名前
acsnap query - SnapOPC+のコピー状況表示
形式
acsnap query -g copyGroup [-p copyPair] [-r] [-date] [-xml] acsnap query -g copyGroup [-p copyPair] [-r] -all [-xml] acsnap query -estimate -v volumeName [-xml]
機能説明
本コマンドは、指定されたコピーグループまたはコピーペアの、SnapOPC+のコピー状況を表示します。
コピー元の論理ボリュームとスナップ世代番号を、ソートして表示します(ただし、セッションが存在しないペアは、下部に表示します)。
-estimateオプションを指定した場合は、モニターセッション開始後の更新量を表示します。
オプション
コピーグループ名を指定します。
コピーペアを指定します。
LU to Partition形式またはPartition to LU形式で指定する場合、使用するシェルによって、本オプションの引数全体をダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
逆向きのコピーの状況を表示します。
コピーペアに対するSnapOPC+の最終実行の日時を表示します。
拡張形式で表示することを指定します。
本オプション指定時に表示される項目は、使用例の表を参照してください。
更新量を参照するときに指定します。
更新量を参照する場合に、論理ボリュームを以下の形式で指定します。
(1) ETERNUS名
(2) 論理ボリューム番号
エクステント開始位置とエクステントサイズも指定できます。
(1) ETERNUS名
(2) 論理ボリューム番号
(3) エクステント開始位置(ブロック単位)
(4) エクステントサイズ(ブロック数)
"0x"で始まる文字列は16進数を表しています。
エクステント開始位置とエクステントサイズを指定する場合、使用するシェルによって、本オプションの引数全体をダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
XML形式で表示します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
SnapOPC+のコピー状況を表示する
-dateオプションなしの場合
> acsnap query -g group01 Copy Group Name : group01 Copy Group Type : SnapOPCP Disk Array Name : ET001 (00ETERNUSDXM##ET44S20A####HK000104######) Source <=> Target SID Snap Status Gen Date Copied Block --------- --- --------- ---- ------------------------- --- -------- ------------ ET001/0x1 ==> ET001/0x5 0x23 "Copy On Write(Active)" 3 10minute 1048576 ET001/0x1 ==> ET001/0x4 0x22 "Copy On Write(Inactive)" 2 3hour 1048576 ET001/0x1 ==> ET001/0x3 0x21 "Copy On Write(Inactive)" 1 1day 1048576
-dateオプション、または-allオプションありの場合
> acsnap query -g Group01 -date Copy Group Name : Group01 Copy Group Type : SnapOPCP Disk Array Name : ET001 (00ETERNUSDXM##ET44S20A####HK000104######) Source <=> Target SID Snap Status Gen Date Copied Block Operation Date --------- --- --------- ---- ------------------------- --- -------- ------------ --------------------- ET001/0x1 ==> ET001/0x5 0x23 "Copy On Write(Active)" 3 10minute 1048576 "2010/10/19 12:10:00" ET001/0x1 ==> ET001/0x4 0x22 "Copy On Write(Inactive)" 2 3hour 1048576 "2010/10/19 09:00:00" ET001/0x1 ==> ET001/0x3 0x21 "Copy On Write(Inactive)" 1 1day 1048576 "2010/10/18 09:00:00"
表示内容は、以下のとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Copy Group Name | コピーグループ名を表示します。 |
Copy Group Type | コピーグループに設定されているコピーの種類を表示します。 |
Disk Array Name | acgroup createコマンドの-aオプションで指定したETERNUS名と、Box IDを表示します。 |
Source | コピー元の論理ボリュームを表示します。 |
<=> | コピーの方向を表します。
|
Target | コピー先の論理ボリュームを表示します。 |
SID | コピー元のセッションIDを表示します。 |
Snap Status | SnapOPC+の実行状態を表示します。-rオプション指定時は表示されません。
|
OPC status | OPCの実行状態を表示します。-rオプション指定時だけ表示されます。
|
Copy Phase | 現在のフェーズを表示します。-rオプション指定時だけ表示されます。
|
Gen | スナップ世代番号を表示します。-rオプション指定時は表示されません。 |
Date | SnapOPC+のコピーを行った経過時間を表示します。-rオプション指定時は表示されません。出力形式は以下のとおりです。
|
Copied Block | コピー済みブロック数を表示します。 |
タイトル | 説明 |
---|---|
Copy Group Name | コピーグループ名を表示します。 |
Copy Group Type | コピーグループに設定されているコピーの種類を表示します。 |
Disk Array Name | acgroup createコマンドの-aオプションで指定したETERNUS名と、Box IDを表示します。 |
Source | コピー元の論理ボリュームを表示します。 |
<=> | コピーの方向を表します。
|
Target | コピー先の論理ボリュームを表示します。 |
SID | コピー元のセッションIDを表示します。 |
Snap Status | SnapOPC+の実行状態を表示します。-rオプション指定時は表示されません。
|
OPC status | OPCの実行状態を表示します。-rオプション指定時だけ表示されます。
|
Copy Phase | 現在のフェーズを表示します。-rオプション指定時だけ表示されます。
|
Gen | スナップ世代番号を表示します。-rオプション指定時は表示されません。 |
Date | SnapOPC+のコピーを行った経過時間を表示します。-rオプション指定時は表示されません。出力形式は以下のとおりです。
|
Copied Block | コピー済みブロック数を表示します。 |
Operation Date | SnapOPC+セッションが存在する場合、以下に示す、SnapOPC+セッションの状態遷移が最後に発生した日時(最終実行日時)を「yyyy/mm/dd hh:mm:ss」形式で表示します。
以下のどれかの条件に該当する場合は、"----/--/-- --:--:--"が表示されます。
|
更新量を参照する
> acsnap query -estimate -v ET001/0x1 Update ------ 10M
表示内容は、以下のとおりです。
タイトル | 説明 |
---|---|
Update | モニターセッション開始後の更新量です。表示単位はMBです。 |
注意事項
コピーグループのコピータイプがOPC、QuickOPC、EC、またはRECの場合は、本コマンドを実行できません。
コピー方向やSIDなどが、"???"と表示されることがあります。「5.3 アドバンスト・コピー状態に"???"が出力された場合の対処方法」に従って対処してください。
本コマンドは、リモート ETERNUS ディスクアレイとして装置登録した ETERNUS ディスクアレイに対して使用できません。