ここでは、V3.1.1/V3.1.1AとV3.1.0Aの非互換情報について説明します。
変更内容
L-Platformテンプレートの作成時、リソースが登録されていないリソースプールが、以下の項目の選択肢に表示されていました。
サーバのVMプールまたはサーバプール(予備サーバのプール)
サーバのシステムディスクのストレージプール
サーバのデータディスクのストレージプール
V3.1.1では、リソースが登録されていないリソースプールが、選択肢に表示されなくなりました。
対処方法
リソースプールにリソースを登録した後、L-Platformテンプレートを作成してください。
変更内容
CreateLPlatformを使用したL-Platformの配備では、テンプレート内でサーバ名が重複していた場合でも、テンプレートで指定された名前で配備していました。
また、配備後のL-Platform内でサーバ名が重複した場合、以下の不具合がありました。
イベントログに表示されたサーバの特定が困難
構成変更時にサーバ名の変更が必要
V3.1.1/V3.1.1Aでは、CreateLPlatformのサーバ名チェックの強化で、L-Platformテンプレート内でサーバ名が重複して指定されていた場合は、サーバ名の末尾に連番を付与して配備するようになりました。
対処方法
L-Platformテンプレートに設定されたサーバ名で配備する場合は、L-Platformテンプレート内で一意のサーバ名を指定してください。
変更内容
L-Platformテンプレートの新規作成、参照作成および編集時には、追加するサーバのNICは、イメージ情報の最大NIC数分割り当てられた状態で配置されていました。
V3.1.1では、追加するサーバのNICは、1個割り当てられた状態で配置されるようになりました。
対処方法
最大NIC数分割り当てるようにするには、サーバをクリックし、[NIC追加]ボタンをクリックしてNICを追加してください。
変更内容
システムディスクの課金情報の設定方法について、以下のとおり変更します。
システムディスクの単価は、仮想L-Serverまたは物理L-Serverの商品の単価に含めて設定します。
課金情報を設定する商品の種類(カテゴリー)に、システムディスク容量を追加します。
システムディスクの単価は、システムディスク容量の商品として設定します。
対処方法
新規インストールの場合、またはアップグレードインストールの手順でシステムディスクの課金を有効にした場合
システムディスク容量の商品に対して、システムディスクの課金情報を設定してください。
システムディスクの課金をしない場合は、システムディスク容量の商品の単価を0に設定するか、またはシステムディスク容量の商品を定義しないでください。
アップグレードインストールの手順でシステムディスクの課金を有効にしていない場合
非互換は発生しません。対処は不要です。
アップグレードインストールの手順については、「導入ガイド CE」の「C.2 マネージャー」を参照してください。
変更内容
利用料金詳細画面のサーバの識別情報の表示について、以下のとおり変更します。
利用料金詳細画面の仮想サーバまたは物理サーバの識別情報として、内部IDを表示します。
利用料金詳細画面の仮想サーバまたは物理サーバの識別情報として、L-Platform管理で指定したサーバ名を表示します。
対処方法
新規インストールの場合、またはアップグレードインストールの手順で利用料金詳細画面のサーバ名表示を有効にした場合
利用料金詳細画面では、サーバ名を参照して各サーバを判別してください。
アップグレードインストールの手順で利用料金詳細画面のサーバ名表示を有効にしていない場合
非互換は発生しません。対処は不要です。
アップグレードインストールの手順については、「導入ガイド CE」の「C.2 マネージャー」を参照してください。
変更内容
利用料金詳細画面のデータディスク容量の識別情報の表示について、以下のとおり変更します。
利用料金詳細画面のデータディスク容量の識別情報として、内部IDを表示します。
利用料金詳細画面のデータディスク容量の識別情報として、L-Platform管理で指定したディスク名を表示します。
対処方法
新規インストールの場合、またはアップグレードインストールの手順で利用料金詳細画面のディスク名表示を有効にした場合
利用料金詳細画面では、ディスク名を参照して各データディスク容量を判別してください。
アップグレードインストールの手順で利用料金詳細画面のディスク名表示を有効にしていない場合
非互換は発生しません。対処は不要です。
アップグレードインストールの手順については、「導入ガイド CE」の「C.2 マネージャー」を参照してください。
変更内容
以下の場合に出力されるメッセージを変更しました。
仮想スイッチの作成失敗時に出力されるメッセージ
仮想スイッチの作成失敗時に出力されるメッセ―ジ(FJSVrcx:ERROR:62700)のうち、エラーコード:500、1601を FJSVrcx:ERROR:62721として出力するように変更しました。
V3.1.0Aの場合
FJSVrcx:ERROR:62700:name:virtual switch creation failed on server server (500)
FJSVrcx:ERROR:62700:name:virtual switch creation failed on server server (1601)
V3.1.1/V3.1.1Aの場合
FJSVrcx:ERROR:62721:name:failed to create virtual switch with NIC (number) on server server, detail=detail
VM管理製品との通信エラーで出力されるエラーメッセ―ジ
VM管理製品との通信エラーで出力されるエラーメッセ―ジ(FJSVrcx:ERROR:69111)は仮想ストレージリソースごとにに定期的に出力されていましたが、VM管理製品ごとに1回だけ出力するように変更しました。
V3.1.0Aの場合
以下のメッセージを仮想ストレージリソースごとに定期的に出力
VM管理製品がVMware vCenter Serverの場合
FJSVrcx:ERROR:69111:communication error. target=VM管理製品のIPアドレス detail=VMware vCenter Server communication error(仮想ストレージリソース名)
VM管理製品がSystem Center Virtual Machine Managerの場合
FJSVrcx:ERROR:69111:communication error. target=VM管理製品のIPアドレス detail=System Center Virtual Machine Manager communication error(仮想ストレージリソース名)
VM管理製品がOracle VM Managerの場合
FJSVrcx:ERROR:69111:communication error. target=VM管理製品のIPアドレス detail=Oracle VM Manager communication error(仮想ストレージリソース名)
V3.1.1/V3.1.1Aの場合
以下のメッセージをVM管理製品ごとに1回だけ出力
VM管理製品がVMware vCenter Serverの場合
FJSVrcx:ERROR:69111:communication error. target=VM管理製品のIPアドレス detail=VMware vCenter Server communication error
VM管理製品がSystem Center Virtual Machine Managerの場合
FJSVrcx:ERROR:69111:communication error. target=VM管理製品のIPアドレス detail=System Center Virtual Machine Manager communication error
VM管理製品がOracle VM Managerの場合
FJSVrcx:ERROR:69111:communication error. target=VM管理製品のIPアドレス detail=Oracle VM Manager communication error
対処方法
外部製品を用いて、本製品のメッセージ(番号または本文)の監視を行っている場合、監視対象のメッセージの変更が必要です。
ユーザーが作成する運用ガイドに変更前のメッセージが記載されていた場合、運用ガイドを改版する必要があります。