UNIX系プログラムの分散開発を実施する場合、プロジェクトに、以下に示す設定が必要となります。
プロパティ
プロジェクトのプロパティに分散開発情報を設定することにより、そのプロジェクトで分散開発を行うための、以下の機能が使用できるようになります。
プログラム資源の送受信
ターゲットビルド
ビルド制御文生成
分散開発情報を設定するには、あらかじめサーバ連携情報を設定しておく必要があります。[参照]“2.3.2.1 サーバ連携情報の設定”
COBOLプロジェクトマネージャを起動して、〔ファイル〕メニューから“プロジェクトを開く”を選択して、プロジェクトを開きます。
〔ファイル〕メニューから“プロパティ”を選択します。〔プロパティ〕ダイアログが表示されます。
〔分散開発〕ページで以下の情報を設定します。
分散開発時のターゲットの種別を選択します。
Windowsシステムをターゲットとしたプロジェクトとなります。
Solaris 32bit版 NetCOBOLをターゲットとしたプロジェクトとなります。
Linux 32bit版 NetCOBOLをターゲットとしたプロジェクトとなります。
Linux(Itanium) 64bit版 NetCOBOLをターゲットとしたプロジェクトとなります。
グローバルサーバをターゲットとしたプロジェクトとなります。
分散開発でターゲットとなるサーバのホスト名を選択します。
〔サーバ連携情報〕ダイアログで指定したホスト名の一覧が表示されます。
サーバ上の起点となるディレクトリをフルパス名で指定します。
ファイルの送信/受信、ビルド制御文生成、ターゲットビルドはこのディレクトリをサーバのカレントディレクトリとして処理します。
サーバの〔ディレクトリの参照〕ダイアログが表示されます。
ファイルの編集を終了または編集中のファイルを格納したときに、編集したファイルをサーバへ自動的に送信するか否かの情報を設定します。
チェックボックスをチェックすると、ファイルの編集を終了または編集中のファイルを格納したときに、編集したファイルをサーバへ自動的に送信します。
ターゲットでSolaris、Linux(32ビット)またはLinux(64ビット)が選択されている場合に有効となります。
送信の対象となるファイルは、〔送信〕ダイアログで送信対象として指示されているファイルであり、かつ、COBOLソース、登録集、インクルード、メイクファイル、画面帳票定義体ファイルです。
エディタのカスタマイズでCOBOLエディタ以外のエディタが定義されている場合は、画面帳票定義体ファイル以外のファイルは、この機能が有効となりません。
チェックボックスをチェックすると、サーバへファイルを送信する前に、送信するか否かを確認するメッセージが表示されます。
〔プロパティ〕ダイアログの〔OK〕ボタンをクリックします。