コマンドライブラリでは、以下のクラスを提供します。
項番 クラス名称 |
クラス名
Swrba_Command
メソッド一覧
メソッド | 意味 |
String run(String hostname, String username, String password, String exec_username, String exec_password, String commandline) | 指定したホストでコマンドを実行します。 コマンドの実行に成功した場合、"Success"を返します。 コマンドの実行に失敗した場合、例外を返します。 |
Integer return_code() | コマンドを実行した結果の復帰値を返します。 Rubyスクリプト内の処理で内部エラーが生じた場合は159~240を返します。 |
String stdout() | コマンドを実行した結果の標準出力を返します。 |
String stderr() | コマンドを実行した結果の標準エラー出力を返します。 |
入力情報
hostname ホスト名もしくはIPアドレスを指定します。
commandline コマンド名および引数を指定します。
username コマンドを実行するホストへSSHを利用して接続するユーザー名を指定します。
ファイル転送基盤を利用して接続する場合は、接続ユーザー名は以下のようになり 変更できません。このため、ユーザー名を指定しても無効になります。 ・業務サーバがWindowsの場合: システムユーザー
・業務サーバがLinux、Solarisの場合: root password コマンドを実行するホストへSSHを利用して接続するユーザーのパスワードを指定します。
ファイル転送基盤を利用して接続する場合は、パスワードを指定しても無効になります。
exec_username 実行ユーザー名を指定します。
hostnameに指定したホストがWindowsで、ファイル転送基盤を利用して接続する場合は、 システムユーザーで実行します。このため、ユーザー名を指定しても無効になります。 exec_password 本ライブラリではexec_passwordの値を使用しません。 exec_passwordの値を指定した場合、無効となります。
注意事項
本ライブラリは、hostnameに管理サーバ以外の情報を入力した場合、ファイル転送基盤またはSSHを利用して動作を実現しています。少なくともどちらか片方では通信可能となるように設定してください。各通信方法の注意事項については、“3.17 各通信方法の注意事項”を参照してください。
注1) hostnameに管理サーバの情報を入力した場合、SSHを利用せず、管理サーバ内でのコマンド実行となるため、コマンドの仕様に従って指定してください。
接続ユーザーと実行ユーザーが異なる場合、“3.17.7 接続ユーザーと実行ユーザーが異なる場合の注意事項”を参照してください。
各入力情報には、半角カナ文字および以下の記号は使用しないでください。半角カナ文字および以下の記号を使用すると、メソッドの実行に失敗する場合があります。
“~”、“£”、“―”、“∥”、“¢”、“¬”、“ ̄”、“¥”、“〃”
業務サーバにRBAエージェントが未導入の場合は、commandlineに日本語を指定すると操作結果は保証されません。日本語を指定する場合は、業務サーバにRBAエージェントを導入してください。
復帰値について、Systemwalker Runbook Automationでは、159~240までの値を設定しています。159~240以外の復帰値、および159~240内でも未使用の復帰値は、Systemwalker Runbook Automationが設定した値ではなく、コマンドが出力した値です。コマンド自身を調査してください。
格納場所
Windows | <インストールパス>\SWRBAM\rbaope\bin\parts\lib\ standard\swrba_command.rb |
Linux | /opt/FJSVswrbam/rbaope//bin/parts/lib/standard/swrba_command.rb |