このたびは、『Kシリーズ端末エミュレータ FAXサポート V7.2』(以降、K端末FAXサポート、またはKFAXEMUと略します)をお買い上げいただきありがとうございます。
K端末FAXサポートは、以下のOSのもとで動作する『Kシリーズ端末エミュレータ V7.2』(以降、K端末エミュレータと略します)の配下で、電話回線に接続されているファクシミリ装置(以降、FAX装置と略します)を、K150/K1500/K1500α/FMG/FMGα/FMGαIIなど(以降、FMGシリーズと略します) に接続されるレーザビームプリンタと同様の装置として使用するためのソフトウェアです。
ASPホストの「FAX-Link」で指定したデータを、PC端末のモデムを使用してFAX装置に出力することができ、FAXログ機能、ホスト側での送達確認/エラーリトライ機能等も装備しています。
K端末FAXサポートは、以下のOSの32bit版をサポートします(WOW64では動作しません)。
Windows(R) 10 Home
Windows(R) 10 Pro
Windows(R) 7 Home Premium
Windows(R) 7 Professional
本書の目的
本書は、K端末FAXサポートの使用方法を記述したものです。ご使用に際しては、次のマニュアルをあわせてお読みください。
『Kシリーズ端末エミュレータ FAXサポート V7.2L10 ソフトウェア説明書』
『Kシリーズ端末エミュレータ V7.2 使用手引書』
『Kシリーズ端末エミュレータ V7.2 ソフトウェア説明書』
本書の読者
本書は、以下の読者を対象に書かれています。
ASP「FAX-Link」によるFAX送信運用に携わる方
K端末FAXサポートの動作環境の設定/調査に携わる方
輸出管理規制について
本ドキュメントを輸出または第三者へ提供する場合は、お客様が居住する国および米国輸出管理関連法規等の規制をご確認のうえ、必要な手続きをおとりください。
登録商標および画面写真について
Microsoft、Windows、Windows Vistaは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Microsoft Corporationのガイドラインに従って画面写真を使用しています。
出版年月および版数
出版年月および版数 | マニュアルコード |
---|---|
2017年6月 初版 | B1FW-6031-01Z0(00)/B1FW-6031-01Z2(00) |
著作権表示
Copyright FUJITSU LIMITED 2017
マニュアル名称
マニュアル中で、自身を参照する場合は「本書」と記述します。
また、本製品のマニュアル名称を記述する場合、マニュアル名の先頭の「FUJITSU Software Kシリーズ端末エミュレータFAXサポート V7.2L10」を省略し、「使用手引書」と記述します。
ソフトウェアの名称
本書では、以下のようにソフトウェアの名称を略記します。
Windows(R) 10 Home、およびWindows(R) 10 ProをWindows(R) 10と略記します。
Windows(R) 7 Home Premium、およびWindows(R) 7 ProfessionalをWindows(R) 7と略記します。
Windows(R) 10とWindows(R) 7を総称してWindows(R)と略記します。
ドライブの説明
本書の各説明は、ドライブCにWindows(R)がインストール済で、ドライブCの\Program Files\Fujitsu\KWSEMUにK端末エミュレータがインストール済である状態を前提にしています。
ウィンドウ画面図について
本書の図は、Windows(R) 10のウィンドウ画面を使用して説明しています。
本製品の「ソフトウェア説明書」は、"READMEF.TXT"というファイル名で、本製品のCDに格納されています。
重要
「ソフトウェア説明書」には、製品の取り扱い、ご使用に際して特に注意すべき事項、参考となる情報などを掲載しています。
ご使用の前には必ずお読みください。
本書の構成と内容は以下のとおりです。
K端末FAXサポートでどんなことができるのか、概要を説明します。
K端末FAXサポートのインストール方法やセットアップ方法について説明します。
K端末FAXサポートの起動、終了方法や使用するうえでの設定方法を説明します。
K端末FAXサポートのFAXログについて説明します。
電話番号指定文字列を利用した拡張機能について説明します。
Kシリーズ端末エミュレータ FAXサポート V7.1との機能差については『ソフトウェア説明書』でご確認ください。
主な変更点
四隅L型マーク抑止
FAXへ送信するイメージデータの四隅にマークを付加しない(印刷しない)設定を追加しました。
K端末FAXサポートのデフォルト設定の変更方法は、「3.3.4 保守の設定」を、また、宛先毎に強制指定する方法は「第5章 電話番号拡張機能(KFAX特殊文字)」をご覧ください。
なお、マークの仕様については「D.4 印刷方向/縮小動作」を参考にしてください。