■本書の目的
本書は、“Interstage Business Application Server チュートリアルガイド”です。
Interstage Business Application Serverが提供する同期アプリケーション連携実行基盤上で動作するアプリケーションの開発から実行までを、サンプルを使用して説明します。
各マニュアルを読む前、もしくは製品使用前に、製品の基本モデルのセットアップから、オンライン業務を開始するまでの基本的な手順を確認してください。
■前提知識
本書を読む場合、以下の知識が必要です。
使用するOSに関する基本的な知識
Javaに関する基本的な知識
COBOLに関する基本的な知識
NetCOBOLに関する基本的な知識
Symfoware Serverに関する基本的な知識
Interstage Application Serverに関する基本的な知識
Interstage Studioに関する以下の知識
Webアプリケーション開発
COBOLアプリケーション開発
■本書の構成
本書は、次のように構成されています。
第1章 概要
本書で使用するサンプル業務アプリケーションのモデル、および構成について説明します。
第2章 前提
本書で使用するサンプル業務アプリケーションを動作させるための前提について説明します。
第3章 サンプルアプリケーションを動かしてみる
IBASによるシステム構築方法の理解を支援するための、サンプルアプリケーションの使用法について説明します。
第4章 アプリケーションの開発
サーバアプリケーション、およびクライアントアプリケーションの開発環境での開発について説明します。
第5章 テスト環境の構築
開発したサンプル業務アプリケーションを同期アプリケーション連携実行基盤上で動作させるためのテスト環境の構築について説明します。
第6章 アプリケーションのテスト
開発したサーバアプリケーションを同期アプリケーション連携実行基盤に配備した上でテストを行う方法について説明します。
第7章 運用環境の構築
サンプル業務アプリケーションを運用するための運用環境の構築について説明します。
第8章 アプリケーションの実行
配備したアプリケーションの実行について説明します。
付録A 環境の変更
業務の環境を変更する場合の変更手順について説明します。
■注意事項
◆例について
本書で記述している例は、読者の理解を深めることが目的であり、読者の理解に寄与する範囲だけに限定していることがあります。
したがって、例で指定しているパラメタの値や、出力結果の例が完全にそのまま実運用で使用できるわけではありません。実際の運用環境、および目的に合った値に読み替えてご使用ください。
◆初期値について
設定値の後ろに“(初期値)”という記述がある場合、該当する項目の値は、初期値のままで次の操作に進めてください。
例
項目 | 設定値 |
---|---|
ポート番号 | 12000(初期値) |
■輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
■著作権
Copyright 2017 FUJITSU LIMITED
2017年7月 第1版 |