高速切替方式のすべての物理インタフェース、NIC切替方式のプライマリ物理インタフェースのIPアドレスを、“E.1 複製先システムのネットワーク設計”において事前に決めておいたIPアドレスに変更します。
IPアドレス、ネットマスクを複製先の環境に合わせて修正してください。
以下は、Solaris 11にて、【設計例1:高速切替方式 - シングルシステム】で net0の設定を変更する場合の例です。
ipadm(1M)コマンドを用いて使用するインタフェースと上記で定義したホスト名で設定を行います。
# /usr/sbin/ipadm delete-ip net0 # /usr/sbin/ipadm create-ip net0 # /usr/sbin/ipadm create-addr -T static -a host11/24 net0/v4 |
/etc/inet/netmasksファイルのサブネットマスク定義を変更します。サブネットマスク定義はファイルで行うため、仮想インタフェースのサブネットマスク定義も同時に行います。
[変更前]
192.168.70.0 255.255.255.0 192.168.71.0 255.255.255.0 192.168.80.0 255.255.255.0 |
[変更後]
192.168.170.0 255.255.255.0 192.168.171.0 255.255.255.0 192.168.180.0 255.255.255.0 |