構成情報の削除手順を以下に示します。
該当の仮想インタフェースをstphanetコマンドで非活性化します。
詳細は“7.3 stphanetコマンド”を参照してください。
該当の仮想インタフェースの構成情報を削除します。
詳細は“7.1 hanetconfigコマンド”を参照してください。
以下の設定およびファイル等を削除します。
IPv4アドレスを使用している場合
[Solaris 10の場合]
該当の/etc/hostname.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名を削除します。
[Solaris 11の場合]
ipadm(1M)コマンドを使用して設定を削除した後に、/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名を削除します。
IPv6アドレスを使用している場合
[Solaris 10の場合]
該当の/etc/hostname6.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/ipnodesファイルに定義したホスト名を削除します。また、/etc/inet/ndpd.confファイルに定義した仮想インタフェースからのルータ広報設定を削除します。なお、/etc/inet/ndpd.confファイルに仮想インタフェースからのルータ広報設定しか存在しない場合は、/etc/inet/ndpd.confファイルを削除します。
[Solaris 11の場合]
ipadm(1M)コマンドを使用して設定を削除した後に、/etc/inet/ipnodesファイルに定義したホスト名を削除します。また、/etc/inet/ndpd.confファイルに定義した仮想インタフェースからのルータ広報設定を削除します。なお、/etc/inet/ndpd.confファイルに仮想インタフェースからのルータ広報設定しか存在しない場合は、/etc/inet/ndpd.confファイルを削除します。
共有IP構成のノングローバルゾーンを使用した構成の場合
高速切替方式の仮想インタフェースをノングローバルゾーンで使用している場合、以下の手順により、構成情報の削除を行います。
ノングローバルゾーンの停止を行います。
該当の仮想インタフェースをstphanetコマンドで非活性化します。
該当の仮想インタフェースの構成情報を削除します。
以下の設定およびファイル等を削除します。
IPv4アドレスを使用している場合
[Solaris 10の場合]
該当の/etc/hostname.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名を削除します。
[Solaris 11の場合]
ipadm(1M)コマンドを使用して設定を削除した後に、/etc/inet/hostsファイルに定義したホスト名を削除します。
IPv6アドレスを使用している場合
[Solaris 10の場合]
該当の/etc/hostname6.interfaceファイルを削除し、/etc/inet/ipnodesファイルに定義したホスト名を削除します。また、/etc/inet/ndpd.confファイルに定義した仮想インタフェースからのルータ広報設定を削除します。なお、/etc/inet/ndpd.confファイルに仮想インタフェースからのルータ広報設定しか存在しない場合は、/etc/inet/ndpd.confファイルを削除します。
[Solaris 11の場合]
ipadm(1M)コマンドを使用して設定を削除した後に、/etc/inet/ipnodesファイルに定義したホスト名を削除します。また、/etc/inet/ndpd.confファイルに定義した仮想インタフェースからのルータ広報設定を削除します。なお、/etc/inet/ndpd.confファイルに仮想インタフェースからのルータ広報設定しか存在しない場合は、/etc/inet/ndpd.confファイルを削除します。
ノングローバルゾーンのネットワーク設定を変更するか、またはノングローバルゾーンの削除を行います。変更方法、または削除方法については“C.5 Solarisゾーンにおける伝送路二重化の構築手順”を参照してください。