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NetCOBOL V12.0 ユーザーズガイド(UNIX分散開発編)
FUJITSU Software

3.2.2 分散開発固有の設定

UNIX系プログラムの分散開発を実施する場合、プロジェクトに、以下に示す設定が必要となります。

3.2.2.1 プロパティ

プロジェクトのプロパティに分散開発情報を設定することにより、そのプロジェクトで分散開発を行うための、以下の機能が使用できるようになります。

分散開発情報を設定するには、あらかじめサーバ連携情報を設定しておく必要があります。[参照]“2.3.2.1 サーバ連携情報の設定

  1. COBOLプロジェクトマネージャを起動して、〔ファイル〕メニューから“プロジェクトを開く”を選択して、プロジェクトを開きます。

  2. 〔ファイル〕メニューから“プロパティ”を選択します。〔プロパティ〕ダイアログが表示されます。

    図3.12 サーバ連携情報ダイアログ

  3. 〔分散開発〕ページで以下の情報を設定します。

    ターゲット

    分散開発時のターゲットの種別を選択します。

    なし

    Windowsシステムをターゲットとしたプロジェクトとなります。

    Solaris

    Solaris 32bit版 NetCOBOLをターゲットとしたプロジェクトとなります。

    Linux(32ビット)

    Linux 32bit版 NetCOBOLをターゲットとしたプロジェクトとなります。

    Linux(64ビット)

    Linux(Itanium) 64bit版 NetCOBOLをターゲットとしたプロジェクトとなります。

    グローバルサーバ

    グローバルサーバをターゲットとしたプロジェクトとなります。

    ホスト名

    分散開発でターゲットとなるサーバのホスト名を選択します。

    〔サーバ連携情報〕ダイアログで指定したホスト名の一覧が表示されます。

    サーバディレクトリ

    サーバ上の起点となるディレクトリをフルパス名で指定します。

    ファイルの送信/受信、ビルド制御文生成、ターゲットビルドはこのディレクトリをサーバのカレントディレクトリとして処理します。

    参照

    サーバの〔ディレクトリの参照〕ダイアログが表示されます。

    ファイル編集終了時のサーバへの送信

    ファイルの編集を終了または編集中のファイルを格納したときに、編集したファイルをサーバへ自動的に送信するか否かの情報を設定します。

    送信する

    チェックボックスをチェックすると、ファイルの編集を終了または編集中のファイルを格納したときに、編集したファイルをサーバへ自動的に送信します。

    ターゲットでSolaris、Linux(32ビット)またはLinux(64ビット)が選択されている場合に有効となります。

    送信の対象となるファイルは、〔送信〕ダイアログで送信対象として指示されているファイルであり、かつ、COBOLソース、登録集、インクルード、メイクファイル、画面帳票定義体ファイルです。

    エディタのカスタマイズでCOBOLエディタ以外のエディタが定義されている場合は、画面帳票定義体ファイル以外のファイルは、この機能が有効となりません。

    確認メッセージを出力する

    チェックボックスをチェックすると、サーバへファイルを送信する前に、送信するか否かを確認するメッセージが表示されます。

  4. 〔プロパティ〕ダイアログの〔OK〕ボタンをクリックします。