業務管理者が、管理を担当するサブシステムに対して操作できるコマンドは、以下になります。
操作 | コマンド |
---|---|
ジョブスケジューラデーモンの起動 | S99JOBSCH |
ジョブスケジューラデーモンの停止 | K00JOBSCH |
ジョブ実行制御デーモンの起動 | S99MJS |
ジョブ実行制御デーモンの停止 | K00MJS |
サブシステムのバックアップ | mpbkosys |
サブシステムのリストア | mprsosys |
上記コマンドを実行するには、事前に、業務管理者に対して各コマンドの実行権を設定しておく必要があります。以下の手順で設定します。
コマンドの実行権を設定するサーバに、システム管理者でログインします。
visudoコマンドを実行し、設定ファイルを開きます。
visudoコマンドの詳細については、OSのマニュアルを参照してください。
# visudo |
設定ファイルを編集します。
以下は、業務管理者“user1”に、サブシステム0に対する操作の実行権を付与する場合の例になります。
user1 ALL=/bin/sh /opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/S99JOBSCH -sys 0 user1 ALL=/bin/sh /opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/K00JOBSCH -sys 0 user1 ALL=/bin/sh /etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS -sys 0 user1 ALL=/bin/sh /etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS -sys 0 user1 ALL=/opt/systemwalker/bin/mpbkosys * -sys 0 user1 ALL=/opt/systemwalker/bin/mprsosys * |
設定ファイルを保存します。設定内容は、保存した時点で有効になります。
注意
コマンド実行権の設定後、業務管理者がコマンドを実行する時にはパスワードの入力を要求されます。パスワードの入力を要求される間隔については、OSの設定により変わります。
業務管理者の実行権を解除する場合には、以下の手順で解除します。
コマンドの実行権を設定していたサーバに、システム管理者でログインします。
visudoコマンドを実行し、設定ファイルを開きます。
visudoコマンドの詳細については、OSのマニュアルを参照してください。
# visudo |
設定ファイルから、実行権を設定している行を削除します。
以下は、業務管理者“user1”に、サブシステム0に対する操作の実行権を付与していた場合の例になります。以下を、すべて削除します。
user1 ALL=/bin/sh /opt/FJSVJOBSC/etc/rc3.d/S99JOBSCH -sys 0 user1 ALL=/bin/sh /opt/FJSVJOBSC/etc/rc0.d/K00JOBSCH -sys 0 user1 ALL=/bin/sh /etc/opt/FJSVMJS/etc/rc3.d/S99MJS -sys 0 user1 ALL=/bin/sh /etc/opt/FJSVMJS/etc/rc0.d/K00MJS -sys 0 user1 ALL=/opt/systemwalker/bin/mpbkosys * -sys 0 user1 ALL=/opt/systemwalker/bin/mprsosys * |
設定ファイルを保存します。設定内容は、保存した時点で有効になります。