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ServerView Resource Orchestrator V3.2.0 メッセージ集
FUJITSU Software

4.1.3 615XX系

ここでは、615XX系のメッセージについて説明します。

61501

FJSVrcx:ERROR:61501:the cloning process terminated abnormally. product=_SET_PUBLICIP(Resource Coordinator), target=obj, event=event, action=action

【Virtual Edition】

意味

「操作ガイド VE」の「17.6 クローニングイメージに定義できるネットワークパラメーター自動設定機能」で設定された処理でエラーが発生しました。

objには、操作対象の管理対象サーバが表示されます。
eventには、以下のどれかが表示されます。

  • PRE_TGTSVR_IMAGE_CREATE

    クローニングイメージ採取前の処理でエラー復帰しました。

  • POST_TGTSVR_IMAGE_CREATE

    クローニングイメージ採取後の処理でエラー復帰しました。

  • POST_TGTSVR_IMAGE_INSTALL

    クローニングイメージ配付後の処理でエラー復帰しました。

actionには、以下のどちらかが表示されます。

【Windows】
インストールフォルダー\Agent\bin\rcxadm

【Linux】
/opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm

対処

ネットワークパラメーター自動設定機能の処理結果は、以下のファイルに出力されます。
ファイルに出力されたエラーメッセージを確認し、そのエラーメッセージの対処を行ってください。

【Windows】
インストールフォルダー\Agent\var\log\error_lan.log

【Linux】
/var/opt/FJSVnrmp/logs/error_lan.log

ファイルについては、「操作ガイド VE」の「17.6.2 保守」を参照してください。

エラーの原因を取り除いたあと、以下の方法で再操作してください。

再操作方法
  • クローニングイメージ採取前でエラーになった場合

    クローニングイメージの再採取を行ってください。

  • クローニングイメージ採取後でエラーになった場合

    採取されたクローニングイメージを削除し、クローニングイメージの再採取を行ってください。

  • クローニングイメージ配付後でエラーになった場合

    クローニングイメージの採取元と配付先が同じ管理対象サーバの場合
    クローニングイメージの再配付を行ってください。
    ネットワークパラメーター自動設定機能の定義ファイルを修正する場合、クローニングイメージ配付前に採取したシステムイメージをリストアし、修正を行ってください。
    採取元のネットワークパラメーター自動設定機能の定義ファイルを修正した場合、修正前に採取したクローニングイメージを削除し、クローニングイメージを再採取後、再配付を行ってください。

    クローニングイメージの採取元と配付先が異なる管理対象サーバの場合
    エラーの原因を取り除いたあと、クローニングイメージの再配付を行ってください。
    採取元のネットワークパラメーター自動設定機能の定義ファイルを修正した場合、修正前に採取したクローニングイメージを削除し、クローニングイメージを再採取後、再配付を行ってください。


61502

FJSVrcx:ERROR:61502:timeout occurred while executing the cloning process. product=_SET_PUBLICIP(Resource Coordinator), target=obj, event=event, action=action

【Virtual Edition】

意味

「操作ガイド VE」の「17.6 クローニングイメージに定義できるネットワークパラメーター自動設定機能」で登録したネットワークパラメーター自動設定機能の処理でタイムアウトエラーが発生しました。

objには、操作対象の管理対象サーバが表示されます。
eventには、以下のどれかが表示されます。

  • PRE_TGTSVR_IMAGE_CREATE

    クローニングイメージ採取前の処理でエラー復帰しました。

  • POST_TGTSVR_IMAGE_CREATE

    クローニングイメージ採取後の処理でエラー復帰しました。

  • POST_TGTSVR_IMAGE_INSTALL

    クローニングイメージ配付後の処理でエラー復帰しました。

actionには、以下のどちらかが表示されます。

【Windows】
インストールフォルダー\Agent\bin\rcxadm

【Linux】
/opt/FJSVrcxat/bin/rcxadm

対処

管理対象サーバの負荷状況を確認し、問題がない場合、「メッセージ番号 61501」の「再操作方法」で再操作してください。


61506

FJSVrcx:ERROR:61506:SOCKET_ERROR:PxeMtftp|PxeParser|PxeService:%1

意味

HBA address rename設定サービスPxeMtftp|PxeParser|PxeServiceのソケットエラーが発生しました。

%1には、以下のどれかが表示されます。

  1. PxeMtftp: Unable to bind to socket on port 69, Error=0x%x

  2. PxeParser: Socket Error while binding DHCP Socket: 0x%x, Port 67, IP=%u-%u-%u-%u

  3. PxeService: Initreg-Unable to bind send socket : WSAGetLastError = 0x%x

  4. PxeService: Unable to bind send socket : WSAGetLastError = 0x%x

  5. PxeService: Error 0x%x while binding Socket on Port=4011, IP=%u-%u-%u-%u

  6. PxeService: Error 0x%x while binding DHCP Socket on Port=67, IP=%u-%u-%u-%u

【Linux】
HBA address rename設定サービスPxeMtftpのメッセージは出力されません。

対処

netstat -naコマンドを実行して以下のポートがほかのプログラムによってすでに使用されていないか確認してください。ポートが使用されていない状態でHBA address rename設定サービスを再起動してください。

a.の場合

UDPポート69

b.の場合

IP Address %u-%u-%u-%u のポート67

c.の場合

IP Address 0.0.0.0 のポート68

d.の場合

IP Address 0.0.0.0 のポート68

e.の場合

IP Address %u-%u-%u-%u のポート4011

f.の場合

IP Address %u-%u-%u-%u のポート67

%1で表示された詳細メッセージが上記以外の場合、または上記の対処を行っても問題が解決しない場合は、該当するメッセージと調査資料を採取し、当社技術員に連絡してください。


61507

FJSVrcx:ERROR:61507:operation is already running.

意味

ほかのRORコンソールからLANスイッチ探索(ネットワークデバイス探索)を実行中のため、要求されたLANスイッチ探索(ネットワークデバイス探索)を実行できません。
LANスイッチ探索(ネットワークデバイス探索)は、同じマネージャー上で同時に1つだけ実行できます。

operationには、"LAN switch discovery"が表示されます。

対処

ほかのRORコンソールで実行しているLANスイッチ探索(ネットワークデバイス探索)が終了したあと、再操作してください。
実行中の操作の状況は、RORコンソールの進捗状況で確認できます。


61508

FJSVrcx:ERROR:61508:The file version (ExportVersion) is incompatible with the system version (ImportVersion).

【Cloud Edition】

意味

構成情報のエクスポートを実行したバージョンと、インポートを実行したバージョンが異なっています。

ExportVersionには、エクスポートを実行したバージョンが出力されます。インポート時に指定された構成情報にバージョン情報が存在しない場合、"unknown"が出力されます。

ImportVersionには、インポートを実行したバージョンが出力されます。

対処

エクスポートとインポートを実行するシステムのバージョンは、同じバージョンで行ってください。


61509

FJSVrcx:ERROR:61509:invalid format. detail=detail

【Cloud Edition】

意味

指定した値の書式が不正、または以下で指定したXMLの内容が不正です。

  • 構成情報のインポート

    detailは、"メッセージ:エラー箇所"の形式で詳細情報が出力されます。

    • メッセージが"invalid MIME type"の場合

      インポート時に指定された構成情報の形式がXML形式ではありません。

      エラー箇所には指定されたMIMEタイプが出力されます。

    • メッセージが"invalid XML tag"の場合

      インポート時に指定された構成情報のXMLタグ情報の書式が不正です。

      エラー箇所には書式が不正なXMLタグ名が出力されます。

    • メッセージが"invalid tag name"の場合

      インポート時に指定された構成情報に不正なリソース種別が存在します。

      エラー箇所には不正なリソース種別の一番上位のタグが出力されます。複数のタグ名が出力される場合、カンマ(",")区切りで出力されます。

    • メッセージが"lack of XML tag"の場合

      インポート時に指定された構成情報に必須のリソース種別の構成情報が不足しています。

      エラー箇所には不足しているリソース種別の一番上位のタグが出力されます。複数のタグ名が出力される場合、カンマ(",")区切りで出力されます。

    • メッセージが"lack of resource tag"の場合

      インポート時に指定された構成情報のリソース種別情報内に必須のリソース情報が不足しています。

      エラー箇所にはリソース種別の一番上位のタグと不足しているリソース名がカンマ(",")区切りで出力されます。

    • メッセージが"duplicate XML tag"の場合

      インポート時に指定された構成情報に同じリソース種別の一番上位のタグが複数存在します。インポートでは同じリソース種別を複数処理できません。

      エラー箇所にはリソース種別の一番上位のタグが出力されます。複数のタグ名が出力される場合、カンマ(",")区切りで出力されます。

  • ネットワーク構成情報のインポート

    detailは、"メッセージ:エラー箇所"の形式で詳細情報が出力されます。

    • メッセージが"invalid MIME type"の場合

      インポート時に指定されたネットワーク構成情報の形式がXML形式ではありません。

      エラー箇所には指定されたMIMEタイプが出力されます。

    • メッセージが"invalid XML tag"の場合

      インポート時に指定されたネットワーク構成情報のXMLタグ情報の書式が不正です。

      エラー箇所には書式が不正なXMLタグ名が出力されます。

    • メッセージが"duplicate XML tag"の場合

      インポート時に指定されたネットワーク構成情報に同じリソース種別の一番上位のタグが複数存在します。インポートでは同じリソース種別を複数処理できません。

      エラー箇所にはリソース種別の一番上位のタグが出力されます。複数のタグ名が出力される場合、カンマ(",")区切りで出力されます。

対処

  • 構成情報のインポートの場合

    当社技術員に連絡してください。

  • ネットワーク構成情報のインポートの場合

    detailに表示された内容を確認してエラーの原因を取り除いたあと、再操作してください。

    タグと値については、「リファレンスガイド (コマンド/XML編) CE」の「15.6.1 作成」を参照してください。