Solarisゾーン環境で仮想NICを削除する手順を、“3.2.2.1 排他的IPゾーンの場合”の構成を例に説明します。
排他的IPゾーンのIPインターフェースの削除
IPのインターフェースが残っている場合、rvnetadmコマンドで仮想NICを削除できないため、zloginコマンドで排他的IPゾーンにログインした後、ipadm delete-ipコマンドで仮想NIC上のIPのインターフェースを削除します。
例) 排他的IPゾーン“zone0”にログインし、仮想NIC“fjvnet0”に生成したIPのインターフェースを削除する場合
# zlogin zone0 ← zone0にログイン # ipadm delete-ip fjvnet0 ← fjvnet0上にあるIPインターフェースを削除
参照
ipadm(1M)コマンドの詳細は、Solarisのマニュアルを参照してください。
排他的IPゾーンの停止
排他的IPゾーンを停止してください。
参照
手順の詳細については、Solarisのマニュアルを参照してください。
排他的IPゾーンのネットワーク設定の削除
zonecfgコマンドで排他的IPゾーンへの仮想NICの割当てを解除します。
例) 排他的IPゾーン“zone0”に対して、仮想NIC“fjvnet0”の割当てを解除する場合
# zonecfg -z zone0 ← zone0のゾーン設定を開始します zonecfg:zone0> remove net physical=fjvnet0 ← 仮想NICインターフェースを指定します。 zonecfg:zone0> verify ← 整合性を確認します。 zonecfg:zone0> commit ← 設定した内容で登録します。 zonecfg:zone0> exit ← ゾーン設定終了
参照
zonecfg(1M)コマンドの詳細は、Solarisのマニュアルを参照してください。
ネットワーク監視機能の無効化
rvnetadm stop-observコマンドでネットワーク監視機能を無効にします。
# /opt/FJSVrvnet/bin/rvnetadm stop-observ
参照
rvnetadmコマンドの詳細は、“A.1 rvnetadmコマンド”を参照してください。
仮想NICの削除
rvnetadm deleteコマンドでグローバルゾーン上の仮想NICを削除します。
例) 仮想NIC“fjvnet0”を削除する場合
# /opt/FJSVrvnet/bin/rvnetadm delete -n fjvnet0
参照
rvnetadmコマンドの詳細は、“A.1 rvnetadmコマンド”を参照してください。
カーネルゾーン環境で仮想NICを削除する手順を、“3.2.2.2 カーネルゾーンの場合”の構成を例に説明します。
カーネルゾーンのIPインターフェースの削除
IPのインターフェースが残っている場合、rvnetadmコマンドで仮想NICを削除できないため、zloginコマンドでカーネルゾーンにログインした後、ipadm delete-ipコマンドで仮想NICに接続されたNIC net0のIPのインターフェースを削除します。
例) カーネルゾーン“zone0”にログインし、仮想NIC“fjvnet0”に接続されたNIC net0に生成したIPのインターフェースを削除する場合
# zlogin zone0 ← zone0にログイン # ipadm delete-ip net0 ← net0上にあるIPインターフェースを削除
参照
ipadm(1M)コマンドの詳細は、Solarisのマニュアルを参照してください。
カーネルゾーンの停止
カーネルゾーンを停止してください。
参照
手順の詳細については、Solarisのマニュアルを参照してください。
カーネルゾーンのネットワーク設定の削除
zonecfgコマンドでカーネルゾーンへの仮想NICの割当てを解除します。
例) カーネルゾーン“zone0”に対して、仮想NIC“fjvnet0”の割当てを解除する場合
# zonecfg -z zone0 ← zone0のゾーン設定を開始します zonecfg:zone0> remove net physical=fjvnet0 ← 仮想NICインターフェースを指定します。 zonecfg:zone0> verify ← 整合性を確認します。 zonecfg:zone0> commit ← 設定した内容で登録します。 zonecfg:zone0> exit ← ゾーン設定終了
参照
zonecfg(1M)コマンドの詳細は、Solarisのマニュアルを参照してください。
ネットワーク監視機能の無効化
rvnetadm stop-observコマンドでネットワーク監視機能を無効にします。
# /opt/FJSVrvnet/bin/rvnetadm stop-observ
参照
rvnetadmコマンドの詳細は、“A.1 rvnetadmコマンド”を参照してください。
仮想NICの削除
rvnetadm deleteコマンドでグローバルゾーン上の仮想NICを削除します。
例) 仮想NIC“fjvnet0”を削除する場合
# /opt/FJSVrvnet/bin/rvnetadm delete -n fjvnet0
参照
rvnetadmコマンドの詳細は、“A.1 rvnetadmコマンド”を参照してください。