    (OracleUser)

    • Oracle リスナーリソース(Oracle Database 11g R1以前)の場合、または、Oracle リスナーリソース(Oracle Database 11g R2以降で Oracle ASM を使用しない)の場合
      - Oracle リスナーを制御する OS ユーザー

    • Oracle リスナーリソース(Oracle Database 11g R2以降で Oracle ASM を使用する)の場合
      - Grid ユーザー

    以下の文字が使用できます。ただし、ハイフンから始まる文字列は指定できません。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-

    起動タイムアウト
    (StartTimeout)

    Oracle リスナー起動処理のタイムアウト時間(秒)
    デフォルト 180 (120 - 86400)

    停止タイムアウト
    (StopTimeout)

    Oracle リスナー停止処理のタイムアウト時間(秒)
    デフォルト 60 (60 - 86400)

    監視間隔
    (Interval)

    Oracle リスナーの監視間隔(秒)
    デフォルト 30 (5 - 86400)

    監視タイムアウト
    (WatchTimeout)

    Oracle リスナー監視時に Oracle リスナー応答なしと見なす時間(秒)
    デフォルト 300 (30 - 3600)

    「高度な設定」での設定項目は以下の通りです。これらの設定は任意です。

    設定項目
    (clorainfo -c 出力時)

    説明

    OracleTNS名
    (TNSName)

    Oracle リスナー監視で使用するネット・サービス名。TNSNameが設定されると Oracle リスナーの監視のために tnsping コマンドを実行します。tnsnames.ora で設定した値です。
    TNSName省略時は Oracle リスナーのプロセス監視のみ行います。(任意)

    以下の文字が使用できます。ただし、ハイフンから始まる文字列は指定できません。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-.

    PreOnlineScript
    (PreOnlineScript)

    オンライン処理の前に実行されるスクリプト。
    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    以下の文字が使用できます。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`#$^&*(){}[]|;:<,>.?

    PostOnlineScript
    (PostOnlineScript)

    オンライン処理の後に実行されるスクリプト。
    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    以下の文字が使用できます。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`#$^&*(){}[]|;:<,>.?

    PreOfflineScript
    (PreOfflineScript)

    オフライン処理の前に実行されるスクリプト。
    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    以下の文字が使用できます。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`#$^&*(){}[]|;:<,>.?

    PostOfflineScript
    (PostOfflineScript)

    オフライン処理の後に実行されるスクリプト。
    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    以下の文字が使用できます。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`#$^&*(){}[]|;:<,>.?

    FaultScript
    (FaultScript)

    Fault 発生時に実行されるスクリプト。
    スクリプトは、フルパスで設定してください。引数を指定する場合は、"半角空白"で区切ります。

    以下の文字が使用できます。

    • 0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz_-+/"`#$^&*(){}[]|;:<,>.?

    フラグ設定値
    (Flags)

    NullDetector
    (D)

    リソース監視を行うかどうかを選択するフラグです。
    有効にすると、リソース監視を行いません。
    デフォルトは無効です。

    AutoRecover
    (A)

    リソース異常が発生した場合に、フェイルオーバ前にリソースの再起動を試みるかどうかを選択するフラグです。
    有効にすると、再起動を試みます。
    デフォルトは有効です。

    MonitorOnly
    (M)

    リソース異常が発生した場合に、フェイルオーバさせるかどうかを選択するフラグです。
    有効にすると、フェイルオーバしません。
    デフォルトは無効です。

    参考

    • Script に関しては、“2.4.1 Oracle リソース起動・停止時のスクリプトの設定” を参照してください。

    • Flags に関しては、「PRIMECLUSTER RMS 導入運用手引書」 の 「9 付録-属性」を参照してください。

    • PreOnlineScript、PostOnlineScript、PreOfflineScript、PostOfflineScript、FaultScript のタイムアウト時間には、次の時間(秒)が適用されます。

      起動タイムアウト +  停止タイムアウト + 10

    注意

    • NullDetector を有効にすると、AutoRecover と MonitorOnly 属性は自動的に無効になります。

    • MonitorOnly は以下の条件のとき有効にできます。

      • “Instance” と “Listener” がそれぞれ1つずつで、かつ「起動優先度(StartPriority)」に “Same” を指定した場合。
        “Instance” か “Listener” のどちらかのMonitorOnly を有効にできます。

      • “Listener” を2つ以上作成した場合。
        “Listener” の MonitorOnly を有効にできます。最低1つの“Listener” はMonitorOnly を無効にしなければなりません。

    • Flags に関しては、Flags=<略称>となっていれば、そのフラグの属性が有効であることを示します。

  8. 「保存して登録」を選択して、設定を保存します。

    登録した Oracle インスタンス、Oracle リスナーが設定メニュー上に表示されていることを確認後、設定を保存してください。

参考

userApplication 設定完了後、Oracle リソースの設定内容を clorainfo -c コマンドで確認することができます。 詳細は、 “4.6 clorainfo - 設定情報や監視状態の表示” を参照してください。

2.2.7.3 その他必要なリソースの作成

その他必要なリソースがある場合は、作成してください。

参考

Procedure リソースやバックアップソフトのリソース登録を行う場合は、ここで登録してください。詳細は、各製品のマニュアルを参照してください(Procedure リソースについては「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください)。

2.2.7.4 userApplication の作成

「userApplication の作成」を選択して、“2.2.7.2 Oracle リソースの作成” で作成した Oracle リソースや “2.2.7.3 その他必要なリソースの作成” で作成したリソースを含む userApplication を作成してください。userApplication の属性は、“2.2.3 userApplication およびリソースの構成” を参照してください。

注意

ヘルプの記事は、GUI/CUI共通のため、一部 CUI 固有の内容も含まれている場合があります。

2.2.7.5 その他必要な userApplication の作成

2.2.7.4 userApplication の作成” で作成した userApplication の他に、必要な userApplication がある場合は、userApplication Configuration Wizard を使用して作成してください。

2.2.7.6 RMS 構成定義の生成と配布

設定内容を確認した後、構成定義の生成と配布を行ってください。下図は生成・配布後のイメージです。