RAIDの全ディスク故障などによってNASボリュームまたはNASバックアップボリュームが故障した場合の復旧手順を説明します。
NASボリュームが故障した場合の復旧手順は、以下のとおりです。
NASボリュームのバックアップ停止
NASボリュームをバックアップしている場合は、バックアップの処理状況を確認し、バックアップを停止します。
参照
Webコンソールからバックアップを停止する場合は「3.10.1.4 バックアップ/リストアの状況の確認/停止」を、コマンドからバックアップを停止する場合は「3.10.2.4 バックアップ/リストアのコピー状況確認/停止」を参照してください。
NASバックアップボリュームのアンマウント
NASバックアップボリュームをマウントしている場合は、Webコンソールを使用してNASバックアップボリュームをアンマウントします。
参照
アンマウント手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「バックアップ先のマウント/アンマウント」を参照してください。
NASボリュームの故障箇所に対する復旧
NASボリュームの故障箇所に対する復旧を行います。本作業に関しては、必要に応じて当社技術員(CE)に問い合わせてください。
本手順の実施により、NASボリュームの再作成が必要な場合は、手順4へ進んでください。
NASボリュームの再作成が不要な場合は、手順5へ進んでください。
共有フォルダの作成
NASボリュームを再作成するために、一時的に共有フォルダを作成します。
再作成するNASボリュームには、故障発生前と同じボリューム名、ボリューム容量、ボリューム番号を指定してください。
NASボリュームのバックアップ/リストア機能を利用する場合は、NASバックアップの設定を実施します。
既存のNASバックアップボリュームからリストアする場合は、[バックアップ先ボリューム]項目で「既存」ラジオボタンをチェックし、既存のNASバックアップボリュームのラジオボタンをチェックします。
参照
共有フォルダの作成手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「共有フォルダの作成」を参照してください。
共有フォルダの復旧
NASバックアップボリュームからデータを復旧する場合は、NASバックアップボリュームからのリストアを実施して、共有フォルダを復旧します。なお、このリストアによって、手順4で一時的に作成した共有フォルダは削除されます。
NASバックアップボリュームが故障した場合の復旧手順は、以下のとおりです。
NASバックアップボリュームの故障箇所に対する復旧
NASバックアップボリュームの故障箇所に対する復旧を行います。本作業に関しては、必要に応じて当社技術員(CE)に問い合わせてください。
本手順の実施により、NASバックアップボリュームの再作成が必要な場合は、手順2へ進んでください。
NASバックアップボリュームの再作成が不要な場合は、手順4へ進んでください。
NASバックアップ設定の削除
NASバックアップボリュームを削除するため、NASボリュームのバックアップ設定を削除します。
[NASバックアップボリューム削除]項目で、"Yes"をチェックし、NASバックアップの設定を削除してください。
参照
NASバックアップ設定の削除手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「NASバックアップ設定の削除」を参照してください。
NASバックアップの設定
NASバックアップの設定を実施し、NASバックアップボリュームを新規に作成します。
[バックアップ先ボリューム]項目で、「新規」ラジオボタンをチェックし、NASバックアップの設定を実施してください。
参照
NASバックアップの設定手順は、『ETERNUS SF Webコンソール説明書』の「NASバックアップの設定」を参照してください。
NASバックアップボリュームのデータ復旧
以下のどちらかの方法で、NASバックアップボリュームのデータを復旧します。
NASボリュームからNASバックアップボリュームへのバックアップ
Webコンソールからバックアップを実施する場合は「3.10.1.2 バックアップの実行方法」を、コマンドからバックアップを実施する場合は「3.10.2.2 バックアップコマンドの実行方法」を参照してください。
2次バックアップボリュームからNASバックアップボリュームへのリストア
リストア手順は、「3.10.5 NASボリュームの2次バックアップ、および別のストレージ装置でのデータ利用について」を参照してください。