NAS 装置をメンテナンスする必要がある場合、クラスタサービスを停止することを推奨します。ここでは、RMSを起動した状態でのNAS 装置のメンテナンスを行う場合について説明します。
RMSを起動した状態でのNAS 装置のメンテナンスを行う手順
NAS 装置のメンテナンス時の手順を以下に示します。
userApplication の起動
NASリソースが含まれている userApplication が停止している場合は、起動してください。
保守モード移行/監視中断
userApplication を保守モードに移行してください。
NR1000F クラスタを PRIMECLUSTER から制御する機能を使用している場合、またはスケーラブル構成の場合は、次に hvnasdisable コマンドでNASリソースの監視を中断してください。
保守モード移行/監視中断の確認
保守モードへの移行や監視中断が正常に行われたことを確認してください。
(参考 “4.1 hvnasdisable - リソース監視の中断” - 注意)
NAS 装置のボリュームを使用しているアプリケーションの停止
NAS 装置のボリュームを使用しているアプリケーションがある場合は、手動で停止してください。
NAS 装置のメンテナンス
NAS 装置の設定変更などの操作を行ってください。
NAS 装置の起動
メンテナンス完了後、NAS 装置を起動してください。
次の手順へ進む前に、"2.4 NAS 装置の設定"を参照して、NAS 装置へのアクセスが可能なことを確認してください。
NAS 装置のボリュームを使用しているアプリケーションの起動
NAS 装置のボリュームを使用しているアプリケーションを停止した場合は、手動で起動してください。
監視再開/保守モード解除
NR1000F クラスタを PRIMECLUSTER から制御する機能を使用している場合、またはスケーラブル構成の場合は、hvnasenable コマンドで NASリソースの監視を再開してください。次に userApplication の保守モードを解除してください。
監視再開/保守モード解除の確認
監視再開や保守モードの解除が正常に行われたことを確認してください。
(参考 “4.2 hvnasenable - リソース監視の再開” - 注意)
注意
"保守モード/監視中断"の手順を行った後、RemoteFileSystems リソースの手動アンマウントおよび手動マウントは行わないでください。