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PRIMECLUSTER Global Link Services 説明書 4.3 (伝送路二重化機能編)

3.5.2 NIC切替方式

構成情報の削除手順を以下に示します。

  1. 削除対象となる仮想インタフェースのHUB監視機能を、hanetpoll offコマンドの’-n’オプションで仮想インタフェース名を個別に指定して停止します。
    詳細は“7.7 hanetpollコマンド”を参照してください。

  2. 該当のNIC切替方式の仮想インタフェースをstphanetコマンドで非活性化します。
    なお、クラスタシステムにて運用されていた定義を削除する場合には、待機パトロールの仮想インタフェースをstpptlコマンドで非活性化します。(待機パトロール機能使用時のみ)詳細は“7.3 stphanetコマンド”または“7.11 stpptlコマンド”を参照してください。

  3. 該当の監視先情報を削除します。詳細は“7.7 hanetpollコマンド”を参照してください。

  4. 該当の仮想インタフェースの構成情報を削除します。詳細は“7.1 hanetconfigコマンド”を参照してください。

  5. 以下の設定およびファイル等を削除します。

    IPv4アドレスを使用してい場合

    [Solaris 10の場合]
    該当の/etc/hostname.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名を削除します。

    [Solaris 11の場合]
    ipadm(1M)コマンドを使用して設定を削除した後に、/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名を削除します。

    IPv6アドレスを使用してい場合

    [Solaris 10の場合]
    該当の/etc/hostname6.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/ipnodesファイルに定義したホスト名を削除します。

    [Solaris 11の場合]
    ipadm(1M)コマンドを使用して設定を削除した後に、/etc/inet/ipnodesファイルに定義したホスト名を削除します。

共有IP構成のノングローバルゾーンを使用した構成の場合

NIC切替方式で二重化した物理インタフェースをノングローバルゾーンで使用している場合、以下の手順により、構成情報の削除を行います。

  1. ノングローバルゾーンの停止を行います。

  2. 削除対象となる仮想インタフェースのHUB監視機能を、hanetpoll offコマンドの’-n’オプションで仮想インタフェース名を個別に指定して停止します。

  3. 該当のNIC切替方式の仮想インタフェースをstphanetコマンドで非活性化します。
    なお、論理IPアドレス引継ぎ機能が設定されている場合には、待機パトロールの仮想インタフェースをstpptlコマンドで非活性化します。(待機パトロール機能使用時のみ)

  4. すべてのノングローバルゾーンでNIC切替方式によるネットワーク高信頼化を止める場合は、待機インタフェースの非活性方法をhanetparamコマンドの-dオプションで“unplumb”に戻します。なお、他のノングローバルゾーンでNIC切替方式によるネットワーク高信頼化を継続する場合には、待機インタフェースの非活性方法を“unplumb”に戻さないでください。

  5. 該当の監視先情報を削除します。

  6. 該当の仮想インタフェースの構成情報を削除します。

  7. 以下の設定およびファイル等を削除します。

    IPv4アドレスを使用してい場合

    [Solaris 10の場合]
    該当の/etc/hostname.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名を削除します。

    [Solaris 11の場合]
    ipadm(1M)コマンドを使用して設定を削除した後に、/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名を削除します。

    IPv6アドレスを使用してい場合

    [Solaris 10の場合]
    該当の/etc/hostname6.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/ipnodesファイルに定義したホスト名を削除します。

    [Solaris 11の場合]
    ipadm(1M)コマンドを使用して設定を削除した後に、/etc/inet/ipnodesファイルに定義したホスト名を削除します。

  8. ノングローバルゾーンのネットワーク設定を変更するか、またはノングローバルゾーンの削除を行います。変更方法、または削除方法については“C.5 Solarisゾーンにおける伝送路二重化の構築手順”を参照してください。