TFOVを含むカスケードコピーについて、説明します。
カスケードコピーとは、コピー先を別のコピーのコピー元とすることによって、コピー処理を連結させることです。カスケードコピーを利用すると、遠隔地との二重化と副センター側でのバックアップを組み合わせたバックアップが可能になるなど、適用シーンを広げることができます。
バックアップ時は、以下の組合せのカスケードコピーをサポートします。
リストア時は、以下の組合せのカスケードコピーも実行可能です。
Primaryストレージでカスケードコピーを利用するバックアップとリストアの例を、「図3.19 Primaryストレージでカスケードコピーを利用するバックアップとリストアの例」に示します。なお、以下の条件があります。
筐体内コピーは、QuickOPCを使用してください。
RECのデータ転送方式は、Stackモードを使用してください。
リストア時は、TFOVをコピー元とした筐体内コピー(QuickOPC)を停止してから、OPCを実行してください。
REC先をコピー元としたカスケードコピー(QuickOPC)も実行できます。
図3.19 Primaryストレージでカスケードコピーを利用するバックアップとリストアの例
また、Secondaryストレージで、QuickOPCとRECによるカスケードコピーも利用できます。
リストア時は、PrimaryストレージおよびSecondaryストレージの筐体内コピー(QuickOPC)を停止してから、TFOステータスが"Active"のストレージに対して、OPCを実行してください。