名前
acsnap start - SnapOPC+のコピー開始
形式
acsnap start -g copyGroup [-p copyPair | -v volumeName] [-r] [-xml] acsnap start -g copyGroup -concur [-xml] acsnap start -estimate -v volumeName [-xml]
機能説明
本コマンドは、指定されたコピーグループまたはコピーペアに対して、SnapOPC+のコピーを開始します。
-gオプションの指定だけの場合、コピーグループのコピーペアに対してSnapOPC+のコピーを開始します。
同じコピー元のコピーペアが複数あるときは、セッションが存在しないコピー先を自動選択してSnapOPC+のコピーを開始します。コピー先がすべて世代管理されているときは、最古のスナップ世代を破棄してコピー先として選択します。
-pオプションでコピーペアを指定した場合、指定したコピーペアに対してSnapOPC+のコピーを開始します。
過去のスナップ世代(最古のスナップ世代を除く)をコピー先として指定すると、エラー終了します。
-vオプションでコピー元の論理ボリュームを指定した場合、コピー先がすべて世代管理されているときは、最古のスナップ世代を破棄してコピー先として選択します。
-estimateオプションを指定した場合は、指定したボリュームに対する更新量測定のモニターセッションを開始します。
オプション
コピーグループ名を指定します。
コピーペアを指定します。
LU to Partition形式またはPartition to LU形式で指定する場合、使用するシェルによって、本オプションの引数全体をダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
逆向きのOPCを実施します。
コピーペアを指定しない場合、最新のスナップ世代がコピー元として選択されます。
論理ボリュームを指定します。
SnapOPC+のコピー開始時に本オプションを指定すると、コピー先が自動選択されます。
更新量測定のモニターセッションを開始する場合は、測定対象の論理ボリュームを指定します。
論理ボリュームは、以下の形式で指定します。
(1) ETERNUS名
(2) 論理ボリューム番号
エクステント開始位置とエクステントサイズも指定できます。
(1) ETERNUS名
(2) 論理ボリューム番号
(3) エクステント開始位置(ブロック単位)
(4) エクステントサイズ(ブロック数)
"0x"で始まる文字列は16進数を表しています。
エクステント開始位置とエクステントサイズを指定する場合、使用するシェルによって、本オプションの引数全体をダブルクォーテーション(")で囲む必要があります。
更新量測定のモニターセッションを開始するときに指定します。
実行結果をXML形式で表示します。
コンカレントOPC機能を使用して、SnapOPC+を実施します。
終了ステータス
=0 : 正常終了
>0 : 異常終了
使用例
SnapOPC+のコピーを開始する
> acsnap start -g group01 ET001/0x1:ET001/0x6 # DATE : 2008/06/24 16:28:00 - << SnapOPCP Started >> ET001/0x2:ET001/0x7 # DATE : 2008/06/24 16:28:00 - << SnapOPCP Started >> ET001/0x3:ET001/0x8 # DATE : 2008/06/24 16:28:00 - << SnapOPCP Started >> Succeeded : 3 Failed : 0
更新量測定のモニターセッションを開始する
> acsnap start -estimate -v ET001/0x1 Successful completion
コンカレントOPC機能を利用してSnapOPC+を開始する
> acsnap start -g group01 -concur Successful completion.
注意事項
コピーグループのコピータイプがOPC、QuickOPC、EC、またはRECの場合は、本コマンドを実行できません。
本コマンドは、リモート ETERNUS ディスクアレイとして装置登録した ETERNUS ディスクアレイに対して使用できません。
指定したコピーグループまたはペアのコピー先の論理ボリュームがacinhibit setコマンドにより保護されている場合、エラー終了します。