環境セットアップの流れは、以下のとおりです。
ISIサーバ運用環境セットアップ
利用するサービス、プロトコルごとのセットアップ
ISI構成の定義
以下に各手順について説明します。
ISIサーバ運用環境のセットアップ
ISIサーバ運用環境をセットアップします。セットアップ方法は、以下を参照してください。
ポイント
ISI構成ごとにISI定義を分けて運用する場合に利用可能なISIサーバ運用環境の構成は、同期メッセージング構成だけです。
利用するサービス、プロトコルごとのセットアップ
利用するサービス、プロトコルに応じてセットアップを実施してください。セットアップ方法は、以下を参照してください。
ISI構成の定義
ISI構成で利用するISIサーバ、およびアダプタを配置先情報ファイルに設定します。本設定を行うことで、ISI定義に指定されたISIサーバ名を元に、適切なISI構成にISI定義が配置されます。なお、1つのISI構成で利用できるISIサーバは1つです。
1つのISI構成で利用するISIサーバ、およびアダプタの情報を配置先情報ファイルに設定します。
以下に格納されているテンプレートファイルを流用して、ISI構成ごとの配置先情報ファイルを作成します。
<INSDIR>\sample\configure\
/opt/FJSVesi/sample/configure/
以下に配置先情報ファイルの記載例を示します。例はそれぞれデフォルトのワークユニット名でセットアップした場合の例となります。構築した環境に合わせて、適宜、配置先情報ファイルを変更してください。
ISI運用環境は、同期メッセージング構成でセットアップ
CORBAアダプタを利用
templete-corba.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <isi-environment> <isi-server type="sync">ESIServer</isi-server> <adapter type="corba">ESICORBARcv</adapter> </isi-environment>
ISI運用環境は、ISIサーバとSOAPアダプタを1つのワークユニット上で動作させる構成でセットアップ
templete-soapsingle.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<isi-environment>
<isi-server type="sync-soap">ESISOAPServer</isi-server>
</isi-environment>
ISI運用環境は、同期メッセージング構成でセットアップ
ISI呼び出しをするカスタムアダプタ(IJServer上で動作)を利用
templete-custom.xml
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?> <isi-environment> <isi-server type="sync">ESIServer</isi-server> <adapter type="custom">CUSTOMServer</adapter> </isi-environment>
ポイント
カスタムアダプタを利用する場合は、カスタムアダプタ利用時の作業が必要となります。
詳細については、“L.7 カスタムアダプタ利用時の作業”を参照してください。
作成した配置先情報ファイルを下記のディレクトリにコピーします。配置先情報ファイルのファイル名は、以下のように“ISIサーバ名” +“.xml”の形式で作成してください。
<INSDIR>\etc\def\configure\
/opt/FJSVesi/etc/def/configure/
ISIサーバ名が“ESIServer”の場合のファイル名の作成例
例
ESIServer.xml