XSCFのDR機能を使用したシステムボードの交換は、仮想NIC配下の物理NICの切断および再接続時に使用する、rvnetadm disconnectコマンド、rvnetadm connectコマンドで行います。
切断時の操作手順
故障などでシステムボードを交換するために、交換対象のシステムボードに搭載されたNICを、仮想NICから一時的に切り離す場合の手順を説明します。
図6.2 切断手順
仮想NICからNICを切断
rvnetadm disconnectコマンドで、交換するシステムボードに搭載されているすべてのNICを仮想NICから切断します。
# /opt/FJSVrvnet/bin/rvnetadm disconnect -n fjvnet0 -i net1 # /opt/FJSVrvnet/bin/rvnetadm disconnect -n fjvnet1 -i net3
参照
rvnetadmコマンドの詳細は、“A.1 rvnetadmコマンド”を参照してください。
システムボードを切断
XSCFのdeleteboardコマンドで、システムボードを切り離します。
# XSCF> deleteboard -c disconnect 01-0
注意
事前に以下を参照して、切り離すシステムボードのボード番号を確認してください。
SPARC M12-2S/M10-4S の場合
「ドメイン構築ガイド」
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000の場合
「DRユーザーズガイド」
参照
deleteboardコマンドの詳細については、以下を参照してください。
SPARC M12-2S/M10-4S の場合
「XSCFリファレンスマニュアル」
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 の場合
「XSCFユーザーズガイド」
接続時の操作手順
故障などでシステムボードを交換するために、交換対象のシステムボードに搭載されたNICを、再度、仮想NICに組み込む場合の手順を説明します。
図6.3 接続手順
システムボードの再構築
XSCFのaddboardコマンドで、システムボードを接続します。
SPARC M12-2S/M10-4S の場合
# XSCF> addboard -c configure -p 0 01-0
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 の場合
# XSCF> addboard -c configure -d 0 01-0
注意
事前に以下を参照して、接続するシステムボードのボード番号を確認してください。
SPARC M12-2S/M10-4S の場合
「ドメイン構築ガイド」
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 の場合
「DRユーザーズガイド」
参照
addboardコマンドの詳細については、以下を参照してください。
SPARC M12-2S/M10-4S の場合
「XSCFリファレンスマニュアル」
SPARC Enterprise M4000/M5000/M8000/M9000 の場合
「XSCFユーザーズガイド」
仮想NICにNICを再接続
rvnetadm connectコマンドで、交換したシステムボードに搭載されているすべてのNICを仮想NICに再接続します。なお、活性交換で運用パスを変更している場合、必要に応じて運用パスの切戻しを行ってください。
# /opt/FJSVrvnet/bin/rvnetadm connect -n fjvnet0 -i net1 # /opt/FJSVrvnet/bin/rvnetadm connect -n fjvnet1 -i net3
参照
rvnetadmコマンドの詳細は、“A.1 rvnetadmコマンド”を参照してください。